2022/09/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にユニスさんが現れました。
ユニス > 日暮れの時間帯に王都に到着する一台の乗合馬車。
停車場所に止まれば業者が扉を開け、それと同時に乗り合わせていた乗客が下りては散っていく。
そんな馬車から最後の客、目立つ色の髪色に腰から生える尻尾を揺らした降り立ち。

「やっと着いたよ。やっぱり馬車って苦手……。
さて、今日の宿を探さないとね」

凝り固まった身体を大きく伸ばして身体を捻り、無自覚に胸を揺らしては人の目を集め。
そんな事は全く気が付いていないとばかりにそれなりに大き目の背嚢と明らかに大きいと言える大剣を担いではその場を離れ。

「通りを歩いてれば見つかるよね、大体は」

今までもそうだったので大きな通りを歩けば宿はある。
その考えの元に通りに足を向けては宿を探して歩いて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 「よっはっと――ひょいっ♪」

夜にしてはそこそこの人通り。日暮れでも馬車が停まる場所だけに屋台や食事兼宿屋、勿論いかがわしい商人――まあそれなりに人がいる
その人混みのなか元気よく走る少年。小さな身体を器用に翻し、ひらりひらりと通る人を避けていく。
翼は邪魔なので隠してる少年は人懐っこそうな顔で街道を歩き――

「――おおっ?」

とたた、と足を止める。目に止まったのは大きな大剣。目をキラッキラと輝かせて大剣を担ぎ歩く少女の後ろに追いつこうとする。

「おおっ、尻尾だ!」

腰から生える尻尾にも嬉しそうな顔をする。元気よく走って少年はユニスの横を追い越し、目の前に回って止まる。ユニスを見上げるちっちゃな子供はどこまでも明るく元気そうな顔立ちだ

「――こんばんはっ♪」

少年は手を上げて元気よく挨拶。勿論初対面だし何か用があるわけではない。単純に物珍しいとか剣を見たいとか尻尾を見たいとか、そういう好奇心だ

ユニス > 大きな街に来れば本当に様々な店や人がいる。
ただの露店などは良いが、どう見ても怪しいと言える人まで。
そういうのに声を掛けられれば相手にせず、真っ当っぽい店は一応は見ては宿を探すために離れ。

そんな時に何か驚いたような声が聞こえはしたが自分は関係ないと思い足は止めず。
しかし次に聞こえた尻尾という言葉に自分かと歩く速度を落とし。
そうすれば横を駆け抜けては目の前で回って止まる少年、元気そうな少年に見上げられると笑みを向け。

「こんばんわ。僕、どうしたの?」

元気よく挨拶をしてくれた少年に挨拶を返し。
用があるのなと視線を合わせるように身を屈めて見返し、好奇心とは思わずに用かなと思い問いかけて。

シャルティア > 目が合うとそれだけで少年は嬉しそうに瞳を大きくする。 にこにことした顔で見上げてるけど、自分のためにかがんで視線を合わせてくれる相手に安心したのかもっともっと嬉しそうな表情になる。
まだ挨拶しかしてないのにどうしてこんなにも嬉しそうなのだといった感じだ
軽く飛び跳ねてから数歩近づく。
――近い。今にもかがんだ頭と少年の身体がくっつきそうだ。距離感がかなり近いようで

「ねえね、尻尾!あとおっきな剣! 見ても良い?見ても良い?」

じー、と頭から胸当て、太ももつま先まで見ながら尋ねる。無遠慮な視線ではあるがスケベな品定めのような雰囲気でもない。子供っぽい好奇心に満ちた瞳だ。

「剣おっきいね、ボクのとそっくり!ボクのもおっきいの!」

なんか少年は右手をブンブンとなにかを振り回すように振り回す。ちっちゃくてぷにぷにな手だ。もちろんその手には何も握られていない。

「おおっ、だめだ。 人が多い街の中で剣だしちゃだめだよって怒られたんだ。」

何かを思い出したように少年は手を下ろす。本当は虚空から武器を出して自慢したかったけど仕方ない。ユニスの剣を見たいし、尻尾も珍しい。

「ねえね、その尻尾は蛇さん?ラミアさんなの?」

ラミアならこの王国周辺にもいる。大きな蛇の尻尾を持つ……しかしあれは二足の足は無い。
まだ竜人をしらない少年は物珍しそうにユニスの背中ごしの尻尾を見たり、やっぱりユニスの顔をみたりしてる

ユニス > 視線を合わせれば嬉しそうにする少年。
人懐っこい性格なのか挨拶だけでこんなに嬉しそうにされると笑みが浮かんで。
飛び跳ねては近づかれ、くっつきそうになるとぶつからないように半歩だけ下がって。

「え?尻尾に剣?見たいの?」

少年の視線が上から下にと動くのを見るとませてる子なのかと様子を見るが、
下心があるというよりは好奇心の色が強く見て怒らなくても良いかとそのままにして。

「僕も大きな剣持ってるの?私と一緒だね」

右手を何かを振り回すようにする姿に家に玩具の剣でもあるのかな。
何も持っていない小さな手、その手では剣を触れる様には思えず、それでも大きな剣があるという姿は可愛く見えて。

「そうだよ。街中で大きな剣は危ないからね」

怒られると言って手を降ろす姿に「そうだよ」と笑って頷き。
良い子だねと手を伸ばし、少年が逃げなければ頭を撫でていって。

「蛇じゃなくて竜だよ。私はね、ちょっと竜が混じってるの」

少年の言葉にどっちも違うと首を振り。
尻尾や顔を見ている少年に竜なんだよと微笑んで。

シャルティア > 半歩さがる少女。そして半歩進む少年。少女もほほえみつつの対応なので根っから人懐っこい少年はむしろどんどん少女にくっつこうとする。自然な行動なので少女が半歩下がる、を繰り返してることにも気付いてない。

「そだよ!おっきいの!」

こーんぐらい!こーんぐらい!と両手を大きく広げるが少年自身かなりちっちゃな子供なので両手を広げてもたかがしれてるのだが。身振り手振りが大きい

「んー?……えへへー♪」

少女が伸ばす手をじーっと見つめる。怖がる様子もなく、、むしろ少女が動かす手に興味を持った猫のように見上げて――頭を撫でられると嬉しそうに目を細める。
栗色を濃くしような紅い髪はサラサラ。育ちのそいお坊ちゃんのようにも感じるような艶やかさだ。
頭を背伸びして少女の右手におしつける。幸せそうな顔

「えへへー、なでなですきー♪ なんで頭ナデナデってきもちいんだろうねー♪」

スキンシップや距離感が近い、とんでもなく人懐っこい子供という雰囲気。撫でられるのも大好きなようで撫でてる限り尻尾や大剣のことすら忘れて気持ちよさそうにしてる。
手を止めれば『えー』という顔をして、まだ撫でると『えへへ♪』と気持ちよさそう。エンドレスだ

「おおっ!竜知ってる!ドラゴン!がおーってしてブレス吐くかっこいいの!!」

かがんだせいで地面にちかい尻尾を少女の脇から見る。
ふむー?と髪と同じ色の尻尾を見つつ先っぽのカギっぽい形状を見つめる

『あれー?でもがーくんの尻尾はまっすぐだったよ? がーくんとちがうドラゴンなの?』

まず、がーくんというのが少女に分かるはずもない。 少年が知っている遺跡の主だ。 初めて出会う少女がその遺跡すら知るはずもない。
尻尾の形状など種族によるのでなんとも言えないのだが、やはりそういうのを不思議がるあたりは子供である。見識が狭いのだ。
しかし、少女が微笑んでると目を合わせて一緒に笑顔になる。ふにゃふにゃな人懐っこい笑顔。
声をかけるきっかけはその大剣や尻尾だが、お話をしたり撫でられてれば一生満足な雰囲気でもある。

「おねーちゃんはかっこいいね。剣でなんでもどっかーんてしそう!」

剣を背中越しに見て、また両手を振り回すようにぶんぶんとふって見せる。

ユニス > 「こら、それ以上はぶつかっちゃうよ?」

下がっては近寄ってくる少年、それを何度か繰り返せば流石に他の通行人の邪魔になってしまい。
下がるのをやめて少年に軽い口調で告げ。

このぐらいと両手を広げて大きさを教えてくれるのだが、少年が小さいので仕草で示されても小さく思え。
少しだけ考え、身振り手振りで大きさを伝える少年に、大きいねと笑って。

「動かないでね……凄くさらさら…」

伸ばした手を見つめられ、怖いのかなと思うもそんな様子はなく。
その視線の動きはまるで猫のように見えてしまい、そのまま髪に触れて撫でればサラサラの手触りに驚き。
そのまま撫でれば頭を押し付けてき、ますます猫っぽいと見てしまって。

「そうなんだ。君って猫みたいだね。でも…撫で心地いいよ」

最初に思ったのだが少年の距離感は近く、それでいて厭らしい感じもなく、なんだか人懐っこい犬か猫のような可愛さがあり。
少し撫で手を止めれば不服そうな顔を見てまた撫でてしまい。

「知ってるんだ。私はその竜、ドラゴンの特徴があるんだよ」

ブレスは吐けないけどとちょっと困った顔を見せ。
脇から見える尻尾は地面の近くをゆっくりと左右に揺れ動いて。

「がーくんがどんな子か知らないけど…尻尾の形もそれぞれなんだよ」

少年がドラゴンを知っていても見た事はないと考え、がーくんは街の近くにいる蜥蜴の大きいのかなと考え。
尻尾に関してはそれぞれ違う事を説明をしていき。
人懐っこい笑みを見てはついつい撫で続けていて。

「そう?カッコいいように見える??
これでも私は強いから、大体はこれでドカン出来ちゃうよ」

少年の剣に向いた視線と言葉に、出来ると笑顔で告げてはちょっとだけ胸を張ってみせて。

シャルティア > 「えー? むー……。 あい♪」

下がる少女詰め寄る少年。近寄ってる自覚は殆どないのだが優しく窘められると不満げにほっぺたをふくらませる。たしなめられた事よりくっつけない事が不満らしいが優しそうな微笑みに対し、素直に返事をする。

「えへへー、髪の毛撫でられるの大好き♪ もっと触って、触って♪」

このままゴロゴロ喉を鳴らす音が聞こえそうなぐらいのなつきっぷりだ。猫、という言葉にキョトンと目を開き

「ねこ? お姉ちゃんはネコちゃん好き?ボクはだいすきー♪
あと、お姉ちゃんになでなでもすきー♪ もっと、もっとー♪」

照れたり恥ずかしがること無く甘えるしおねだりする。 竜であっても人であっても……人の形でなくても自分を撫でてくれる人は大好き。いい人

「そーなんだ。じゃあおねーちゃんは竜のちからでとってもちからもちさんなんだねー」

と、背中の大剣を見る。大男であっても扱いきれなさそうな大きな剣をはしゃぐように見つめる。
もう一度ユニスの格好を見て、じーっとその腕や太ももを見つめる

「かっこいーね、男の人よりほそくてやーらかそうなのに力持ちだ!
ぼくも力持ちだからまけないぞー!」

えっへんと胸を貼る。どう見てもちみっこい子供だし腕もほっぺもぷにぷにだ。
少年、というよりは子供だし夜に一人でいるのがあぶなっかしくも見えるような子供。どうみても戦闘に耐えうるようにみえないどころか人さらいに抱えられてどこかへ連れて行かれそうなぐらいだ。
冒険者達を見て背伸びしてごっこ遊びをしてるようにしか見えない。・

「すっごいねー、じゃあこんど一緒にがーくんに会いに行こう! がーくんは強い人には優しいから!」

それは単にドラゴンが少年に野生の本能で屈しているだけなのだが……少年の言葉はどちらかというと絵本を読んだあとの子供のようだ。
とてて、と尻尾をみようと背中にまわる。ゆらゆら揺れる尻尾をみてると、その尻尾の動きにあわせて頭がゆらゆら。満足したのかまたユニスの正面にたって、頭をよせる。
両手を伸ばし、ユニスが下がらなければ抱きつこうと

ユニス > 窘めれば不服そうにする少年だが素直に返事をすれば良い子と微笑んで。

「撫でられるのが本当に好きなのね。
猫は好きな方かな、僕も好きなんだね。
ずっと撫でてるのも悪いから後少しね?」

まるで猫が喉を鳴らす音が聞こえてきそうなほどの少年。
猫の言葉に目を開き、猫が好きと言えば自分も好きと返し。
もっととおねだりをされるが、ずっとも悪いかなと思い後少しと口にして。

「そう言う事、この剣も軽く振り回せるよ」

自分の背丈よりも大きな剣を振り回せる事を誇らしげにして。
少年の視線が恰好や手足に向けば見えない?と見返して。

「細くて柔らかくてもちゃんと筋肉もあるんだよ。
僕も力持ちなんだね、私も負けちゃうかもね」

カッコいいと言ってくれる少年にありがとうと笑い。
胸を張って負けないという少年、どう見ても力はないように見える腕を見て、
その言葉を否定せずに自分が負けてしまうかも口にし。
どう見ても一人歩きは危なっかしく見えるので近くに親がいるのかなと周囲を軽く見まわし。
放っておけば攫われてしまいそうなので宿の前に親を探してあげるべきかと心配をして。

「私にがーくんを紹介してくれるの?楽しみね」

強い人にやさしいというが―君、もしかして知恵のある蜥蜴なのかな、まさか本当にドラゴンとは思わずに楽しみにしていると微笑み。
後ろに回った少年を視線で追えば、尻尾の動きに合わせて首が動くのが可愛く。
前に戻ってきて頭を寄せる事に撫でて欲しいのかと見ていたので、突然に抱き着かれて顔を赤くして驚いて。

シャルティア > 「えへへー、いい子、いい子♪」

いい子、と言われるのもとっても嬉しい。可愛がられるのも子供扱いも怒らない辺りまだ背伸びをする年頃でもないようだ。

「うん!ボクもネコだーいすき♪
えー?なんも悪くないよ? もっともっとなでてー♪ なでられるの好き♪
撫でてくれるおねーちゃんはもっともっと好きー♪」

好き、という言葉も恥ずかしがる様子がない。好き好き、にゃーにゃーと猫の真似すらするぐらいだ。 背中の剣を見たり、撫でる手を見上げたり、視線を瞳にむけ、目が合えば嬉しそうに笑ってる。なんというか大人しいのだがとても忙しい。

「おー、その剣も凄く重そうだもんね。重いのでどっかんすれば勝てちゃう!!
おねーちゃんはとってもとっても強いんだね、すごーい♪」

嬉しそうにはしゃぐ。穏やかに自分にかまってくれるのがとっても嬉しいらしい
でも、負けちゃうかもね、という言葉に首を傾げて

「ううん?おねーちゃんとは戦わないからおねーちゃんは負けないよ?
でもでも、悪い人がいたらボクがおねーちゃんをまもったげる! 男の子だから!」

ふんすー、と鼻息もあらく、腕をぶんぶんとしてみせる。ちっちゃなナイト気取り。
拒絶するでもなく受け入れて待った少女の胸に、ぽふんと頭をくっつける。 とはいえ、ハグの方に夢中というか、ぎゅーってできるだけですっごい幸せそうだ。

「えへへ、やーらかいねーおねーちゃん。ぎゅーって気持いい♪」

背にちっちゃな手を回し足の間に入って抱きつく。子供でも多少の重量感はあるはずなのだが不思議とない。猫でも子猫のような柔らかくとても軽い。くびねっこをつかめば片手で持ち上がりそうなぐらいに軽いのだ。実際に少年はそうしてる。 速度のためや飛翔のためではなく――単純に抱っこされやすいからである。 甘えたもいいとこだ

「んー? おねーちゃん顔赤い。 ねえね、おでこおでこー」

手を伸ばしおでこに触ろうとする

ユニス > 「猫って気紛れだけど可愛いよね。
撫でられるがそんなに好きなんだ。
でも後少しだけね?」

猫の真似をして好きという少年は可愛いを通り過ぎ愛くるしく見え。
視線が剣や手に動くのは子供なので色々と気になるのかと。
それでも目が合えば嬉しそうに笑うのが活発に見えて。

「凄く重たいよ。多分君よりも重いかも。これで殴ると大体は勝てるんだよ。
その辺の野盗や魔物には負けないよ」

とても強いから負けないと少年の言葉を否定せず。
嬉しそうにする少年に少しかっこを付けて。

「それもそうだね。私と君は戦わないからね。
そっか、その時はお願いしようかな」

鼻息を荒くし、腕を元気に振る少年にその時はお願いねと微笑み。
幾ら子供は好きとはいえ初対面なのに胸に頭をくっつけられれば恥ずかしく。
ぎゅっと抱きつくのを無理に引きはがす事も出来ずに困ってしまい。

「それは当たり前だよ。でも……ぎゅーは駄目かな」

まだ人通りの多い通りで少年に抱き着かれ胸に顔を埋められている。
それはどうしても人目を集めてしまい恥ずかしさが増してしまい。
背中に手を回されている事もあってちょっと押したぐらいでは離れず、やむを得ずと抱き上げるように立てばその軽さに驚き。

「熱はないから大丈夫、そのね…ぎゅーはやめない…?」

少年に抱き着かれたまま軽い体を抱き上げ通りの脇に寄ってかがみ直し。
手が延ばされればやんわりと引きはがそうとして。

シャルティア > 「はーいっ♪ なんで撫で撫でって気持いいんだろうねー? 幸せでほわほわして気持ちよくなってくるー♪」

撫でられてる間は結構大人しい。手が止まると身振り手振りが大きくなる。
活発だが懐っこい感じの少年は、重い剣の説明を、こく、こくとうなずいて聞く。

「そだよね!重いのでどーんってたたけば皆ごめんなさいってするよー
おねーちゃんは賢い!あたまいい!」

嬉しそうにはしゃぐ。元々頭をつかってどうこうするタイプではない、というより戦闘的な部分では何も考えていないという方が正しい。その愚かさを補ってあまりある【力の暴力】をもっているだけだ。

「そだよ。ぼくもちゃーんとお姉ちゃんの言う事きくし、いい子にするー。
お姉ちゃんはボクがまもったげる! 」

ぎゅむぎゅむと顔を胸に押し付ける。密着してハグがしたいだけだが、困ったようにダメ、と言われるとんー?と顔を上げる。
怒ってるのかな?という子供が大人の顔色を伺う顔だ。 でも困ってるユニスに、素直に手を離す。
ほんとはもっともっとぎゅーってしたいし、して欲しい。でもユニスの顔を見たら、ダメなのはわかったようで

「わかったー♪ じゃあじゃあ、ベンチでお膝は良い?それともお隣ならいい?
夜も遅いから一緒におねんねする? 」

そういえば、と離れてはいてもちっちゃな手がすぐ届くぐらいの距離でユニスの顔を見上げて

「おねーちゃんはどこに泊まってるの?ボクはまだこれから決めるよ。温泉の宿でもベッドのあるおへやでもお泊まりするのー♪」

ユニス > 「それは君がなでなでが好きだからかも。
幸せで気持ちよくなれるのっていいよね」

撫でられるのが本当に好きなのか撫でている間は大人しいので撫で続け。
剣の事を説明してわかるかなと思うが、頷く様子に判ってる?と見てしまい。

「ごめんなさいで済めばいいけど、それ以上になっちゃうこともあるんだよ?
そうかな?そんな事言われたの初めてだから嬉しいよ」

嬉しそうにはしゃぐ少年に嬉しそうにお礼を告げ。
細かな事よりも大抵は腕力で解決をしているので賢いと言われた事はあまりないのでお世辞だと思ていても嬉しく。

「本当に良い子だね。私も良い子は好きだよ。
ちっさなナイト様だね」

露出が多い恰好はしているはそう言う事は不慣れ、しかも人前で胸に顔を埋められては恥ずかしく。
見上げる少年を見下ろせば怒っている訳ではなく純粋に恥ずかしがっているのが判る筈。
抱き着く手は離されると胸から少年の顔をはなしてほっとして。

「うん、良い子だね。
膝の上は良いかな……い、一緒に…?」

手が届く距離で見上げられ、まだ少し赤い顔で見返して。

「泊まる場所は探してた所かな。
君もそうだったんだ、だったらいい宿とかあれば教えてくれる?
……あ、私はユニスだよ、君は?」

泊まる場所を聞かれればこれからと返し、同じように探している少年に教えてくれるとお願いし。
そして今更に名前を知らない事に気が付いて。

シャルティア > 「うんっ、幸せなの大好き♪ だからいっぱい撫でてくれるお姉ちゃん大好き♪」

剣の話は大好き。単純に大きな剣は自分の武器と一緒だからだ。 自分の好きな相手が自分と一緒というのは子供にとってはそれだけで嬉しいものである。 ニコニコとユニスの話にご機嫌そう

「ごめんなさい以上? ……むー、そっちのほうが難しい」

重い大剣は暴力の凶器そのものだ。それは少年の扱う剣もしかりだがその意味、恐ろしさを分かってない。それはある意味とてつもなく子供じみた残酷さで
でも、大好きといわれると顔を輝かせて嬉しそうにコクコクコクコクとうなずく。

「うん!ナイトさまになってご褒美にいっぱいなでなでしてもらうっ♪」

えっへんと胸を張る。姫を守る栄誉の対価が撫で撫でというのも締まらないが当の本人は満足そうだ。

「おー、じゃあお宿に泊まって椅子かソファかベッドでお膝にのるー♪ 」

無邪気なものだ。 ナンパにしてはとてつもなく幼く、しかしとても馴れ馴れしく距離感をつめてくる。とはいえ無邪気な好意は裏表はない。

「ユニスおねーちゃん♪ ボクはシャルティア、シャルって呼んでー♪
宿? すっごいいっぱいいっぱいあるよ? おねーちゃんはこの王国は来たばかりなの?
ここは王国だからこの地区みたいなのだけでもいっぱいいっぱいあるよ。 ここは平民地区で、向こうはお金持ちの住む富裕地区であっちが貧民地区で、どれも見えない先もあるから広いよ
あ、そだ!
じゃあ九頭竜の温泉旅館がいいよー♪ 平民地区だから遠くはないし、お馬さんもまだあるかも♪
おっきなおっきな岩のお風呂がいっぱいあって、宿もあって美味しい食べ物もあるよ。
お金がない人もお金がある人もちゃんと宿がわかれてるー♪」

あっち!と指差す。 平民地区のはずれで整備もされてるが森と自然もまじった地区だ。 故に天然の温泉も多い。まさに宿としてはうってつけだろう

ユニス > 「そうなんだ。でもね、誰にでもお願いするのは駄目だよ?」

中には危ない人もいるからと少年を心配して。
しかしこうも話していて喜んでもらえるのはやはりうれしいもので。

「ごめんなさいをしない人もいるんだよ。
そういう話しはまだ少し早かったかな?」

自分が持つ大剣に限らず武器という物はどれもこれも凶器、命のやり取りをするもの。
少しのことで相手が降伏すれば良いがそうでなければ命のやり取り、それを少年に説明は早いなと考え。
だってこんなに嬉しそうにする少年には早い話と考え。

「それでいいなら沢山撫でてあげるね」

もし悪漢にでも会えば少年を守るのは自分になるのだけど、少年の言葉にその時はと約束をして。

「そうね、宿に泊まってって……同じ部屋に泊まるつもり?」

無邪気な言葉に同意をしかけ、もしかして同じ部屋?と少年の言葉に目を丸くして。

「シャル君ね、よろしく。
私はさっきの馬車で来たところだから、まだこの辺は全く知らないの。
此処が平民地区であっちが富裕地区、それで向こうが貧民地区。
そんなに大きいんだ…気を付けないと迷子になりそうね。
九頭竜の温泉旅館?そこって高い宿だったりしない??
大きな岩のお風呂は温泉かな……それはちょっと心が引かれる…。
お金が無くてもってことは安い部屋もあるって事だよね。
んー……案内お願いできる?」

少年が指差す方向には森と自然が混ざる地区。
出来ればお金は節約したいが最初ぐらいは良いかなと考えて少年に案内を頼む事として。

シャルティア > 「??? んー?
あー、いるー!ごめんなさい『できない』子ー!
め!ってしたのにごめんなさいできない子いるー!」

実際は話が根本から食い違っている。
少女のは戦う前のやり取りだが少年の言っているのは『もう決着のついた相手が喋れるか意識を保っているか』だ。少年の言う『めっ!』はドラゴンすら一撃で倒す凶器である。
だが、ちみっこい少年がくちだけで『め』といって少女に通じるはずもなく――こうしてお互いの勘違いしたままの同意共感はされるのだ

「わーいっ♪ じゃあいつも一緒にいなきゃだねー、 いつお姉ちゃんに悪者がちかよるかわかんないから!」

くっつきたいし撫でられたい、という少年らしい下心が丸見えなのだが、一応はナイト様らしい言葉ではある。とはいえこの少女の格好からして変な男がこないとも限らないのではあるが

「うん?そだよー♪ 宿のお金だしたげるー♪ 美味しいご飯とお風呂が近くて、お部屋にもお風呂ついてるお部屋!」

そこに問題があるのも全く理解してないように『一緒にご飯を食べる?』ぐらいの勢いで元気よくうなずく。 九頭竜はむこうに岩がいっぱいあるよ―と言いながら

「んとね、安いとこは温泉から遠かったり外が見えにくいとかだけどとっても安いの。 共同部屋もあるけど男の人限定とかで、少し値段が上がると女の人専用の共同部屋もあるってー。
普通の部屋も、富裕地区の人が止まるようなお屋敷みたいな旅館もあるよー。いろいろー」

その色々の規模が凄いのは、少年もわかってはいるが、少女はいろんなとこを見てきたのだからきっと他の国にも似たしせつはあるのかもしれない、とあえて口にせず。

「はーい♪ やったー、お泊り!お泊りっ!」

子犬のように少女の周りを走り回る。 少年は無邪気に右手を『あい♪』と差し出して

「おてて繋いで一緒にいこー♪」

と九頭龍の水浴び場まで少女を案内する

ユニス > 少年の言葉にいるよねと頷き。
まさか話が根本から食い違っているとは全く思っていなく。
その上にドラゴンを一撃で倒せるとは知る由もなく。
ちょっと怒ったという認識でしかなく。

「守ってくれるのは嬉しいけど何時も一緒は難しいかな?
だから守ってくれるのは会えた時でいいよ。私も強いからね」

きっと沢山撫でて欲しいと考えているのだと思えば微笑ましく。
それでもナイトであろうとする姿は頼もしさは足りないがとても可愛く見えて。
自分の恰好に寄ってくる怪しい相手に関しては殴り飛ばすのはいつものことでもあって。

「そう言うのはちょっと早いような…でもシャル君なら何もしないだろうしいいかな。
お金は私も出すから半分こでね?美味しいご飯に部屋と外にもお風呂があるなら高いよね?」

普通に一緒に泊まるつもりだった少年に別の意味で驚きはするが、人懐っこいだけで悪さはしないだろうと頷き。
話を聞けばきっと宿泊代も高いと思えば半分出す事を告げて。

「私としてはお風呂が少し遠くても良いから安い方がいいかも。
共同部屋は落ち着けそうにないし……普通の部屋が一番よね」

きっと他の国にもある大き目の宿という認識で何度も頷き。
現物を見れば色々な意味で驚く事になるとは今は思っていなく。

そして周りを駆け回る少年の姿に落ち着いてとちょっとだけ困り。

差し出された手を見て不思議そうにするも、手を繋いでと言われればその手を握り。
少年に案内されて九頭龍の水浴び場へと一緒に向かって。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシャルティアさんが去りました。