2022/04/30 のログ
■イェン > (振り返る事も出来ぬまま身を固くするイェン。その背後からなまめかしい衣擦れの音が聞こえて来て、先程よりも一層の柔らかさが押し付けられて呼吸が止まる。)
「~~~~~~~~~~ッ!」
(そんなタイミングで下級生二人とのあれこれを聞いているぞと告げられたなら、再びびくびくっと生娘の背筋も跳ねようか。――――が、まだ大丈夫。たしかにあのプールにいた女学生の一団からは口移しのキスこそ見られていても、それに続いた決定的な……その………あれは気付かれていないはず。大丈夫。大丈夫。 ―――下級生とプールサイドでディープキスしていたというその時点で既に相当アウトなのだが、てんぱっているイェンはそれに思い至らない。大丈夫大丈夫と心の中で呪文めいて唱え、跳ね続ける鼓動を大人しくさせようとする留学生の肢体が、不意にごろんっとひっくり返された。)
「――――きゃっ」
(思わず漏れた声音は存外に可愛らしく、それこそ年相応の物だった。ボタンを外されたブラウスの双乳が、下着の矯正に許された範囲でふるんっと揺れる。はぁ……はぁ……と訳も分からず乱れ始める呼吸で桜唇を半開きにした留学生の美貌が、目元を赤く染めた双眸でどこか茫然と友人を見上げる。ベッドを軋ませながら圧し掛かる身体はどこまでも女の子の物で、与えられるプレッシャーもまた小躯に見合うレベルの物。それでも逆光の影を落としてじっとイェンを捕らえる紅瞳は、普段は凛々しい留学生を小動物めいて竦ませるに十分な雰囲気を伴っていた。)
「―――――ゃ、やめて下さい。いくらなんでも、冗談が……過ぎます」
(赤く染まった仏頂面が紫水晶を横に反らし、小さく呟いた後にちらりと弱々しい上目遣いで彼女を見る。ブレザージャケットを脱ぎ捨てて、イェンと同じくブラウスの薄絹姿となった貴族令嬢。今更ながら彼女の悪評が思い浮かぶ。どっ、どっと豊乳を内側から叩く鼓動は耳にうるさいほど。このまま彼女に何か大切な物を奪われそうな予感を覚えるも、仰向けの身体は動かない。乱れたプリーツスカートの裾は、純白の太腿をかなり際どい所まで晒しているのに、それを整える事さえ出来ない。更に乱れる生娘の呼気が吸い込むのは、脂っこい中華料理の香ばしい臭い………、 ――――ん? 完全に乙女の顔、こうしたシチュエーションを何度も経験してきたヴィルヘルミナ嬢ならばはっきりと確信できただろうヤれてしまう雌の表情が、眉根を寄せて真顔に戻った。盛り上がりに盛り上がっていたムードが、大衆食堂で身体に染み込んだ美味しそうな臭いに負けて霧散した瞬間であった。)
■ヴィルヘルミナ > 「あら?自分でも冗談なんて思ってないでしょう…に……?」
お互いに近くで顔を見合わせ、いざ事に及ぼうと思った瞬間、漂ってくる香しい匂い。
これから行われる乙女達の秘め事への期待を追いやり、
脳裏に広がるのはあの店の筋骨隆々な店員たちの暑苦しい笑顔と大声。
そしてお互い、急に動いた事と腹の上に人を乗せた事で、己の胃に怒られることだろう。
「…………」
その表情からふっ、と笑みが消え、イェンの隣にごろりと仰向けになるヴィルヘルミナ。
ムードたっぷりな照明が二人を照らすが、シェンヤン大衆料理の香りには勝てなかった。
ヴィルヘルミナは、はぁー、と長い溜息をつく。
「またの機会にしましょうか…」
心の内に悲しみが広がっていく。まさかこんなことになろうとは。
しかしながら、身体の火照りは冷めても、その分が汗となって制服に染み込んでいくし、
そもそもお互い制服のままで寝るのも皺になっていけないだろう。
とはいえ、この宿では寝間着の貸し出し等想定していない。そんなものを使わない客しか利用しないからだ。
「…………でも着たまま寝るのも嫌よね」
ヴィルヘルミナはのっそりと起き上がると、もそもそとシャツを脱ぎ、スカートを脱ぎ。
下着まで脱ぎ終えて、乱雑に一か所に放る。そして、一糸纏わぬ状態で改めてベッドに身体を放る。
■イェン > 「――――そう、ですね……流石にこの臭いとお腹では………、~~~~っ♡ ち、違いますっ! そもそも違いますからっ!」
(先程まですっかり捧げてしまうつもりになっていた事を、思わず認めるかの発言。一拍遅れてそれに気付いた生娘は、急速に収まりつつあった頬の炎熱を一気に再燃させて大慌てで否定する。仰向けの身体が再びぷいっと彼女に背を向けた。そんなイェンの背後から、再び衣擦れの音が響く。随分長く続いたそれを怪訝に感じて肩越しにそっと向けた盗み見の視線が捉えるのは、ミルク色の豊乳が先端のピンクも露わに揺れながら、雑にまとめた着衣を枕元の長櫃に投げる姿。)
「…………………………………」
(再び背後で寝ころぶ気配を感じつつ、だんまりを決め込むイェン。―――が、しばしの無言の後にもそもそとこちらも着衣を脱ぎ始めた。先ほどの動きが妖しい雰囲気に忘れ掛けていた腹部の圧迫を改めて思い出させたのだ。数々の浮名を流す伯爵令嬢もこの状態で襲い掛かってくる事は無さそうだと、先のやり取りから覚えたある種の安心感による脱衣。少しだけ迷ってから、背筋に回した両手がホックを外してブラを。それに続いて下肢に回した手指でショーツまでも引き降ろしたのは何となく。恐らくは先の雰囲気の残滓が心の深い場所に残っていたからこその行動なのだろう。彼女の着替えの隣にこちらは丁寧に畳んだ着衣をそっと置いて)
「―――――ふふ♡ なぜ、このような事になっているのでしょうね」
(普段はついつい抑圧してしまう素の感情が覗かせる自然な表情。ふんわりと細めた目元と綻んだ口元が形作った微笑みは、普段のイェンを知る伯爵令嬢なればこそ驚くほどに柔らかな物だった。すらりと長い白脚が、小さな足先を器用に操りベッドの底部に蟠っていた毛布を摘まみ上げ、受け取る白手で二人の裸身のそっと被せる。毛布の目隠しのおかげなのか、常に無い大胆な心地で身を寄せて、彼女のうなじ辺りに鼻先を寄せて匂いを嗅ぐ。油臭い。くすっと再び忍び笑って)
「今日はもう寝てしまいましょう。明日はしっかり動いて食べた分を落とさなくてはなりませんし…………おやすみなさい、ミナ」
(そのまま目弾きの双眸を閉ざし、就寝の挨拶の最後にぽろりと漏らす友人への愛称呼び。心の中ではとっくにそう呼んでいる親友への愛称が、滲む眠気の中でぽろりと漏れたのだ。彼女がそれに気付く頃には既に、寝つきの良い留学生はすぅ……すぅ……と小鼻から控えめな寝息を漏らしていた。)
■ヴィルヘルミナ > ぼうっと天井を眺めていたら、隣で動く気配。
何事かと視線を向ければ、意外な事に未だに必死にガードの硬いふりをしている留学生も、
その服を脱いでしまうようだ。
「…………!」
服を脱ぎ終え、畳み終えた彼女が、不意にこちらに見せる、いつもの鉄面皮ではない笑顔。
それを見て不覚にも、ヴィルヘルミナはどきどきと胸が高鳴ってしまう。
そして、今まで誰にも見せた事の無いであろう笑顔を見た特別感に、じんわりと胸が温かくなる。
いけないいけない。こちらが惚れてしまってどうするのか。
ヴィルヘルミナはいつもの小悪魔的な笑みに戻る。
「お互い、裸を見せ合ったのは二回目ね…。ふふ、このまま添い寝も悪くないわ♡」
身を寄せて、身体の匂いを嗅ぐ彼女にこちらも身体を向けて。お互い軽く触れ合い、じゃれ合う。
だが、そうしているうちに、眠気も襲ってくる。身体は食べた物を消化するのに集中したいらしい。
「えぇそうね、おやすみイェン…………ミナ、か…」
平民の身分で貴族をあだ名で呼ぶなど不敬なもの。
だがヴィルヘルミナは失礼と思う気持ちより特別な愛称で呼ばれた心地良さが遥かに勝っていた。
彼女に対する愛しさで胸が満たされながら、眠りを覚まさぬようその頬を軽く撫でる。
その美しく、安らかな寝顔。染み一つない白い肌……。
…それを見てヴィルヘルミナは悪戯を思いつき、実行することにした。
そっと毛布をずらし、起こさぬよう気を付けながら、そっと彼女の胸元に口付ける。
唇を離せば、赤いキスマークがくっきりとその白い肌に刻まれていた。
悪戯を成功させヴィルヘルミナも、満足気な表情で眠りに落ちていく……。
翌日朝、案の定真っ赤になりながら騒ぐイェンに対しヴィルヘルミナは、
「貴女がされたかった事、それが消える前に今度はきっちりしてあげるわね♪」
と返し、さらに酷く赤面させたのであった。
ご案内:「平民地区 大衆食堂」からイェンさんが去りました。
ご案内:「平民地区 大衆食堂」からヴィルヘルミナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」にアオイさんが現れました。
■アオイ > 日の高い時間帯の平民地区の大通り。
色々な人々で行き交うそこで右に左にと視線を巡らせては目についた店を眺めては次へと移動をする。
この行動は何かを探しているように見え、実の所何かを探している訳ではなくただ目についた店を見ているだけなのだが。
そうして通りに面した道を眺めて歩きはするが何かを買おうとする仕草は今の所はなく。
「王都だけあって色々と売ってるんだ。でも…んー」
今まで立ち寄った小さな町にはないような品ぞろえに驚き。
色々と買いたくなるのだがそこまで余裕がある訳でもないので眺めるだけ。
あれやこれと欲しいと思う物を買うにはまだそこまで稼げていないので予算もないのだが…。
そうして何軒目か覗いた店、武器屋であるその店の店頭に飾られた剣を見て、綺麗だなと目を輝かせて見つめて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」にハシュレイドさんが現れました。
■ハシュレイド > 武器屋の店頭で、剣を見ていると。
誰かが、少し安定しない足音で近づいてきて。
「あれ、前にギルドであったお姉さん?、今日は依頼とか休みなの?」
声を掛けたのは、褐色肌に金髪碧眼の少年、真っ黒なローブがある意味で目を引く。
それ以上にいまは、少年が持っている、少し大き目な木箱が目を引くかもしれない。
体格に対し、かなり大きめの箱で、視界は何とか確保している物の。
それを持っての足取りは、頼りなく見えるほど、千鳥足に近い足取りで。
少女に近づいて、はふ、と息を吐きながらその荷物を地面に置いて、少し額に書いた汗を、手で拭っている。
■アオイ > 剣は手持ちがあるので買う必要はないが綺麗というだけで見る価値はある。
もしかしたら買うかもと思っていると足音が聞こえ。
「えっと……うん、確か会ってるよ。毎日休みなしに依頼は探してないからね」
声の主は前にギルドで出会った事のある少年、褐色の肌と金髪を覚えていて。
暑いかなと言える季節に真っ黒なローブは余計に暑くなりそうと目をやり、それと同じぐらいに目についたのは大き目の木箱。
少年には大きく見えるそれを抱え、ぶつからずに歩いていたの言うのは驚きと関心が持て。
近くに来て荷物を置き息を吐く少年にお疲れと声をかけて。
■ハシュレイド > 木箱を置いて、んー、と手を組んで腕を上にあげて、体を伸ばして。
「だよね、東方風の服だったし、目の色が俺と似てるから覚えてたんだ。
それは、そうだよね、休まないと体まいっちゃうし」
お疲れと言われて、ありがとう、と素直にお礼を言って。
少女が見ていた方をちらっと見て、一瞬首をかしげて。
「剣をみてたの…?、あれ、剣もってるよね?」
以前ギルドで見た時も、今もか、剣を少女が持っているのは見て取れる。
少年自身は、剣を使うという事はなく、剣の見たてもできるわけでもないので、持ってるのに、どうしたんだろうという疑問になったらしい。
■アオイ > 「こっちだと滅多に見ない服だし目立ってた?
休みながらにしないと体を壊すよね」
何処に運ぶのかは分からないがまだ運んでいる途中の少年にお疲れを言うのは早いかと思った口にs。
少年の視線が先ほど見ていた剣に向けば、綺麗だよねと同意を求めて。
「持ってるよ。でも綺麗だなっておもってね。
ほら、この刀身に光が当たった時に浮かぶ模様が綺麗だと思わない?」
この辺りではあまり見ない片刃の剣を持ってはいるがそれはそれと。
少年に見ていた剣の刀身、そこに光の加減で微かに浮かぶ模様のような物を指差して見ていた理由を説明する。
■ハシュレイド > 「うん、ここら辺と結構違ってる感じの服だしね。
討伐とか受けてる人は特にそうなんじゃないかな、俺は採取とか街中依頼が多いけど」
木箱に軽く腰を預ける感じで、休みながら。
少女が言う言葉に、頷いて。
「使えないから普段は見ないけど、確かによく見ると模様があるんだ、うん、綺麗だと思う。
あぁ、それで見てたんだ、おねえさんは綺麗な剣とかが、好きなの?」
少年自身は、ローブの隙間から見えたが、ナイフ程度しか武器と言えるものはないらしく。
少女が気づくかは判らないが、他には投げナイフを数本、腰の後あたりにつけている。
ただ、足取りや体裁きなど、ある程度武器を使う人間からみれば、武術に関してはほぼ素人であると判るだろう。
■アオイ > 「こっちの服も持ってるんだよ。でも着慣れてるからつい。
私も採取が殆どだけど、外で採取も大変だよ」
本来なら相棒になる動物を探して一緒に依頼をしているがまだ見つけていなく。
その分色々と自分でやるので直ぐに疲れてしまうのは口にしないで。
「この模様ってその武器武器で違うから見ていて楽しいよ。
綺麗なのって実用性が低いのが多いんだけど…見ている分には好きかも」
少年はローブ姿から剣などは使うようには見えず、普通に魔法使いかなと見た目で思っていて。
動きも自分のように武器を振るうものから見れば専門ではないのは判り。
それなのに重そうな荷物を運んでいる様子にはどことなく凄いというように見ていて。
■ハシュレイド > 「そうなんだ、確かに着なれてる方が楽だよねぇ。
俺は、採取の時に屋台用の、食材も採ったりしてるから。
あ、ちなみにこれは、平民地区の食道で使う芋運びの依頼なんだよね」
罠や他の手段で、何種類かの食肉向きの動物なども狩っていたりするのだが。
芋を使う料理屋で、普段なら販売店が配達するんだが、配達する人間の手が足りず、出てた依頼だよ、よ笑いながら。
「ふーん、今度色々見てみようかな、その内に剣の使いかたも覚えたいけど。
実用性は低いの?、あぁ、もしかしてこういうのってこう貴族とかが飾ってたり、見たいなのかな?」
ちなみに、剣を教えてくれと頼んでも、そんな貧弱じゃなぁと言われてたり、それ位には線が細い。
そうして、実用性が無いと聞けば、ぽんと手を叩いて、思った事を述べる。
「あ、ええとこれは、体少しでも鍛えたいから、ね…だから、最近はこういう依頼多く受けてるんだ」
まだ、実感できるほど筋肉ついてこないけどね、と少し苦笑して。
退室的につくかが、微妙でもあったリスのだが。
■アオイ > 「こっちの服の方が機能的なのが多いんだよ。
でもやっぱり違和感があるから。
そういうのを依頼で集めると一石二鳥で良い感じになるね」
自分が依頼での採取品以外のお小遣いぐらいの儲けの副業みたいなものかなと頷き。
受けた事はないがそんな依頼もあるのかと今知った顔をして。
「でもこの模様で高い安いとか切れ味が良いとかはないかな。
綺麗なのって装飾用が多いから、そうそう貴族とかが偉く見せる為に持つのが多いかな。
中には綺麗で使えるのもあったりするんだよ」
今見ていた剣は綺麗で使えるものと説明。
少年が口にした内容にその通りと言いながら、中には例外もある事を口にして。
「依頼を受けて鍛える、本当に一石二鳥だよ。
そう言うのって良いと思うよ」
鍛えるためという少年が筋肉が付いてこないと苦笑をするのに、直ぐにはつかないと返し。
そればかりは長く見ていくしかないと説明をする。
■ハシュレイド > 「お姉さんが来てる服とこっちのだと確かに全然違うもんね。
うんうん、外出たら、採取しながら召喚した蝙蝠とかで、食べれる果実とか採って貰ったりね。
おかげで屋台の売り上げも含めて、何とか学院も行けてるし」
少女の服をみて、着方から違いそうだよねぇ、と珍しそうに見つめ。
荷運び自体は王都内限定でそこそこあるけどね、といいつつ、でも貧民地区関係のはやめた方が良いよと、こそりと。
「そうなんだ、模様では値段自体はあまり変わらないのかな。
あぁ、剣使えなさそうで偉そうな人が持ってる、持つ所とか鞘が豪華ななのとか?
綺麗で使える武器かぁ、え、これそうなんだ」
体格が、こう、と横に広い系の人間をしめしながら、そう言う人が持ってる事多いよね、と。
言われて、自分でもじーっとみて、わかって無さそうなのに、ふむふむと頷いて。
「うん、色々あって楽できる方法はあるんだけどねぇ、いまは出来る限り使わない事にしてるんだ」
良いと思うよと言われると、えへへ、と照れたように微笑んで。
長い目でみて、続けるという点には、素直に頷いて、相談したことがある人が皆そう言うよー、と言って、笑いながら肩をすくめる。
■アオイ > 「こっちの服ッてなんだか締め付けが強い気がするから。
採取しながら…召喚?そんな魔法もあったりするんだ。
依頼に商売もして学院通いって凄くない?」
こちらとは違い全体的にゆったりとした服なのを袖を揺らしてみせ。
王都内の依頼も多いのかと思うと探してみようと決め、こそりと告げられた事に頷き。
「この模様って剣を打つときにできるのだからこの形って狙って付けてるの出ないなら値段に含まれないよ、私の国だとだけど。
そんな感じ、握り手や鞘、柄が多いけど、時々刀身まで変に豪華な人もいるみたい。
うん、見た感じだけど凄く斬れりと思う」
完全な偏見ではあるがそうだと頷き。
あくまで見た感じなので実際は分からないが自分には斬れるように見えていると。
「鍛えるなら楽はしない方がいいよ。だって鍛えられないし」
便利な方法は楽だけど鍛えられないと告げ。
皆と聞き、そういうよと笑って。
■ハシュレイド > 「あぁ、お姉さんが来てる感じの比べたらそうかも?
正確には、召喚で呼んだ蝙蝠に果物とかとてもらって、薬草とかは自分でって感じだけど。
忙しいのは確かなんだけど、それが楽しいし、勉強できる事で使える手札?、が増えるから」
少女が振った袖に視線をとられ、頭が合わせて上下して。
学院で、教わる事で出来る事が増えるからと、楽しそうに微笑んで。
「剣を打つって、こうガンガンて、叩くのだよね…あぁ、全く同じ場所叩いてるわけじゃなさそうだもんね、あれ。
刀身まで?…え、それって使い難い…あ、使わないから、大丈夫なのかな。
へぇ、その剣もすごいけど、見てわかるお姉さんもすごいね」
鍛冶に対する印象は、少年的には鉄を叩いている、しかない様子。
尊敬の眼差しで少女をみて、剣を見てを繰り返し。
「うん、だから街中の依頼で重い物運ぶ依頼とかを多めにしてるんだ、タイミング合えば2件くらいは受けれるし」
鍛えられないよと言う言葉に、素直に頷く。
だからこそ、儲けは少ないが、荷運びの依頼を受けて、頑張っているといって、微笑む。
■アオイ > 「そう言うのが変な感じがするから、高いけど見かけたら同じのを買うようにしてるんだよ。
それでも別々に集めれるから便利だよね。
そう考えて実際にやれるのって凄いよ」
今のような服は中々ないから大変と困った笑みをみせ。
口では言えるが実際にそれをするのは難しい、それを楽しいと言えるのは凄いと。
「そうそう、叩いて形を整えて作るんだよ。
見栄でそうしてるんだと思うけど、ほとんど使い道はないんじゃないよね。
多分だよ、実際に使った訳じゃないからね」
鍛冶については特に詳しくなく、同じように叩いて形を整える程度しか知らず。
斬れると言いはしたがあくまで刀身を見てなので実はナマクラも否定はしきれなく。
「街中だと重い荷物を運んでも危険は殆どないよね。
2件も?頑張ってるよね」
自分では一日一軒が限界。
それを多ければ2件と言われると頑張りすぎではないかと思ってしまう。
■ハシュレイド > 「あ、でもこっちでも同じの売ってるんだ、知らなかった。
うん、おかげで色々あつめてこれるから。
そうかな、凄いかな…あ、そういえば、偶に平民地区のあっちの方の広場とか、ギルド近くで屋台だしてるから、見かけたら宜しくね、おねえさん」
東方風の服よりは、自分が着る服ばかり見ていて、気付いてなかったと。
凄いと言われれば、はにかんだような顔で、頭をかいて、照れくさそうにしながら、屋台の宣伝をして。
「あれもすごいよね、音が外まで聞こえるし、中熱そうだし。
そういう人ってお付きの人とかいるもんね…鉄がもったいない気もするけど。
多分なんだ、でも俺だとそこまで考えられないし、やっぱり凄いと思うな」
偶に、鉱石運びで行くけど、受け取りに出て来る人が汗びっしょりでねぇ、と。
見て考えるのは、形と、サイズ…少年の体格的に余り大きい物は使い切れないので、ダガーやナイフに目が行きやすく。
「そう、ちゃんと前見える様にしてれば、だれかにぶつかるとかもないし。
運がよければ、だけど、どうしても安全なぶん、他の人が受けちゃう事も多いしね」
基本は朝の依頼張り出しの時間に受ける一件、そして以来の終了報告で戻った時に、残っているか、追加が出ていれば程度。
運良く2件目があった場合は、そのよるは、疲れて早寝しちゃうけど、と笑いながら。
■アオイ > 「本当に時々にね。でもその分高いから中々買えないよ。
私もそう言うことをしてるけど今はまだできてないから。
だって仕事と学業の両方をやれるのって凄い事だよ」
露店などで本当に偶にある程度なので普通の店では見かけないと説明し。
自分ではできない事をやっている事を褒めて。
「熱いし音が煩いで大変みたいだよ。
偉い人が剣を振るうなんて先ず無いね。
剣を使うと長く持つか、よく切れるかは考える事だから」
鍛冶屋は剣の手入れで行く程度だが熱くて殆ど居れなかったと苦笑し。
使う以上、切れ味と強度は一番に不調だと熱弁して。
「向こうからぶつかって来ないと避けれるよね。
やっぱりそうなんだ」
荷運びとはいえ2件もやれば本当に付けれてしまう、それは仕方ないと笑い。
「すっかり話しちゃったけど仕事中だったよね、邪魔しちゃったね。
私ももう行くから配達頑張ってね」
すっかりと話し込んでしまったが少年が依頼中だと思い出すとそう告げ。
次の店も見に行こうと考えるとそう告げてエールを送ると、またと言って次の店にと向かって。
■ハシュレイド > 「そっか、距離あるからか、こっちで作るの難しいのかな」
ふむ、と首をかしげて。
「鍛冶じゃなくても、仕事は大変だよね。
あぁ、うん切れるかはだいじかも」
止めなど以外で使わないので、其処迄でもないが切れるのはやはり大事で。
「そうそう、ちゃんとよけれるようにしてね。
あぁ、そうだった、今日中のだけど、早めに持っていかないと。
それじゃおねえさん、良かったら屋台きてね」
そういって、軽く一礼して、木箱をよいしょと持ち上げ直して。
もう一度、声をかけてから、よたよたと歩き出すして、通りの向こうへと消えていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からアオイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からハシュレイドさんが去りました。