2022/09/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > 王都マグメール、平民地区。
少女は、いつもの散歩に勤しんでいた。
とん、とん、と屋根の上を伝うように、跳び移る。

軽くそう言ってはいるが、屋根と屋根の間は、場所によっては結構な距離。
そうであるにも関わらず、少女は事も無げに、軽い足取りと言える感じに移動をしていた。

「さてはて、今日はどうじゃろうかのぅ…?」

そんな散歩を続けながら、ぽつりと零す呟き。
その目的は、いつものように、興味惹かれる相手や場所だ。
とりあえず、もし見付けられたならば。
今日は、どうするか…

相手、であるならば、その場で楽しむのも良いかもしれない。
周囲からの注目の中、例えば、被虐快楽とか、前よりも後ろで楽しむとか、普通でない楽しみを教えるとか、面白いだろうか。
場合によっては、そうした興味を相手自身が持っているなら、それで楽しむのもあり、だろう。
場所、であるならば、純粋にそこで楽しむのもありか。

そんな事を、頭の中で考え巡らせ。
移動を続けながらも、その瞳は、隙無く足元に広がる通りを見詰めていた。

タマモ > 屋根の上も、そうした移動の上では、案外入り組んでいる。
しかし、まるで普通の足場のように、少女は移動を続けていた。
まぁ、さすがに、壊れている部分は避けているが。

「むむむ…こんな日に限って、どこの通りも平和そのものじゃ。
まったく、残念無念、と言うものか」

それ等が見付からない場合、そこらに屯す、怪しい連中でも襲うか。
または、そうした連中に襲われているような…そうした相手を、なんて事も。
そんな考えも、頭の端に考えていたが、世の中は上手くいかないもの。
周囲を探る瞳にも、耳にも、それらしいものは、今だ感じ取れない。

とん、と一度、少し高い建物の屋根で足を止めれば。
やれやれ、と肩を竦め、そろそろ進む方角を変えようとも、考え始める。

タマモ > 「………よし、次はあちらじゃな」

こう言う時は、直感頼みだ。
そう思った方角へと、足先を向き直せば。
たんっ、と屋根を蹴り、移動の再開。
後に結果を出せたのか、出せなかったのか。
それは…

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタマモさんが去りました。