2022/05/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 王都マグメール、平民地区。
人気の疎らな裏通りは、普段から、とても危険な場所。
しかし、今日は特に、その危険性が上がっていた。
しかも、その話が、そうそう挙がる事もないのが、より厄介さを増している。
何も無いところで足を掴まれ、転んだ。
誰も居ないのに、いつまでも付いて来る足音。
なぜか、頭上から大量の虫が降って来た。
気付いたら、水入りバケツに足を突っ込んだ。
通り慣れた裏通り、だが思った通り抜けられない。
まぁ、しばらくしたら、なぜか抜けられたが。
何かあり、聞き込みが出来た情報は、そんな大した事のない内容だ。
だが、一部、何も無かったと言い張る者達も居た。
そんな内容から、一部の者達が思い浮かべるのは、一人の少女。
それを、天災として放置するのか。
聞き付け、解決しようとする誰かが現れるのか。
はたまた、何も知らず、裏通りに踏み入るか。
ともあれ、少女はいつも通りに、気紛れに動くだけ。
とん、とん、と屋根を伝い、移動をし。
悪戯する相手が、ちょうどいい場所に居ないか。
それを、探っているのだった。
■タマモ > まぁ、気紛れゆえに、その結果も、その性質に近く。
何かある時はある、無い時は無い。
と言う訳で、その後は、そうした相手は見付からず。
適当に巡った後、適当な場所に、戻って行くのだ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミンティさんが現れました。
■ミンティ > 初夏とは思えない暑さとなった日。用事を済ませた帰り道、朝早くとは違った熱気のこもる空気に驚きながら歩いているうち、額にうっすらと汗も浮かぶ。
いつもは服を着崩したりはしないけれど、この暑さの中では話も変わる。襟元のボタンを一つ外して、胸元を摘まみながら空気を取りこむ。はしたないなあと思うものの、なにもせずに倒れてしまっても仕方がない。
「……あつぃ…」
へとへとの声で弱音を吐きながら、なるべく影に入るように歩みを再開。けれど、拭ったばかりの額には、またすぐに汗が浮かんできて。
どこかで冷たいものでも飲んでいこうか。それとも水浴びにでもいこうか。考えながら公園の前を通りすがろうとしたところ、小さな屋台が目についた。
以前にも食べた事のあるカキ氷のお店だと思い出すと、通過する予定だった足を公園に向けて、ぱたぱたと小走り。まだ営業中であるのを遠目に確かめて。
「…一つ、お願いします…」
新鮮なフルーツを盛りあわせてくれるカキ氷から、今日はみかんを選び、注文する。
■ミンティ > 差し出されたカップ入りのカキ氷を一口。火照った身体に冷たさが染み渡ってきて、思わずその場で震えてしまう。食べ終えるころには涼しくなっていそうだと考えながら周囲を見回し、木陰のベンチが空いているのを確認し、そちらへと移動した。
こんな日でも元気に遊んでいる子どもを眺めながらの小休止は、そのまましばらく続いたはず…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区冒険者ギルド トレーニングルーム」にキールさんが現れました。
■キール > 冒険者ギルドのトレーニングルーム。
昼下がりの時間であれば利用者も少なく今は男だけ。
その時間帯を選んできた男は満足げに頷いてから先ずは部屋の真ん中で腕立て伏せ。
肩幅より広い位置に置いた両掌。
体をゆっくり沈み込ませ、体を落し、再び持ち上げていく。
膨らみ、太さを増す男の筋肉。
太い血管が浮き上がり脈打つ。
ぐ、ぐ、ぐ、とゆっくりとした動作で今度は体を起こしていく。
■キール > 逃場の無いゆっくりとした動きが男の太い筋繊維に負荷をかける。
ぷつぷつと肌に浮かぶ汗。
じわりと広がる汗。
腕に負荷をかけ終えたところで次は仰向けになってから脚をひっかけ膝を少し曲げてから、腹筋を始める。
ゆっくりと呼吸に合わさながら体を起こし、寝かせて。 単純な動きを繰り返していく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区冒険者ギルド トレーニングルーム」からキールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にベルナデッタさんが現れました。
■ベルナデッタ > 平民地区の大通りに面したとある家屋には、人が集まっていた。
物々しい甲冑を着た聖騎士や、ノーシス主教の聖職者の姿。
長らく空き家になっていたはずのその家屋に彼らは立ち入り、
作業を行っているようであった。
その通りを挟んだカフェ。窓際の席にてベルナデッタは、
その様子を眺めながら頼んだミルクセーキを飲んでいた。
「はぁ……疲れました…」
何のことはない。ベルナデッタが異端審問官としての仕事をした後始末を彼らは行っているのだ。
あの家屋も、王国にて暗躍する魔族の一人が潜んでいた家屋である。
「あの村の調査から帰って来てすぐにこれとは…休む暇もありませんね」
肩を竦めながら、ベルナデッタはミルクセーキをちびちびと飲む。
内心、そろそろ休暇をとろうかなどと考えながら。