2022/08/11 のログ
サラ > などとまごまごしていたら、遅れてここを訪れようとしていた学友(と言っても見た目歳上な少女ばかりだ……)たちと
ばったり出くわしてしまう。
あっサラちゃんだ~。なんだサラちゃんも食べたかったんじゃない。
わたしたちと一緒に食べようよ~。
そんな言葉と一緒に手が伸ばされてきた。

「あっいや~その用事があって!! 今日はごめん!!」

適当にでまかせを言って踵を返す。
あの子たちは悪い子じゃないんだけどあんまり可愛がられていると大事なものを失ってしまう気がする……色々と……!
脱兎して駆け出す。前もろくに見ずに……

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からサラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリファナさんが現れました。
リファナ > 王都に到着した乗合馬車を下りれば固まった体を伸ばすようにしてから周囲を見回す。
色々な国を回しはしたが一見すればこの国の王都も他と変わりない様に見え。

「先ずは宿を探して、それからギルドかな」

街につけばまずやる事は決まっている、宿の確保と冒険者の登録。
その二つをしなければ滞在期間は判らないが生活はできない。
もう何十年もやっている事なので習慣になった事に足は迷わずに動き始め。

「大体は大きな通りに面してるか」

宿やギルドは大抵は大きな通りにある、今までの経験を元に見回した時に目についた大き目の通り。
そこを目指して歩き出して。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリファナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にクライヴさんが現れました。
クライヴ > 平民地区の大通りに面したとある道具屋。
冒険者向けの品から生活用品まで幅広く取り揃え、自分も懇意にして居る店の一軒であるが。

「―――店番というのも、意外に退屈なものですねぇ………。」

その日は表向きの仕事―――何でも屋としての依頼で、普段見掛ける店員の代わりとして店に立って居た。
しかしながら、いつもは冒険者や市民、自分のような学生まで多くの客が足を運ぶ道具屋も、
今は丁度来客の少ない時間帯なのか、閑古鳥の鳴きそうな程に静まり返っており。
くぁ―――と欠伸を噛み殺しながら、頬杖を突いて店の入口のドアの方を唯ぼんやりと見詰めて居た。