2022/02/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミンティさんが現れました。
ミンティ > 小さな欠伸を噛み殺しながら、夜の大通りをのろのろと歩く。ひさしぶりに会う知人と話しこんでしまい、すっかり帰りが遅くなってしまった。
数すくない友人というか、孤児院のころの仲間と再会する日は、いつも決まって浮足立ってしまう。懐かしい話をしたり、あのころと違って自由に使えるお金を手にして、いろんなお店を巡り歩いてみたり、そんな風に過ごしていると時間が経つのもあっという間。
もうすこし早く帰るつもりではあったけれど、楽しかったからいいかなんて気楽に考えて。

「……ええと」

家についたらなにをしようかと考える。身体が冷えてしまっているから、すぐにお風呂に入るのもいいし、先に温かいお茶を飲むのもいいだろう。
今日あちこち回って買った品物の中には、鑑定の勉強をするためのものも含まれているから、先にそちらに手をつけてみようかとも思う。
悩んでいると、ぼーっとして注意散漫になるのは、いつもの悪い癖。さすがに昼間ほど人通りも多くない時間だから、うっかり誰かにぶつかってしまうような事もないだろうけれど。

ミンティ > そんな風に考え事をしているうちに、気がつけば帰り道もあとわずか。大通りから細道に入るために曲がり角に進路を変えると、小さな背中は闇に紛れて消えていく…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミンティさんが去りました。