2022/02/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/魔法具店」にリンさんが現れました。
リン > 平民地区のあちこちに点在する魔法道具の店。
所狭しと不思議な品々が並ぶ中を、だぶだぶのシャツとパンツの小さな人影が歩いている。
これと言ってほしいものがあったわけではない。
目についたから入ってみただけだ。
中古の魔法の杖、薬剤、触媒、実験道具……
それから、魔法生物。

「……」

術で眠らされて瓶や籠に閉じ込められたインプやピクシーの並ぶ棚の前に立つ。
こういうのを見ると、少し感傷的な気持ちになってしまう。
自分もこの手の容れ物に閉じ込められたことがあるからだ。

「こんなふうに見えるんだなあ……」

彼らはどんな夢を見ているのだろうか。
何の気無しにピクシーの瓶を手にとって、蓋を撫でている。

リン > カウンターの店主にじろ、と睨まれた気がした。
買う気もないのにべたべたと触るのはよくないな。
瓶から手を離す。

棚の上の方を見上げる。別の籠が見える。
あ、あの鳥籠のデザインいいなあ。
飼われるならこれかなあとか自分が入る前提でなぜか考えてしまう。

「ん~~~」

背伸びして棚の上を見ようとする。微妙に全部見れない。
背が低すぎる。