2021/12/19 のログ
タマモ > 「いやいや、その様子では、お主もじゃろう?
妾の事を、覚えておったではないか、ん?
…あぁ、良い良い、構わん」

正直に言えば、覚えているのは、顔と声のみ。
さすがの己とて、たった一度の事、そのすべてを覚え切っておけ、と言うのは辛いものなのだ。
が、相手もそうかもしれないとは言え、己だけ忘れている…は、さすがにあれか。
そう思えば、話を合わせるように、そう言う訳で。
…まぁ、ここで、実は相手が己と同じ、とか言われたらショックだが。

「うむ、賭け事と言うのは、運に左右されるもの。
力の有無も関係なく、勝敗は平等じゃ。
妾が勝っておるのは、偶然じゃろう、多分な?
ほほぅ…本当に、良いのか?」

思う通り、その末路は、すぐ側に転がっていたはずだ。
それを見ても、己を賭けて受けると言う。
それを、再確認しながらも。
前の女が、本当にやると言うならば、やっても良いだろうと、そう思い。

サマベル > 「うふふ、それはもう。
忘れられないような体験をさせて頂きましたもの。それでは失
礼して座らせて頂きますわ。それにしても、相変わらず見事
な尻尾ですわね」

(久しぶりにあれだけのことをして貰えた相手のことを覚えて
いない訳がなく。にこにこと嬉しそうに微笑みながら相手の隣
へと腰掛けて。九本ある尻尾を見れば、大きさと毛並みと毛艶
の良さに少し見惚れる)

「そうですわね、運が良いか悪いか、勝つか負けるか二つに一
つ。私は何の力もないか弱い女ですけれど、勝負はやってみな
いと分かりませんわ?もしかしたらタマモ様がああなるかも知
れませんわよ?もちろん、構わないですわ。それで、勝負方法
はそれを振って大きな目が出た方が勝ち、ですかしら?」

(転がっている末路を見て、にっこりと満面の笑みを浮かべる。
負けてああなるにしても、勝って相手をああするにせよ
どちらでも自分的には快楽を味わえるなら構わなくて。やり
ますわと頷いて、賽の目の大小どちらで勝負を決めるのか尋ねる)

タマモ > 「お、おぉ…そうかそうか、そうじゃったな。
………ふっ、もちろん、当然じゃ!」

なるほど、その手の相手の一人か。
女の言葉を聞きながら、なんとか手探りで、その記憶を探る…
が、遠過ぎて、なかなか引き出せないのは、仕方なし、そう思って欲しい。
うんうんと、頷きながらも、続く尻尾の話に、自慢気に胸を張った。

「まぁ、その身を賭けるならば、そうじゃろうな?
それもまた、運次第、だから、これは面白い。
うむ、その通り、大きな目を出せば勝ち。
一発勝負か、二回、三回勝利で勝ちとするかは、サマベル、お主に決めさせよう」

どうやら、その考えは、己に通じるものがある。
それを感じ取れば、くすっ、と笑い。
それを示すように、言葉と共に、ぴんっ、と指先の賽を弾き。
立てた人差し指、その先に、器用に角で立たせるよう留め、くるくると回させて。
そう問い、女からの答えを待つ。

サマベル > 「あら、連れないですわね?
あれだけ私のことを鳴かせて下さいましたのに。
とっても綺麗ですわ……ご自慢の尻尾ですし、なかなか余人には
触れさせませんのでしょう?」

(かなり昔の話で、相手からすれば弄んだ相手の一人一人を覚
えていられないのかも知れない。ちらりと末路の客を見てそう
想うものの、それなら今回は忘れられないくらい、と艶っぽい
笑みを浮かべる)

「転がした賽の目だけで天国か地獄に落ちてしまう、賭け事と
はそういうものですもの。大きい目を出した方が勝ち、ですわ
ね……あら、こういう時は一発勝負ですわ。二度三度とチャンス
を期待して勝負するなんて、潔くないですもの」

(笑う相手にこちらもくすくすと笑い、器用に賽を回している
のを見ながら一発勝負でと。
ルールで複数回の勝負の勝ち負けの数やポイントを競うのでは
なく、出た目の大小ならば、後のない一発勝負が面白いですわ
と笑みを浮かべる)

タマモ > 「そうじゃのぅ…変な気を起こすならば、触れるに到れんじゃろうがな。
純粋に、触れる事を願う相手ならば、それは容易い事じゃろう、そんなものじゃ」

先の言葉には、うぐっ、と唸りながら、一寸視線を逸らすも。
続く言葉には、そう返すのだ。
うん、勝っても負けても、今回は、しっかと胸に刻んでおこう、そう思いながら。

そして、その言葉を聞けば、自然と笑みは深まる。
一発勝負、たった一度が、その先を決める。
それを決定する、そんな女へと。

「勝ち負けで、身を削る勝負も楽しいが。
やはり、一番楽しいのは、それじゃろうなぁ?
それならば、先手は決めてに任せよう。
正々堂々の、運勝負じゃ」

うむ、と大きく頷けば。
指の上で転がす賽を、つい、と向けさせて。
指から離れる賽は、こつん、こつん、とテーブルの上を数度跳ね。
女の前で、その回転を緩めれば、そのまま止まる。

サマベル > 「綺麗なものに触れたいと思うのに変な気
なんて起こしませんわ?それでは触らせて頂きますわね」

(尻尾に触れるのに変な気とは?と少し考えながらもそっと手
を伸ばして尻尾に触れて。ゆっくりと触り心地を堪能するよう
に手を動かして、それから手を放す)

「良いもふもふを堪能させて頂きましたわ。ええ、一度で勝負
が決まる、後に引けない勝負が醍醐味ですわ。あら、それでは
私の方から振らせて頂きますわね?」

(テーブルの上をこちらへと転がってきて止まるサイコロ。
今出ている目を相手の出目ですわね、と言ったらちょっと面白
いかも知れないですわね、と想いながら手に取って。それから
数回手の中で転がしてからひょいっと、気負った様子も、勝利
を念じる様子もなく、何でもないかのようにあっさりと転がし
ていく)

サマベル > [1D6→3=3]
タマモ > 「まぁ、そう思う訳ではあるが?
そうでない者も、居る者なんじゃ。
…っと、うむ、遠慮なく触れるが良い」

時に、そうした気を持ち、触れる相手も居る。
それを不思議と思おうと、思うまいと、居るのだから仕方無い。
それを伝えつつも、ゆらり、揺れる尻尾を好きに触れさせて。

「ふふ…さて、どんな目が出るか…」

己の尻尾を堪能した後、何を思ったか、笑みを零す女だが。
あっさりと目の前の賽を転がせば、テーブルの真ん中で止まる、その目は…

「む…なかなかに、難しい目じゃな。
完全に、妾が振った目次第となる訳か…
これはこれで、面白い。
さてさて、互いの身、どう天の運が誘うか」

出た目に、楽し気に瞳を細め、呟いてから。
その賽を指先で摘めば、そのまま、ぴんっ、と指で真上へと弾き飛ばす。

小さな山を築き、浮いたまま、テーブルへと賽は落ち。
かん、かつん、こつんっ、と数度、あらぬ方向へと跳ね転がって…

タマモ > [1d6→3=3]
サマベル > 「余りにも綺麗だから、毛を抜いてしまおう
という感じですかしら?うふふ、手触りが素敵ですわね。毛艶
もとても良くて、良く手入れされているのが分かりますわ」

(ゆらりと揺れる尻尾を堪能して、振って出た目は3で。ある
意味面白く、ある意味詰まらない出目にちょっと残念そうな顔
をして。そして相手が難しい目、と言えばくすくすと楽しげに
相手が振るのを待って)

「……まさかの同値、ですわね。一発勝負のつもりで振ったのに
また振るというのもある意味、興ざめですけれど振らないと勝
負が尽きませんものね。それとも、先に振った方が親というこ
とで、同値の場合は親の勝ち、に致します?」

(同値の時の処理を決めておかなかったのが悪いものの、まさ
か同数が出るとは思っていなくて。一回で勝っても負けても勝
負を決めるつもりだったのに、と苦笑いをする。
そして後だしではあるものの、こちらを親として今回の勝負は
こちらの勝ちで如何かしらと悪戯っぽく笑う)

タマモ > 「さて、どんな気持ちで、尻尾に触れるのか。
もちろん、自慢の尻尾じゃからな」

己としては、自慢とは言え、触れさせない程に大切な、と言う訳でもなく。
むしろ、その感触を堪能しろ、と言わんばかりの考えで。
堪能するならば、それで良し、である。

ちなみに、賽の目は同じ。
何と言うか、その辺り、取り決めてなかったのは、己も不覚の限り。

「………まぁ、仕方無いか。
取り決めも任せ、先も任せた。
そこだけ、妾が…と言うのは、なぁ?
一発勝負じゃ、出目はどうあれ、それで勝負は決めるべきじゃろう」

はふん、と溜息一つ。
結果が不満、と言うよりも、そこに考え到ってなかった事の不満っぽいもの。
軽く肩を竦めれば、そんな提案をする女へと、そう答えるのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 どこかの酒場」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 どこかの酒場」からサマベルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 どこかの酒場」にサマベルさんが現れました。
サマベル > <<後日、継続>>
ご案内:「王都マグメール 平民地区 どこかの酒場」からサマベルさんが去りました。
ご案内:「食堂 平民地区」にストーンさんが現れました。
ストーン > ここは平民地区の外れにある安宿の一つ。
口数の少ないマスターが経営する小さな宿だ。
冒険者向けの依頼の受付なんかも兼ねているのが特徴だ。

昼間の時間は酒場と言うよりは食堂として開かれており、冒険者とは関係ない客も飲み食いしている。
ここに来ると言うことはマスターの味が気に入っているか、料理が手ごろな値段だから来ているかのどちらかのようだ。
中には手ごろな冒険者を見つけて依頼をもちかけようと思っている客もいるだろう。
依頼と言っても基本的には街の中で完結するような雑用めいた依頼がほとんどだ。
たまにとんでもなく大規模な仕事が来るときもあるそうだが、そんな依頼はここよりもっと名の売れたギルドなどに行くことが多い。

で、俺はそんな不意にやってくるおこぼれにあやかろうと店の中で酒を飲んでいる中の一人だ。
今日も朝から失せもの探しを一見終え、いつもよりも懐が温かい。

ストーン > 昼食を終え、食後のコーヒーで眠気を抑える。
口の中に広がる苦みが目覚めに利くような気がする。
昼間から酒を飲む奴もここでは多いのだが、依頼主の立場からするとそのような振る舞いはあまり好ましくないだろう。

傍から見ているとゴロツキと変わらない様に見えるはずだ。

ご案内:「食堂 平民地区」からストーンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 夜の帳が落ちた王都の路地。
懐に焼いた石を詰めた懐炉を忍ばせながら街路を抜ける中年の姿がある。
吹き抜ける風は、既に冬らしい寒気を伴っており、
羽織ったケープの合わせ目を片手で閉ざすと肩を縮め。

「ふぅ、寒い寒い。……全く、嫌な季節になったもんだぜ」

空を仰ぎ見れば、雲一つない夜空に憎々しい程に星が煌めく。
その様子が、肌身に沁み込む寒さを一層に際立たせる感じがして眉根を寄せる。
こんな寒い日は、安酒を呷り、肝から身体を温めるか、
或いは、馴染みの娼婦の肉に包み込まれて暖を取るに限る。

そうと決まれば、向かう先は酒場か娼館か。
何れにせよ、歓楽街に狙いを定めた足取りは自然と早まっていき。

トーラス > 其の侭、賑やかな夜の街に繰り出して――――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からトーラスさんが去りました。