2022/06/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアトレさんが現れました。
■アトレ > 王都平民地区の酒場。
冒険者や労働者たちで賑わう人気店に、少々場違いなバニーガールの少女の姿。
あまりにも目立つ格好に、作り物の様に整った容姿。
注目を集めてもおかしくない出で立ちにも関わらず、
不思議と場の空気に溶け込んでおり周りの人間もあまり気に留めていない様子。
「……はぁ~……今回の仕事は少し難儀ですね~……。」
依頼書だろうか?
何らかの仕事について記された紙に目を通しながら、
少しくたびれた様子で溜息をつく。
「まぁいいわ~……。
……せっかくの王都ですし、のんびり進めましょうか……。」
魔法で依頼書に火をつけると、それは一瞬で灰と化し宙に舞って消える。
その依頼とは、とある要人の暗殺。
彼女の正体は、ハイブラゼールのカジノ協会が要する諜報ホムンクルスであり、
カジノ上層部に仇を成すとある人物の始末が彼女へと命じられた。
……が、その要人とやらは何だか警護も厳重そうだしめんどくさそう。
期限も差し迫ってるわけでもないし、王都観光がてらゆっくり確実にとりかかろう……。
とかなんとか考えを巡らせながら、麦酒の入ったジョッキをぐいっと傾けるのであった。
とは言え、仕事は仕事。
情報収集の基礎と言えば、酒場である。
周りに何か興味深い話をしている人でもいないか、
何か、仕事の遂行に仕えそうな人物でもいないか、
あるいは、単純に面白そうな人でもいないものか……
酒をあおりながら、それとなく店内を観察し始める。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアトレさんが去りました。