2022/09/04 のログ
アンス > 焼ける肉の香りは良いものだ。だが、この時間、ほかに客もいないのに焼いているという事は……

「ああ、ラストオーダーか。遅いものな。
気遣いたすかるよ。スープでも残っていたらそれで。
パンも欲しい。エールか。良いな。貰おう」

恐らく、焼いている肉はまかないだろうと予測をつけ、頼まない。
それに、この時間に肉を食べるのは、些か自分には重すぎる。
スープにエールと液状のモノばかりもあれだろうと思い、パンももらう。

「あとは、そうだな。その肉はそなたが食べるのだろう?
俺の分のスープとパンを用意してくれたら、食べてもらって構わんよ。冷めた肉はまずいものな」

客は自分以外いないしな。と、相手の食事は気にしないと伝えておこう。

セカンド > 「スープとパン、エールやな。あ、値段はメニューの通りや。
ちょう待っといてや」

平民地区の居酒屋で値段に拘るタイプではなかろうと。フライパンの下にある魔導具のようなものを操作すると、蓋を被せる。
しゃがみ込んで棚から木製ジョッキを取り出すと、ビール樽の栓からエールを注いでいく。

「ほいエールお待ち」

カウンターに差し出したジョッキも、中身のエールもかなり冷えている。
バケットをカットし、スープのもとを入れた鍋をフライパンの隣に置いて、火にかける。

「温まるまでちょい待っとってや。
しかし、こんな時間に夕飯とは仕事なんか?大変やな」

鍋をかき混ぜながら世間話。肉の話をされると、笑った顔の端がひきつっている。
どうやらこの女、言われなくてもそうするつもりだったようだ。

アンス > かなり冷えているエールの入った木製ジョッキを手に取り。

「ああ、ありがとう」

礼を言いながら、軽く傾ける。空の胃に酒は良く無いので、喉を湿らす程度に。
王宮で飲むワインなどとはまた違った趣があるので、エールは嫌いではない。
スープが温まるのを待ちつつ。

「ああ、全く大変な仕事よ。こんな老骨に無理難題を押し付けてくる上司(王族や上級の貴族)に、
魔法とは何かわかっていないひよこ(兵士たち)どもの世話に……
ふ、あまり愚痴を女に零すものではないな。失礼した」

と少しため息混じりに愚痴をこぼしつつ。
笑顔が何故かひきつっているのは不思議だが、まあ、笑顔についてとやかく言う気はない。

「だが、そなたもこんな時間までたって仕事とは感心だ。客商売だし大変だろう」

なんて言いつつ、スープとパンを待つ。

セカンド > 何度かおたまと鍋があたる音をさせながらスープを大きめの椀によそいきると、小さめのバスケットにバケットを入れて一緒にカウンターに置く。

「ほいお待ち。
上司は現場のことは考えへんからな……ま、女の子が向かいやのうて横に座る店でやったら存分にこぼしてええんちゃうか?
あー……普段は他にも店員がおるからな。休憩とったり何なりで、まぁ何とでもなるんよ。
あとはまぁ……人がおらん時間帯は仕事してないに等しいし、好きにできるからな」

そこまで大変ではないという風で、バケットを切りだす。余熱で温めたステーキを皿の上に載せ、てきぱきと切ると一口摘まみ、頷いた。
魔導具のボタンを押し、少し店内が静かになる。

アンス > 「ああ。たすかる」

スープをよそわれれば、スプーンですくって、飲む。
うむ、悪くない味だ。

「ふ、そうだな。だがそういう店にこの年になって行こうとは思わんよ……
そういうものなのか。成程」

そう言いながら、パンをちぎっては口に放り込む。
肉を焼く音は止み、店内がやや静かに。
そのまま、スープを味わい、パンをひとしきり食べ終えれば。

「ああ、こんな時間に対応させて悪かったな。食べたいものは食べれて満足した……」

そう言って、カウンターにお代を置く。すこしだけ、メニューよりも高めに置いたのはチップだ。

「ではな」

そう言って、店を後にするだろう……
また会うかどうかは、まあ、時の気まぐれ次第だろうか……

セカンド > 「あかんで、歳を理由にしたら。したくない、んならええけど。
気にせんでええよ。それこそ仕事やしな」

バケットに肉を挟み、サンドイッチを作りつつ答える。
置かれたお代は足りていれば問題ない。一瞥すると男に視線を戻す。

「ありがとさん。また近ぅ寄ったら来てーな」

手をあげてひらひらと。サンドイッチにかぶりつくのは、男が店を去ってからのこと。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からアンスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からセカンドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエルビーさんが現れました。
エルビー > 最近忙しかった余だが、今日は時間が空いたので学院へ向かった。
真面目で勤勉な余らしいのだが、なんと今日は学院が休みだったのだ…。
他に制服姿の人間を見かけないから不思議に思っていたのだが、気づいたのは閉じた校門を見てからだ。

仕方がないので、今は学院近くの飲食店で食事をする予定だ。
…しかし、時間帯が悪かったのかどこもかしこも混んでいる。
入り口から溢れる程の長蛇の列だらけだ。

「……むむむむ。
これではどこの店にもすぐには入れんではないか。」

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエルビーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にコルボさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からコルボさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区ー冒険者ギルド」にコルボさんが現れました。
コルボ > 「……ふうーっ」

 受付の前から離れて、自分にあてがわれたテーブルにどっかりと腰を下ろす。
 ソロでゴブリンの巣穴討伐に向かおうと、依頼書を片手に受付嬢に詰め寄り、
 あまつさえ見下ろすような言動を繰り返す駆け出しの背中を蹴り倒してから、
 多勢に無勢を相手にする意味、その結末、それを対処できる
 突出した戦力独特の立ち回り方という”正論”を突きつけてから、
 他の駆け出しパーティと合流させて送り出して。

「……ロイスの旦那ほど、お人よしじゃねえつもりだったんだがなぁ」

 女はともかく、男の駆け出しなど以前はどうでもよかったが、
 己の心境に変化が生まれたのは、学院で教鞭を取り出した頃からか、
 先日共に遠征した商人から『貴方のふらちな行為は理由なくすることはないと思っている』という趣旨を言われてからか。

「……死体漁りは面倒だからな」

 不慮の事故とでもいうべき単独での散策から魔物の群れに遭遇して命を落とすならともかく、
 夢や希望に魅入られて無謀な武勇を刻もうとする新米のしりぬぐいをするのはごめんだったのだと、
 自分に理由を投げかけてエールに口をつけて

ご案内:「王都マグメール 平民地区ー冒険者ギルド」からコルボさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にコノハさんが現れました。
コノハ > 人でそれなりに込み合う冒険者ギルド。
そこで何か依頼を受けようと掲示板を眺め。

「薬草採取に討伐、配達……どれも良いですね」

どれもこれもが初心者の行うような仕事か人気のない物ばかり。
そんな依頼を真面目に眺めてはどれを受けようかと悩む。
人の役に立ちたいなどという理由ではなく、簡単に日銭が稼げるという理由ではあるのだが…。

「それに簡単なのも良い経験になりますよね」

討伐ならば慣れたもの、他の二つは色々と覚えるには丁度いいと考え。
ある程度覚えた地図の記憶を頼りにどの依頼が街から近いかなどと考えて。

コノハ > 考えた結果、配達の依頼を手にし受付に。
そして手続きを終えギルドを後にして。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からコノハさんが去りました。