2022/08/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシャルティアさんが現れました。
■シャルティア > 平民地区。住宅地から少し離れたとこにぽつんとある公園
堅い風化した古い石畳、小さな花壇、ベンチ。シンプルなこれだけの公園。
そのベンチに腰掛ける絹のような上等の布地のローブを着た少年。手には小さな干し肉。
味付けもなにもないただの燻製。塩もこすりつけられてない保存にも不向きなものだ。
その干し肉をちぎり、手のひらに乗せる。
「あい、あーん♪」
ずい、とベンチに座るお隣さん。ココを住居とする野良猫に差し出す。
でっぷりと太り、人相の悪い茶トラの猫だ。
手のひらの干し肉をジィっと見つめ……顔を上げる。にゃー、と不満げな鳴き声。置け、といっているのだ。
餌をくれるのはしっているが手のひらからは嫌だ。野良猫らしい警戒心である。
「ん?はい、たべていいよー♪」
少年は気づかずに干し肉を置いた手をズイっと伸ばす。嫌がって引っ込む猫。少年は不思議そうに猫を眺める。逃げずに近くに来るし餌をもらうからきっとこの子は人懐っこいのだろうと。
だが野良猫とはそういうものばかりではない。しつこく手を差し出してると―――
バリッ!フシャー!
手をひっかき、威嚇する。びっくりして落とした干し肉をくわえて、野良猫はだだだっとダッシュで茂みの向こうへきえてく
「おおっ!?こらー!めー!」
手を引っかかれて手の甲に爪痕をざっくり残してても少年はおっとりしたように声をあげるだけ。
もー、と頬を膨らませつつ残った干し肉をベンチの下にぽいぽい。
あとであの野良猫がやってきたら食べるだろう、と。
足をベンチでぶらぶらさせて、背を深く預ける。暑い夏の星空を見上げて、目を細めて
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアーリィさんが現れました。
■アーリィ > ギルドは多くの人で溢れかえり、その人混みの中、掲示板を見ては小さく唸って首を傾げる。
半人前の自分に合う依頼があるだろうか、と依頼書を読むが、どうも1人では難しいものばかりだった。
「…というより、自信がないです…」
誰に言うわけでもなく、独り言を溢しながら肩を落とした。
引っ越してきてからまだ日も浅く、周りに頼れる人もいない。生活するのに必要なお金はあるものの、ギルドにも慣れておきたい。
「とりあえず今日は酒場でも行ってみましょうか…」
人の多そうな酒場なら知り合いも出来るかもしれない。仕事も大事だがまずは人脈を広げようと意気込みを見せた。外に出れば近道の路地裏に入り込む。月明かりだけが足元を照らし、ゆっくりと足場の悪い路地を歩いていた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグスタフさんが現れました。
■グスタフ > ギルドに顔を出して今日の仕事は終わり、この後どうしようかと思案している。
そこらの女でも引っかけて……などとくらい欲望を滾らせて、裏路地に入れば。
同じように裏路地に入る女を見かけてしまい。舌なめずりをする。
深呼吸して、声をかける。
「あの、先ほどギルドで依頼を見ていましたよね。魔術師とお見受けしましたが」
柔和に手を差し出して、紳士的にふるまう。
「よければ一緒に依頼を受けませんか。私は……グスタフというものです」
気付かれないように後をつけて……その姿を下から上まで嘗め回すように見ながら、そう丁寧にお辞儀した。裏路地に似つかわしくない。
■アーリィ > 路地裏を歩いていると背後から声をかけられ足を止めた。こんな路地裏を歩いているなんて、自分と同じでどこかへの近道だろうかと呑気に考えて。
「え…?あ、初めまして…」
グスタフと名乗る彼は紳士的に手を差し出し、人柄が良さそうな印象だった。お辞儀をする仕草にすら品があって、こちらも慌てて頭を下げた。
「ま、魔術師をしてます、アーリィ・サーラーと申しますっ。依頼のお誘いですが…私でいいんですか?…わっ、とと…!」
内心ほっとしながら、紳士的な彼に近づいて詳しく話を聞こうとするが、足場が悪かったせいか何かに躓いてしまい、たゆんっと服の上からでも分かるくらいの豊かな胸が揺れた。
■グスタフ > 「ええ、ちょっと魔術師が足りなくて……まずはお話でも、宿とってあるのでそこで話しませんか。おっと」
ふらつく彼女を支えて身体を寄せると、つい胸を鷲掴みしてしまった。思ったより肉付きがいい。思わず勃起しそうになるのを押さえて。
「大丈夫ですか。あまり他人には聞かれたくないので……ついてきてください」
心配するように支えたまま、胸の頂あたりを撫でるように掌で当たり前のように撫でまわす。