2022/02/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 賑わう食品街
燻製や肉・魚を焼いたいい匂いや夕食前にさばいた肉や魚を売る声。それを買う王国民。賑わいとオイルの街灯ランタンで夕暮れから夜にかけても明るい空気の区画

そこの路地裏――明るく、ランタンがある程度には使われてはいそうだが人気はまったくない場所。腰をおろせるような大きさの木箱が捨て置かれてる。


そんな木箱の上にちょこんと座る小さな少年。一見少女か少年かわからないぐらいに幼い子どもが燻製肉をあむあむと座ったまま頬張っている。
木箱の上には燻製肉とぶどうのジュース
ジュースをこくこくと飲んで、ぷはー♪と明るい笑顔になる。
人懐っこそうな小さなひまわりのような笑顔の顔立ちだ。幼いので夜になりかけのこの時間では少々あぶなっかしくも見える子供だが迷子のような感じでもない。
ただただ、大通りの燻製肉やソーセージを買ってここで食べている様子。
木箱の上で地面にとどかぬ足をたまにふらふらさせつつもソーセージをもぐもぐして

「お肉いっぱい、おいしかったー♪」

ごちそーさまでした
と肉の入った紙袋をクルクルと丁寧に小さく畳んで、貫頭衣の膝をめくって裏地のぽけっとに詰め込む。
そのまま、食休みのようにころんと木箱の上に上半身だけ寝そべってコロコロ

シャルティア > 夜――賑わいとオイルランプの明かり。
路地裏だが此処も暗がり、という程ではない。だが、木箱に腰から上だけをねかせて仰向けになっている子供というのはこの時間には危なっかしいという意味では異質だろう。

そんな少年は、星空をじぃっと眺めてる。きれいな満天―――街灯のオイルランプで地上が照らされてもなおしっかりと輝く冬の星々。
その遠く遠く夜空、更に遠くを視るようにじぃっと夜空をみつける。

「どうして――ううん、いい子でいたら、きっとお迎えがくるから、頑張る!」

手を伸ばして――しかしその手をぐっと握って。元気に真上でぶんぶん振る。
寂しい悲しい気持ちを口にださないように、元気で明るい――いつもの笑顔で

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフィリさんが現れました。
シャルティア > PL※一度退室致します申し訳ありません。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・公園」にヴェルソートさんが現れました。
ヴェルソート > 『Rrha touwaka ra tasyue enne fhyu pirtue ♪
der herra grandus na cupla walasye ♪』
夜の公園、しっとりと聞いた鼓膜が湿り気を帯びたような錯覚すら覚える、艷やかな歌声が微か…公園の広場にある音の源には…ランタンを傍らに置いて、噴水の縁に腰掛けた姿で七色に光る指揮棒を揺らして甘やかに歌う男が一人。
草臥れたコートを羽織り、しかし声はハッキリと…遠くまで響くような声音でリズム良く…まるで何かを讃えるような普段使わぬ言語の歌。
指揮棒を振る度に、まるで誰かが演奏をしているかのように、弦楽器や打楽器の音が指揮に合わせて鳴り響様は、歌の披露というよりはちょっとした演奏会のようで。
立ち止まる聴衆の中には、まるで声で性感を揺さぶられたかのように、どこか上気した風なものも、居ることだろう。
足元に置いた小さな箱には、そこそこの小銭が溜まっている。

ご案内:「王都マグメール平民地区・公園 」にヴェルソートさんが現れました。
ヴェルソート > Rrha touwaka ra tasyue enne dor nosaash ♪
der has dor fountaina dilete foul pauwel ♪

同じリズムを繰り返す、童謡にも似た歌が指揮棒から鳴る音色に彩られ、緩やかに響き…眠たげに見える目を楽しげに細めて歌を披露する男の視界に、また一人…こちらへと歩いてくる聴衆を横目に見ながら、より高らかにトーンを上げた。
近づけば、まるで音が耳を愛撫するかのような歌声…揺さぶるような歌の情感と…声に宿った魅了の力。
そしてふわりと、香るような甘やかな気配が、聴衆を…特に男を煽り、意識を釘付けるかのような波を持って…周りの耳を「悦ばせる。」

そして、そろそろ歌が佳境なのだろう、しっとりと…消えゆくようなトーンへと変異していけば……それはそれでまた、音で耳をなぞられるようで。中には寒さでなくゾクリと、身震いしているものも居たかもしれない。