2022/09/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にジュリーノさんが現れました。
ジュリーノ > 昼間の平民地区は人が賑わい忙しなく行き交う。
まるで大河を氾濫する水のように行き違う人々はときに騒動が生まれる。
肩がぶつかり倒れたり
小さな諍いに喧嘩が起きたり
静止に治安兵が出向いたり
混沌とした街の喧騒は何時ものこと。

倒れた人を踏みつけぬように軽やかに飛び。
殴り飛ばされた大男を身を翻して避け。
群衆を割って突き進む治安兵の脇を身を翻して通り抜けた少年は
胸に抱えた大包が揺れぬようにぎゅっと抱きしめてごった煮返る大通りを走っていた。
「間に合え!間に合え!」

ジュリーノ > 人混み激しい入り口の前で足踏みしていた少年は二階のテラスに視線をやって。
力強く地を蹴りつけると同時にその体は高らかに宙に舞って欄干の上に乗った。
が、左足が滑り落ちて。
「おっと!」
あわや転落しそうになるところで盛大に手を振り回してなんとかテラスの上に着地。
「二階からお邪魔しまーす。お昼ごはん届けに来ました。」
唖然とする住人に対して胸の中の大包を無理やり手渡し。
「それじゃお邪魔しましたー。」
再び二階のテラスから跳躍して大通りを駆けてゆく。