2022/09/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアルマさんが現れました。
アルマ > ――…本日は特別休暇中。

昨晩ちょっとした諸々が有り、店長であり師匠である魔女から何か「美味しいものを食べておいで?な??」と言われて休みを頂き、それでもやる事が無くて公園で暇を潰している状況である。

トラブルは面倒な貴族絡み、で奥方を口説いただの娘に手を出しただの因縁をつけられ、ストレスの捌け口と言わんばかりに罵倒され続けて流石に泣いた、殴りたくても殴れない貴族と平民の関係に泣いた……。

まあ、それはともかくである。
何時ぞやの如く公園のベンチに深く腰をかけ、ボーっと夜空を見上げている。

月、星、薄雲、闇、闇、闇……。
口には魔力の乱れを抑えるための紙と一緒に筒状に丸められたアレではなく、此処に来る前に露店で購入したドウナツを咥えていた。

「………甘いのが脳に染み渡るわぁ………。」

むしゃ、むしゃ、と言葉の初めと終りに口に咥えたドウナツを器用に咀嚼しながら、なんとも精気の抜けた表情を浮べ、また思い出したようなタイミングでドウナツを食べて噛み砕いて口内の水分を奪われながら糖分を補給している。

外灯に照らされベンチに座る青年。
お供は紙袋一杯のドウナツと傍目から見たら怪しさ満天、かもしれない。

アルマ > 1つ食べ終わればまた1つ。
ベンチの自分の脇に置いてある紙袋からドウナツを何個も何個も…合計7個のドウナツを食べ終えると、両手についた粉砂糖を落とす為にパンパンと打ち合わせて払う。

「糖分補給終わったし……帰ろうか………。」

結局今夜はドウナツを食べるだけで1日が終わった気がする
勿論そんな事はないのだけども、だらっと時間を過ごしていればそんな気がしてくるもので……。

白いズボンでこそりと手を拭いた後にベンチから立ち上がると、夜の街へと消えていくのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアルマさんが去りました。