2021/10/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」にティナさんが現れました。
ティナ > 変わった武器をよく扱い、使い方の問題でよく紛失してしまうので定期的に武具店に寄っては補充を繰り返す。
この日も前日の仕事で主の武器は兎も角、補助武器を盛大に使い切りそれの補充に武具店に。

「ちょっと違うんですよね。こう……もっと細身のナイフがあれば…」

いくつものナイフが置かれた場所で一つ一つを手にしては刃渡りが長い、刃が大きいなどと元へと戻し。
本当に丁度いい大きさのものがない事に何度も悩むようにしては手にしては戻して。

「妥協をするか打ってもらうかですけど…どっちも出来ればやりたくないから…。
困ったな、ほんとに」

道具に妥協をすれば依頼で危険になってしまうのは経験上判っている事。
なので妥協はしたくないが揃えないでの依頼も受けたくはない。
しかし受けなければお金が…その悩みに唸りながらナイフをひたすらに眺めては唸り声を零して悩んで。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」にリゼルさんが現れました。
リゼル > 「ちょっと失礼。」
ティナの背後から声が。
見れば、同じ年ごろの銀髪の少年の姿。
少年もティナと動揺に、ナイフを幾つか手に取り選び始める。
見た目から察するに少年も冒険者の類の様だ。

「……どれがいいかな。
 うーん……。」
少年の腰には長剣が提げられており、主な得物はそちらの様子。
おそらくナイフは戦闘以外の日常用か何かで選んでいるのだろう。

「……君、どれがいいと思う?」
少年も選びあぐねている様子……。
ふと、隣のティナに唐突に訊いてきた。

ティナ > 「はい……?」

突然に後ろから聞こえた声に振り返り。
そこにいたのはおそらくは同年代の少年。
ここに用事があるという事はナイフ探しかなと考えれば一歩脇に寄って場所を開けて。

そうしてナイフを選び始める姿を横目に一番マシに思えた細身のナイフ。
強度に問題がありそうなものを手にして眺め。

「どう使うかじゃないかな。見た感じ武器はその剣みたいだし。
そのナイフで何をする気?」

唐突な問いかけに今度は驚かずにもう一度視線を向け。
少年がどんな用途で使うか判らず、先ずはそれを問いかけて。

リゼル > 「その通り、僕が主に扱うのはこの剣だけどね。
 ロープを切ったり、獲物の肉を解体したり……
 そんな日常使いに良いのが欲しくてね。」

「君はなんとなくナイフの善し悪しに明るそうだったんでね。」
と、ティナをじっと見て。

ティナもおそらく冒険者だろう。
いかにもナイフ使いと言った身軽そうな身なり。
……それと、すごく可愛い。
軽薄な少年、声をかけた理由の6割ほどはこっちだったりする。

ティナ > 少年の使い道を聞くと少し考えこむようにして。
手にしていた薄刃のナイフを置くとどれが良いかと商品を眺め。
そうして目についた厚めの刃の少々大ぶりなナイフを手にして。

「その使いからならこれかな。
手入れをしないと駄目だけど刃が厚いから折れにくいし、
ロープは兎も角解体をするならこれぐらいは必要になるよ」

ロープや解体と聞けば冒険者かどこかの貴族の護衛だと思っていたが冒険者だった様子。
見た感じ新人なのかと思いながらもナイフの柄を少年に向けて差し出して。

リゼル > 「ふーん、なるほどね。」
ティナの選んだナイフを手にし、その刃をじっと見つめ…

「ありがとう、それじゃこれにするよ。」
気に入った様子で笑顔を見せる。

「ところで、君はどれにするの?
 ……君も、冒険者か何かをやってるの?」

ティナ > 「持ち運びのしやすさならこっちだけど、これって下手に使うと折れちゃうから」

ナイフを手渡しそれを見つめる少年。
その姿を見ながら先ほど手にしていたナイフをもう一度持って。

「私が選んだのでいいんだ。きっと使いやすいと思うよ」

勧めたナイフを買うという少年にきっととつけて使いやすさを告げ。
後は少年の腕次第となるのだがそれまでは説明せず。

「私は……ちょっと買うかどうか微妙かも。
欲しいのに当てはまるのが置いてないんだよね。
え?そうだけど、キミもだったりする?」

リゼル > 「そりゃね、君に選んで貰ったんだもの。大事にするよ。」
手早くカウンターで会計を済ませ、
早速買ったばかりのナイフを腰に提げ……

「ふーん、そうなんだ。
 いい店を紹介しよう……
 と、言いたいところだけど、僕はこの国に来て日が浅くてね。
 ……心当たりが無くて申し訳ない。」
この店も適当に入っただけ。
ナイフも、正直そこまでこだわりがあるわけでも無かったし。
ただ、このナイフは大切にするつもりである、
なにしろ可愛い子に選んで貰った一品だ。

「うん、僕はリゼル。
 冒険者、と言ってもまだ駆け出しだけど。
 仕事で一緒になる事もあるかもしれないね、よろしく。」
と、握手の右手を差し出す。

ティナ > そう言う理由で大事にするんだと少年の言葉に目を丸くし。
カウンターで早速購入したナイフを腰に提げる姿は様になっていて。

「キミって他の国の人なんだ。
だったらこれから色々と回って知っていくといいよ。
安い店とか色々と探すのも楽しいからね」

申し訳ないという少年に大丈夫と笑顔を見せて首を振り。
知らないのなら仕方がない、これから知っていこうとアドバイスを伝えて。

「リゼル君だね、私はティナだよ。
そうなんだね、私は知り合いとパーティーを組んでるかな。
時々一人で受けてる時もあるからさ、その時は一緒になったら頑張ろうね」

基本はパーティー活動なのだがそれ以外で一緒になればと頷き。
差し出された右手を見ては握手と握って。

リゼル > 「うん、田舎の小さな国の出身でね。
 ここは本当に大きな国だ、色んな人も入るし……。」
祖国とはまるで大違いだ。
色んな店に色んな人、物。
心なしか魅力的な女性も多く思える。

「よろしくティナ。
 そうか、仲間がいるのは良いね。
 一人旅が長いから羨ましいよ」

ティナ > 「大きければ良いって事も無いと思うよ。
この国だって大きいけどその分色々と大変だしね」

どちらかと言えば変に大きいよりも小さい方がという考え。
何かを買う事や仕事の量も違うだろうがその分過ごしやすそうに思え。
それに人が多い分だけもめ事もあったりとするので。

「皆、同じ孤児院の出身だから知った仲だしね。
この街に居るとすぐに仲間も出来てくるよ。
だってもう知り合いが一人増えたでしょ?」

出会いは直ぐにあるからと笑ってみせて

リゼル > 「そうなのかい?
 僕はやっぱり、こういう大きな国の方が見る物全てが目新しくていいけどね。」
小国出身の少年には、まだこの国は魅力的にしか見えない様だ。

「うん、そうだね。
 まさにいい出会いだ。
 君の様な可愛い子と知り合えるなんてね。」
と、笑い返し……。

「ところで君はこれから他の武器屋にでも行くのかい?
 別のナイフを探しに……。」

ティナ > 「そうだよ。大きいだけ移動も大変だし。
私は慣れちゃってるけどリゼル君にはそうかもしれないね」

自分もきっと少年の生まれた国に行けば同じように魅力的に見える。
なのできっと慣れだと告げて。

「でもギルドだと気をつけないとだまされたりもするからさ。
ちゃんと相手を見ないと大変だよ?
もしかして……ナンパだった?」

可愛いと言われると普通は喜ぶ所だがそれはこの国。
何があるか判らないので素直に喜べなく。

「どうしようかなって思ってる。
後一件ぐらいは回ろうかなって思ってるんだけど」

リゼル > 「うん、端的に言えばナンパかな。」

「ナイフ選びに迷ってたのは本当だけど、
 あわよくばティナの様な可愛い子とお近づきになれれば、
 という下心はあったね……!」
ナンパか、と聞かれれば悪びれる様子も無く肯定。

「そっか。
 もし良ければ、その後一緒にご飯でもどう?」
下心あり、と明らかにしたうえで、食事に誘う少年。

ティナ > 悪びれずに固定をする少年にやっぱりという視線を向け。

「それは疑ってないけど店員じゃなく私に声をかけたからもしかしてって思ったんだ。
下心ありきなんだね」

隠すよりはいいが伝えられればそれはそれで困ってしまう。

「食事だけならいいよ」

きっと食事の後も考えていそうだがそこは食事だけと言い切る。
経験は勿論あるが初対面とそうならない程度の貞操感はあって。