2022/10/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリレイさんが現れました。
リレイ > 「うーー寒い…!、急いで色々整えてあげないと…」

急に寒風が吹くようになった街を歩く優男
目指す通りは、炎の力が込められた魔石や魔道具を扱っている一角だ

ここ数日、急に寒気が入るようになり、お店の中も少し寒くなってきた
備えが無いことは無いのだが、部屋や食堂を温かくする道具が少々劣化していて今年は効きが弱くなっていた

そのため、この機会に買い替えようとなって、こうして外へ出てきたのであった

(家から持ち出したものだったしなあ…年季ものも混じってたんだろ…
はぁ、こうならないように、もうちょっと先のことも考えないと)

ゴルドが入った袋をしっかり持ちながらため息
自分がもう少ししっかりしていれば、先に色々揃えておいて従業員たちも安心させることができただろう

なんて自己嫌悪しつつ、き、と前を向いて…よさそうなお店をきょろきょろと探していく
富裕地区なら庭のようなものなのだが、この辺りは入れ替わりが激しく…まだまだ知っているとは言い難いため
身なりの良い姿で通りをあちこち歩きまわる

リレイ > 特にトラブルもなく…いくつかそういった暖房に役立つものを買って、るんるんと店へ帰っていった――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にメアさんが現れました。
メア > ここは王都マグメールの平民地区にある冒険者ギルド。
バーンッと無駄に元気よく開く扉と共に、1人の少女が姿を現す。
ただ、その姿は冒険者らしいそれではなく、日常に紛れるような私服姿。
勢い良く開く扉の音に視線が集中するも、その少女の姿を見ると何事もない日常風景へとすぐに戻った。
少女も少女でそんな流れに慣れているのか、トテトテと依頼の張られた掲示板へと向かって行く。

「いっらいっ♪いっらいっ♪
なーにっかいっらいっはなーいっかなー♪」

とか、そんな上機嫌な様子で掲示板の前に立てば、まずは左端から。
上から下へと張られた依頼を確かめて一歩右に、今度は下から上へと確かめてから更に右に。
そんな調子で右端まで調べて行くような動きを見せていた。

メア > とはいっても、彼女が受けられる依頼はそう多くない。
今の立場、下級冒険者らしい実力しか本当に無いからだ。
しかも、性格面も少々よろしくないとのおまけ付きで。

下手な魔物討伐なんてしたら返り討ち。
探しものをしてみたら寄り道ばかりで迷子に。
これが、彼女1人で依頼を行わせた結果である。

誰かを付き添わせないと不安ばかりが募る。
それが受付や他の冒険者達が行き着いた結論だった。
そんな事とは露知らず、彼女は受けられそうな依頼を探し続けている。

メア > 「う、う、うー…よし、これっ」

トントントンと掲示板を指で叩き、一枚の依頼書に指先を止める。
数匹程度の少数で群れるゴブリン討伐、依頼としては下級冒険者として本来手頃と位置する依頼だ。
但し、1人で行くものでもないのだが。

「ほら、前は弓で行ったから、ねっ?
次は剣で行ってみよっかなーって、そう思うの」

誰に対しての言い訳なのか、その依頼書を手に受付へと向かうのだ。
その言葉から、一度は失敗している依頼だと予想は付いてしまうのかもしれない。
間違いなく、1人で突っ込んで返り討ちのパターンだったと思えるだろう。