2021/11/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 広場」にボブさんが現れました。
■ボブ > (広場の回りを囲むようにある屋台の一軒でシナモンが刺さった赤ワインのホットワインを買い、
噴水が見られる位置にあるベンチに腰掛けると、湯気を上げるホットワインが入ったカップに口を付けていく男)
「はあぁぁ~~、温かいワインが身体に染み渡るなぁ~。
まだ雪は降っていないとはいえ、風はもうそろそろ冬の気配をヒシヒシと感じさせてくれるぜ」
(冷たい風を身体で感じつつも、ホットワインの温かさを持って、外で過ごす事を耐えてみせている男)
■ボブ > (寒空の下、ホットワインを堪能し、カップが空になった所でベンチから立ち上がり、
ホットワインを買った屋台に空になったカップを返却していけば、両手を上に上げて背筋を伸ばしていく)
「んっっ……んんん~~~っ!!
はぁ~~~、さて、軽く身体も温まった事だし、ちょっと街中を見て回ってくるかな」
(上に上げていた両手を下げていけば、その両手をコートのポケットに収めていけば、広場を後にしていった)
ご案内:「王都マグメール 平民地区 広場」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエリアさんが現れました。
■エリア > 「―――っふふ」
上機嫌そうに小さな笑声が零れる昼下がりの中央広場。
平民地区の中心に位置するそこには午後の陽射しが降り注ぎ、きらきらと陽光を照り返して飛沫を弾かせる噴水が据えられ、休憩のためのベンチが各所に設けられ、片隅には幾つかの露店が点在していた。
長閑に行き過ぎる人々に混じって、一人そぞろ歩くのは今一つ平民に混ざり切れていない貴族の女。ゆったりとした歩調と鷹揚な笑みを湛え、柔らかな日差しに眼を細めながら、噴水の傍でぽつりと独りごちた。
「ああ、今日も話の分かる従者で助かりましたわ……。
お陰様でこうして自由に羽が伸ばせます」
おっとりと緩やかな声音での独白は、聞くものが聞けばお目付け役兼護衛としてついてくる従者を口八丁か賄賂か、或いは両方を駆使してかで上手く追い払って、一人自由行動と洒落込んでいるという裏事情が読めるもの。
けれど、そんな女の独り言を聞き咎めそうな者は平和な午後の広場には存在しておらず。
伸び伸びと清々しい様子で、道行く人々を眺めながら独白を続けるのだ。
「――さあ、一人は気楽……とは言えどやはり少し淋しいものですわ。
どなたか、お連れになって下さる方はいらっしゃらないかしら」
等と浮かれ調子で口にしては、富裕地区よりも早く、せかせかした様に見える通行人を注意深く観察し、ゆとりを持ち、急な声掛け――有体に言ってナンパ――に応じてくれそうな方はいらっしゃらないものか見極めようと広場の片隅で虎視眈々と狙っていた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にソラムさんが現れました。