2022/07/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフリージアさんが現れました。
フリージア > は~い、いらっしゃいいらっしゃ~い。」

あっつい中、アタシは声掛けをしている。
今日の仕事は知り合いのやっている屋台の店番。

なんでも異国から取り寄せた黒い豆っぽい食材を入れたミルクティーが
流行ってるからそれをガンガン売りたいらしい。

で、売り子も異国感を出したいってことでこんな格好でアタシが立っている。
アタシは産まれも育ちもマグメールなんだけど、そういうのは別に良いらしい。

たまにお客さんが来ると、とびきりの営業スマイルを振る舞い、
ミルクティーを販売する。

朝の出勤、通学時間はそれなりに人も来てくれたんだけど、今は人通りも
落ち着いてしまった。

フリージア > ちなみにミルクティーに入っている黒豆っぽい食材は意外とカロリーが高いらしい。
プルップルの触感で柔らかいのが特徴で、提供する際はカップに太めのストローを差してお出しする。
販売ターゲットは主に若い女の子だ。
どちらかと言うとアタシよりも年下の子達。

たまに年上の人も買いに来てくれるが、どちらかと言うと少数派。

フリージア > まばらに訪れてくれるお客さんに接客したりしていると、時刻は昼過ぎに。
確かそろそろ交代の店員が来てくれる頃合。

流石にこの時間になってくるとアタシはお腹が空いてきた。
交代が来てくれたら直ぐにどこかに食べに行こう。

どこが良いだろうか…。
キュルキュル鳴るお腹、人通りのない周囲…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフリージアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフォイアルディアさんが現れました。
フォイアルディア > ―――町の酒場。その扉をからんと開ける誰か。
黒いローブを揺らし、とてとてと素足で床を踏み締めながら、カウンターの椅子に腰掛け、マスターの顔を覗き込む。

「やっほー。マスター。繁盛してる?あ、そ。そだろうね。この時間とか仕事終えたヒト多そうだし。あ、エールと適当なツマミ、よろしくー。」

軽い様子でオーダーをすれば、視線を酒場全体に。
言葉通り、この時間は賑わっている。今日の仕事の出来を誇らしげに語る平民。戦いを終え、慰安を行う冒険者。この活気の良さは嫌いじゃあない。

――さて。オーダーが届くまで、ぼーっとしていよう。多分、そんな時間はかからないと思うけど。

フォイアルディア > 「やー。いいこと、いいこと。平和ってのはこうじゃないとね。……あー。マスター? ついでに肉頂戴よ、肉。
……え?金はあるのかって? ……あはは。我、冒険者ぞ?
――今日はちょい稼ぎに良い奴討伐してきてさ。財布、潤ってるわけ。……なんで、いい感じの……用意しちゃってよ。」

そう紡ぐが早いか、どんっ。とローブの中から取り出すのは、――普段よりもずっしりと重い、財布代わりの袋。
見せつけるように笑う自分。
それを見たマスターは口元を緩め。――どん!目の前にエールとポテトサラダを置いてから、
「任せとけ!」と、調理を始めた。きっと要望通り、いい感じの物を用意してくれるんだろう。

「ま、ご褒美ご褒美。金は美味しいものに使わないとねー。」