2022/01/08 のログ
ご案内:「平民地区、大通り沿いの喫茶店」からエリンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 宿 平民地区」にロゼさんが現れました。
ロゼ > たっぷりとした金髪の髪が寝癖と一緒に波打っている。
ベッド傍にある鏡の前で、映る自分をぼんやりと見た。
ついで、半分ほど持ち上がった眠たげな眼を、掌でぐしぐしと擦ってみる。
化粧の剥げた顔は酒と寝不足のせいでややむくみがち。
鏡には移りきらないが、胸より下はかろうじて髪がシルエットを隠すだけの素っ裸だ。

入り口から寝台へ転々と落ちる服や下着、靴などが、女の昨夜の軌跡を物語る。

「 ……――――― っくあ ぁ。 」

ぎゅっと目をつぶり、大きな口をぱっくり開けて欠伸した。
滲む涙をこすりもせず、半分の目を完全に閉じきって突っ立ったままぼうっとする。

新しい年を捲って尚娼婦の日常は変わらない。
この後は顔を洗って、とりあえずもう一度ベッドに入って、追い出されるまでひと眠りだ。
だって寒いと眠くなる。でも服を着るのって億劫。

―――――じきに昼を跨ぐ頃だろうか。

ロゼ > ばふり――。

いよいよ立っているのも面倒になって、自重を諦めベッドに崩れこんだ。
ふかふかの掛け布団のうちにくるまり、かすかに痛む頭を癒すように枕に頬擦りする。

自然に目が覚めるのはきっと夕方頃。
それまで店主に起こされなければの話だが――――。

ご案内:「王都マグメール 宿 平民地区」からロゼさんが去りました。
ご案内:「平民地区内の市場」にエリンさんが現れました。
エリン > 王都マグメールには露店が並ぶ市場があり、お高い物から僕みたいな庶民でも手を出せるような品まで並んでいる。
今欲しいのは僕の非力な身体をサポートしてくれるような装備だ。
この国ではマジックアイテムと言うとても便利な装備や道具があり、昔は戦争でも大活躍したらしい。

「重い物を持ち上げる手袋なんてあったらいいんだけどね。」

僕は露店に並べられた商品を見て回る。
目利きの人なら一瞬見ただけで善し悪しが分かるって言うけど、僕はそんな優れた観察眼はないわけで。
一つ一つ手にとっては札の説明書きを見てみるしかなかったり…。

ご案内:「平民地区内の市場」からエリンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアークさんが現れました。
アーク > 夜の平民地区。
仕事もひと段落して今はフリー。
このまま塒に戻るのもなんだか負けた気がする。

そう、退屈なのだ。
どうせならおっきいお姉さんやら可愛い事とイチャイチャしてみたい! したい!なんてどうしようもない事を考えつつ寒さに震える小さな体。

「はぁ、基本ベースが早く大きくなればいいのに。」

等と道の端っこでがっくり肩を落として大きなため息一つ。
に焼けたりがっかりしたり百面相のように表情をコロコロ変えながら、大人たちが少ない道の端っこをトコトコ歩き広場へと向かっていく。