2022/10/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にメイメイさんが現れました。
■メイメイ > 平民地区の商店街。時間的に夕食の買い出しに来る人や酒場の仕込みで不足しているものを買いに来る人、学校帰りの学生や単に暇をつぶしている人など、色々な人が行きかう時間帯。
そんな中で異装の少女が街を歩いていた。
時々店をのぞいてみたり、時々食べ歩きが出来るものを買って食べ歩いてみたり。
色々楽しんでいる様子は見て取れるだろう。
そんな中で少し休憩、と決めたのか、両手に串焼きやお団子を手にベンチの上。
行き交う人を見やりながら、重めのおやつと楽しんでいた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフリージアさんが現れました。
■フリージア > 学院の帰り道。
いいかげん冷えてきたな~などと想いながら歩いていると、見覚えのある女の子を見かける。
愛くるしい動きや何より独特の衣装は見忘れるなんて無理なレベルで。
「あら、メイメイ?」
ベンチの上に腰掛けている所に声を掛けた。
腰を屈めて視線の高さを合わせて見つめる。
近づけば、相変わらずお花のようないい香り。
■メイメイ > 行きかう人を見ながらもぐもぐとしていれば、ふとかかる声。
己の名前を呼ぶ声に視線をむければ、見知った学院の友人の姿。
ごくんっ、と口の中にあった肉を飲み込んでから
「久しいな、フリージア。……たべるかぇ?」
とりあえず、両手を差し出した。
右手に串焼きが3串、左手にはみたらし団子が3串。
少なくとも、全部自分のとかいうつもりはないらしく、何本か受け取るのであれば別のそのまま上げるつもり。
ベンチは横長なので、隣に腰かけるのであればそれも断る理由などはない。
とはいえ、どうするかは彼女次第と言った感じで。
■フリージア > 前回は優雅にお茶をしてた気がするけど。
よく見ると手に串がいっぱいなんだけど。
う~~ん、今日は良く食べる日なのかな。
「そうねえ…。」
みたらし団子に串焼き…食べ合わせは大丈夫なのだろう。
などと余計なことを考えてしまいつつ。
「せっかくだし、この串焼きを一本貰うわね。
ありがとメイメイ。」
アタシは隣に腰掛け、受け取った串焼きをじっと見つめる。
良い匂いはするんだけど。」
「ねえ、これって何の肉なの?」
■メイメイ > フリージアが一本手にすれば、笑顔で頷く。
そして、次はどれにしようかと考えている時にかかる声。
「そうじゃの……」
注文した時に、別々の種類の肉を3本買った。
そして、どれだどれだかよくわからなくなったのも事実。
少し考えてから、残った串焼きの一番上だけ順番に口に運べば、
頼んだ中になかった味がフリージアの取った串という事になる。
「……ほれは、うし、じゃ」
直ぐに飲み込むことはできなかったものの、返事を早めに返そうと口の中にモノが入った状態での返事。
あまり行儀は良くない。
口の中にはそれぞれ豚と羊が入ってきたので、残ったのは牛、と言うわけで。
もう少しもぐもぐしてから飲み込めば
「色んな肉を串焼きにして売っている店があるのじゃ。
色々あるからつい一本ずつとか言って買ってしまっての。
食べてみないとなんだかわからなくなることも多いのじゃ。」
ただ、店はいい肉を使っているらしく、美味いぞ、と笑顔で付け加えることも忘れずに。
■フリージア > 「牛か~。
良かったわ。」
わざわざ何の肉か確かめる為に急いで食べている様子に笑みが浮かぶ。
ついでに言うと、他の串は豚と羊だったみたい。
早速食べてみる。 いいわね、凄く美味しい。
ちなみにアタシは行儀をそれほど気にする性質ではないので食べながら喋られても問題ない。
「この辺りは学生が通るからお店の方も出しやすいでしょうね。
学校帰りに買い食いするのも面白いわよね。
アタシが貰った牛肉もおいしいわ。
それにしても久しぶりに見たけど、元気にしてたの?」
相変わらず笑顔が可愛い。
おまけに親しみやすい子なので居るだけで気が楽になるわね。
■メイメイ > 「何件か、雑肉の店も見つけたのじゃが、人の子はあまり好まぬじゃろ?
……それに、雑肉よりは癖のない家畜肉の方が美味いしの。」
雑肉、と表現した肉が何かは詳しく説明はしないらしい。
羊をして癖がない、と言う時点で推して知るべしだが。
「そうじゃの。明らかに学生狙いの店も多かったぞ。
今日は昼を少なめにしてしまったから、つい食いでがあるものに行ってしまったが。」
どうやら今日は腹ペコ龍だった模様。
家畜肉と団子で収まったのならばそれは僥倖だったのかもしれない。
「ん?……わらわは相変わらずじゃ。
特に体調も崩しておらず、普通に学生とやらをしとったぞ。
普通にしていたから、大して目立ってなかったかもしれんがの」
フリージアの質問に笑顔で答える。
学院ならば制服を着ているし、大人しくしていればそこまで目立たないのもあるだろう。
流石に外では格好を変えるのでこうしてすぐ見つかるのだが。
「フリージアは、如何しておったのじゃ?」
こくり首をかしげて同様に問いを。
■フリージア > 「あ~~~~~~、その配慮は本当に助かるわ。
メイメイって帝国の人だからアタシが驚くようなのくれるかと一瞬思っちゃったもの。」
向こうも同じことを考えてくれていたみたいなので、思わず吐露しちゃう。
具体的な名前は出さないけど、アレとかコレとかソレとか幾らでもあるものね。
「なるほどね。
でも串焼きと団子だけで足りるの?
アタシならがっつりご飯とか肉料理とかいっちゃうけど。」
腹ペコの割にはつつましいような。
アタシが食いすぎなのかしら。
「そうだったんだ。
メイメイは可愛いから居たら何してても目立つと思うんだけど。」
突飛なイメージはあまりないけど、笑うだけでとっても可愛らしい。
言い寄ってくる子もかなりのもんだよねと、何気に顔を眺めて。
「アタシも普通かな~。
と言ってもアタシの場合冒険者の合間の学校だから毎日来れてるわけじゃないんだけど。
こうやって同級生とじっくり話すのも割と久しぶりかもね。」
うん、今とっても学生をしているわ。
■メイメイ > 「ちなみに…………の四か所には近づかない事をお勧めするぞ。
特に、……のものは、帝国でも食わぬ。
わらわは龍ゆえに食したことはあるし、アレはアレで美味いが、人の子には勧めぬよ。」
喧噪の中故に、場所の詳細だけはフリージアにしか聞こえない程度の声で伝えておいた。
涼し気な顔で言っているものの、特に最後のものは……想像するだに恐ろしいものなのかもしれない。
そうしていれば、足りるのか、と向けてくるフリージアの問い。
普通に不思議そうに眼を瞬かせてから。
「……当然、夕餉は別じゃぞ?あくまで、夕餉までのつなぎじゃ。」
あくまでこれはおやつだと主張した。
晩御飯は別で食べる気らしい。
「学院は普通に可愛らしい子が多かろう?静かに穏やかに授業を受けていれば、意外と目立たぬものよ。」
穏やかにそう告げていたが、顔を見られているな、と感じれば、視線あわせて小さく首をかしげて見せる。
そしてフリージアの近況を耳にすれば、なるほど、と頷いて。
「忙しくしている学友も多いと聞くのぅ。フリージアもその口か。
とて、手に職を持っているのは良い事じゃと思うぞ。」
■フリージア > 「知ってる知ってる。あの四か所でしょ。
看板、店の前の雰囲気、どれも独特じゃない。
でもあれはあれで人気みたいだし。
アタシも本当は冒険者してる以上食べられた方がいいんだけどね。」
わざわざ声を潜めて伝えてくれるなんて、デリカシーのある竜だ。
それにしても、やっぱり竜は食べられる範囲が広い様子。
「そうなんだ。
ちなみに夕飯は何を食べるか決めてるの?」
間食にしては量が凄い事になってる気がするけど、口には出さなかった。
食べても食べても体型変わらない人っているものね。
メイメイもきっとそのタイプなのだろう。 そもそも竜だし。
「確かに可愛い子も多いよね。
顔で採用してるのかなって思うくらい。
アタシは可愛い子が見れるからいいんだけど。」
首を傾げられたので、笑って誤魔化した。
「どうかしらね。
食い扶持があるのは良い事だけど、メイメイみたいな可愛い子を見れなくなるからね。
そういう意味では、今日は運がいいけど。」
肉を食べ終えてから、もう少しだけメイメイに近寄ってみたり。
この子は良い香りがするんだよね。
■メイメイ > 「……他の三つは帝国では普通に食べる。だから冒険者なれば普通に食べられた方が良いものではあるがのぅ。
…………のものは、豚鬼(オーク)じゃぞ?
確かに安いが、冒険者でもまず喰わぬのではないか?」
どうしても最後の部分だけ承服しにくい部分だったのか、ついもっと小声で肉の正体を伝えてみた。
それでも食べると言うのならば、冒険者は自分と同じくらい色々食べるんだろうと情報をアップデートする予定。
「そうじゃのぅ……あまり決めていなかったが、つなぎで肉を食ってしまったからの。
魚あたりが良いかと思っておる。」
話をしていてどうしようか整理ができてきた様子。
どうやら晩御飯は魚にすることに決めたらしい。
会話しているなかでも巧みに手と口は動いていたようで、あれだけあった串は全てただの串だけに。
「そうじゃの。顔で採用しているとしてもそれは疑わんよ。
それに、顔が良いと言うだけで役に立つ職業と言うものもあるからの。
……学院を卒業してそういうものになるかは知らぬが。」
踊り子や遊女、側女に妃といろいろ思い浮かんだが、学院のカリキュラムではないと思う。
故に、あまり詳しくは口にしないことにした。
そして首をかしげて伺ってみれば、帰ってきたのは笑顔のみ。
そして、続く言葉には鈴のなるような笑い声をこぼしてから
「フリージアも口がうまいの。
とて、学友にそう言ってもらえるものは嬉しいものじゃ。」
そんな返事を返していたが、ちょっと近寄ってくる様子のフリージア。
先程の笑顔と今の様子から、ほんの少しだけ考えてから、ひょいっと足と足が触れ合うほどのすぐ隣までこちらから近寄った。
ふわり漂う梅と桃。
甘い花弁の香りにも似たそれをフリージアに届けつつ。
「わらわの香りが気に入ったかぇ?
ならば、暫し堪能するがよかろ。」
身長差を考えれば、より強く届けるために、フリージアの肩にこつん、と頭を乗せてみた。
■フリージア > 「オークでしょ?
冒険者の中では普通に食べるそうよ。
言っても硬かったりして割と食べづらいみたいだけどね。
あとはスライムとか他にも色々食べた話は聞くわ。」
冒険者の同業の間で食べた話を色々と口にする。
中にはこの場では言い辛いものもあったり。
食い詰めてくると何でも食べれるものだとメイメイには知ってもらおう。
「なるほどね。
魚はやっぱり生?」
刺身とか寿司とか、この辺りでもすっかりおなじみになってきた料理が頭に浮かぶ。
あ、焼いたり煮たりも良いわよね。
それとお互い手に持っていた分は食べつくしていた。
団子はおいしかったのかしら。
「まあ、顔が良いとどんな職でも就職しやすくなるって聞くからね。
アタシが雇い主だったらやっぱりメイメイみたいな子を一番に雇っちゃうし。」
なんだか夜の職業を考えてそうだけど、それ以外でも見た目が良いに越したことはない。
あ、でも妾や妃はありえなくもないわね。 偉い人の目に留まる可能性もあるんだし。
「そんなことないわよ。
仕事中ならともかく、今は本音よ。
メイメイって可愛いしいい香りするものね。」
お互いに少しずつ近寄り、身体が触れ合う。
アタシはメイメイの温もりを感じつつ、花の香りを味わって。
それだけじゃなく、女の子特有の甘い香りもしっかり堪能させてもらう。
「香りだけじゃなくて、メイメイそのものが気に入ってるわよ。」
メイメイの頭が肩に触れると、アタシは手を伸ばして顎に触れようと。
■メイメイ > 「ほぅ……ならばあの四店も試してみると良いのではないかの。
素材はともかくとして、加工と味付けは普通に美味いぞ。」
そして、色々食べると言う部分を耳にしたことで、冒険者=龍並みに悪食、と情報がアップデートされた。
「魚は場所と種類によるのぅ。
王都の辺りであれば、焼き物や煮物の方がわらわは好みじゃ。
生で魚を食べるなら、海の近くまで行きたいのぅ。」
素材の新鮮さにはこだわる様子。
そうすればそれだけ美味しいと言うのを知っているからと言うのもあって。
「とて、顔だけで選ばれると後で苦労するのではないかのぅ?
何もしなくてもよい職ならまだしも。」
仕事はやはり、腕を見て任される方が良いはずというごく一般的な結論になっている様子。
そして、続く言葉に笑顔だけの真意がこもっていると理解すれば、くすっと笑いをこぼしてから
「肉の脂と団子のたれで、色気も何もあったものではないぞ?」
悪戯気にそう口にして、顎に触れてくる指を避けずに受け入れれば、そっと目を閉じて顎を上げた。
親密な間柄がファーストキスをする時のようなそんな仕草。
表情に緊張がないことから、メイメイ自身は挨拶の延長のようなものかもしれないけれど。
■フリージア > 「いやいやいや、わざわざお金払って食べたいかって話よ。
さっきのはあくまで外で他に食べるものがあまりない時の話じゃない?
少なくともアタシはあまりそういうの食べてないわよ。」
食った事あるんかいって言葉が思わず喉から出かかっていた。
だいぶあっちこっち言ってそうだし、今度他にお勧めの店教えてもらおうかしら。
「やっぱり拘るわね。
一度港の方まで食べに行くのも良さそうね。」
食通らしい発言に思わず頷いちゃう。
「どうかしら。
やってくうちに覚えていくんじゃない?」
メイメイは腕前重視の選び方をするのかなと思い。
「応じてくれるのはいいんだけど、それ言っちゃう?」
まるでムードもデリカシーもない発言に顔の筋肉がひきつっちゃうも、
気にせず唇を重ねた。
確かに直前まで食べたものの味が唇に混じっちゃってるけど別に気にならない。
アタシは顎を掴んでいた手で、メイメイの手と握り合おうと。
メイメイが応じてくれれば、互いに握り合ったままキスを続けるだろう。
そのうち、どちらともなく舌を入れるかもしれない。
■メイメイ > 「どれも普通の家畜肉を食べるよりははるかに安い。
ならば、懐が寒い時に試してみるのは良いのではないかとおもうての。」
悪びれず、涼し気な表情のままで返した言葉。
どこか楽しげにしているのを見ると、からかってまではいないもののこういう言葉遊びも愉しんでいる様子。
「折角ならば、うまいものを食べたいからの。
無論、それを望めぬ時は何でも食うぞ?」
どこかさっきの話に少し戻っていった様子。
その上で、続く言葉には小さく笑いをこぼしてから
「腕で選んでもらわなかった場合、腕がない事を理由に給金を下げられて、腕が上がっても上がらない。
そういう事例もままあるものじゃ。
だから、腕を磨いて雇ってもらうことは良い事なのじゃよ。
腕があって顔も良ければ越したこともないじゃろ?」
心根の中の理由をそう簡単に説明した。
そして、続く言葉にコロコロと鈴が鳴るような笑いをこぼしたものの、
はたから見た感じでは多分いい感じのキスシーン。
ちょっとついばむ程度にお互いの唇の感触を楽しんでから、メイメイから唇を離してぽふっ、とフリージアの胸元に顔を押し付ける。
「そろそろ良い刻限故の。接吻はしまいじゃ。
その気があれば、夕餉を一緒に付き合うかの?」
そして胸元から顔を戻せばいつもの穏やかな、でもどこか悪戯っぽい笑顔。
夕食を一緒に取ることを誘って、それに応じれば連れ立って向かい、応じなければここで別れの挨拶をすることになるだろう。
■フリージア > 「いや~、街の中では流石に遠慮しておくわ。
そうならない為に仕事してるんだもの。」
なんだか遊ばれてるような気もするけど、悪い気はしない。
だけどアタシの表情は割とひきづってただろう。
「それはそうなんだけど。
メイメイならそんなことにはならないんじゃないの?」
言ってから、この子の行動範囲は広そうだなと思ったり。
街から離れた場所ならそうもいかないか。
「それはその雇い主が悪質すぎるわね。
その場合違う所に行くことをアタシなら選ぶかも。
結局はメイメイの言う通りかもね。」
腕が良くて顔が良い、確かにそれが一番。
二物も三物も持ってる人はいるものね…。
キスを楽しんでいると、唇が離れる。
次の瞬間、アタシの胸元にメイメイの顔が。
まったく、面白いことをしてくる子よね。
「そうね、折角だし一緒に食べようかしら。」
この楽しい時間をこれで終わりにするのは勿体無い。
アタシはメイメイの誘いに応じ、共に夕餉を楽しむのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からメイメイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフリージアさんが去りました。