2022/09/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にマヨリカさんが現れました。
■マヨリカ > 大通り沿いにある、雑貨店や食料品店、食事処などが並ぶ一角。
クラフトペーパーの無造作な紙袋を抱えて、一軒の店から出てくるくすんだ銀髪の人影。
少女と呼べる年代にしか見えない童顔の娘は、ぽてぽてと歩みを進めて。
「んと…。
あとは日用品と…。簡単に作れそうな食材…とか…?」
んん、と悩みながら、広場のあたりまで歩いてくる。
まだ馴染みのない、それでも幾らかは見慣れてきた町中。
行き交う人や馬車をぼんやり眺めて、噴水の縁に腰を下ろして。
「大家のおばさまに…お店の旦那さま、元気でしょうか…。」
涼しくなって、日も傾いてきた空を見上げると、少し早めの一番星が見えて。
滲んだ涙を誤魔化すように、ぎゅ、と紙袋を抱え。
■マヨリカ > 夜風に当たっていたら、薄着の体が冷えてきて。
くちゅん、と小さくくしゃみをして身震い。
「ん…だめですね今はあんまり…魔力使いたくないですし…。」
飛ばされてきた初日に随分と使ってしまったみたいなので。
暗くならないうちに戻りましょう、と立ち上がり。
大通りの脇にある小道に入っていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からマヨリカさんが去りました。