2022/11/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミロリーさんが現れました。
ミロリー > 夜も更けて寒風が葉を揺らす木枯らしになる頃。
広場の片隅の街灯の下、眠そうな瞳でその明かりを見上げるローブの影が宵闇からするりと抜け出したように佇み。

「うっわ、気づいたら素寒貧だし。
どっかに良いカモいねーかな…」

ぶつくさと独り言ごちて気怠そうにベンチに腰を下ろし。
誰かの忘れ物と思わしき、そこにあった青色の壺を持ち上げて逆さにしてみるが、何が入っているという訳でもないらしい。
ち、と舌打ちひとつ。壺を足元に置きなおして気紛れにどこぞの聖歌を歌いかけ…
一節過ぎてからちょっと考え直して、高級娼婦との恋愛劇を題材にした歌を歌ってみる。
音だけ聴けば高音の非常に涼やかな声。
夜中に道端芸人本気でやるつもりも無いらしく、ベンチに足を投げ出しているあたりは只の暇潰し。

ミロリー > 一曲分歌いきって満足したのか、さて、と立ち上がり。
そこにあった壺を訝しむ表情で二度見してから、溜息ひとつ。元の場所へと戻して。

「教会とかまあ、野宿もできるし便利だよねー」

たまに妙な珍客が紛れ込んできたり、土地柄色々はあるけれど。
概ね平和には夜明かしできる。
他所の地の勝手知ったる場所で寝るつもりで適当にそれらしい場所を目指して歩き出し。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミロリーさんが去りました。