2022/05/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエスラさんが現れました。
エスラ > 昼間のそれほど大きくはない酒場の一角、仏頂面で隅に座りエールを飲む。
今日は無性に酒を飲みたい気分にかられて適当な酒場に入りいつものように空いている隅っこに座り
とりあえずエール、と注文してゴブレットに注がれたエールがやってきたら静かに飲み始めた。

「……注文はできるんだけどな」

とは言え声が硬くなってしまうし顔もひきつるのであまり良い印象ではなだろう。
うつむき加減でちびちび飲みながらそろりとあたりを見渡してみれば
楽しそうに話す客たちが目に入る。
いいなぁと羨みながら、勇気を出せばいいだけと自分を奮い立たせるけど結局声はかけられない。

こういうとこだよなぁ、ヤケを起こしたのか酒の中身を一気に飲み干しておかわりをジョッキで注文。
あまり強くないのに木製ジョッキをぐいぐい飲んで中身を半分に減らしぐったりとテーブルに身体を預けて羨ましそうに店内を見渡す。
と言うか表情的に睨みつけていると見られても可笑しくはない。

エスラ > 見ていても特に進展はないし、時間の無駄だろう
飲みたかった酒も飲めたし退散しようと残ったジョッキを空け
ふらりと立ち上がったらお会計を済ませてフラフラとした足取りで家へと足を向ける。

今度こそ自分から話しかけられれば良いなぁ、とか思いながら消えていった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエスラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアニスさんが現れました。
アニス > 王国中のありとあらゆる商品が集まるバザール
大通りに所狭しと並べられた露店には、遠く帝国やはたまた魔族の国からの品までが並んでいる。
どの店もが煌びやかに彩られている中で、どうにも地味な色合いの店先に少女の声が響いていた。

「そこを何とか、もう一声!
 ほら、このまま置いといても売れないよ? 今、売っちゃった方が絶対良いから、ね!?」

渋る店主にひたすら値下げ交渉を続けている鮮やかな髪色の少女
その手に握られているのは、どう見てもただの石ころにしか見えないもの。
宝石どころか、希少な鉱石にさえ見えないせいで、周囲の者はみな首を傾げるばかりで。