2021/10/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にフェルトさんが現れました。
フェルト > 冒険者ギルドに足を運べば向かうのはカウンター。
そこで先日に受けていた採取依頼の収集物、そしてその副産物である薬草などの何かに加工できる素材をまとめて引き渡す。
そしてしばらく待てば報酬と買取の代金を受け取り中身を確認し。

「今回は色が付いたんだな。
まいどあり、また持ってくるから頼むよ」

思ったよりも多い買取の代金に笑みを見せて受付嬢に告げれば報酬をしまいカウンターを離れ。
その足で向かうのは依頼が並ぶ掲示板へと。
向かう途中に知り合いに軽い挨拶や尻を触るなどのスキンシップ、それに対する様々な反応を楽しんでは目的の場所へと。

「さてっと、今日の仕事は……」

掲示板に張り出される採取や討伐などの依頼を眺め、割に合うか自分だけで達成できるか。
もしくはパーティー募集がないかと視線を巡らせる。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からフェルトさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場外」にロゼさんが現れました。
ロゼ > 今日も今日とて飽きもせず、たらふく賑わう酒場がある。
安くて並みに美味い酒と、夜風に辺りながら静かに飲めるテラスを設けたそこは、男達だけでなく乙女らにもとても評判が良かった。
だが―――体の熱を冷ますより酒で体を温める方が心地よい秋冬の至近で、最近の名物テラスは空いてばかり。

エールジョッキを抱いた女が現れたのは、既に賑わいを極めてあちこちに泥酔輩が出始める頃合い。

「 ……っぷぁ、」

それも歩きながらジョッキの淵を食み、ごくと飲み下しながらである。
どうみても化粧のせいと言い逃れ出来ぬほどに頬が紅潮し、切れ長に伏しがちな瞼は少しばかりとろんとしている。
ぬるったい足取りで円卓の椅子――ではなく、隅に積まれたエール樽の傍まで歩き、手近な樽へどさりと尻を落とした。
そのはずみで溢れたエールが床や服に少し散ったが、女はどうして気にしていないようである。

「 …きー れい、」

頭上に優しく照る月も、女の赤ら顔を青白く塗り替えることはできない。
月への称賛もあけすけに安っぽい。
唇の淵に泡を飾りながら腰かけ分より高く積まれた横の樽へジョッキをごとりと起き―――ぐてり。
背の樽を背もたれに、しなだれかかって仰臥した。
心地良さげだが、完全に酔っ払いである。

ロゼ > 酒が好きな女だが、ここまで悪酔いすることは珍しい。
実はつい先ほどまで、知己の娼婦と飲んでいたのだ。
己とは対照的に年の割に少女らしく、かと言えば蠱惑な魅力にあふれる――――――めっぽう毒舌な彼女。
何でも言い合える気の置けない仲だが、その日の肴は今般の愚痴であった。

極上のつまみである。
彼女と、ああでもない、こうでもないと駄弁る時間は楽しく、いつの間にか互いに深酒して数時間。
偶然居合わせた彼女を知る男が、これ幸いと羽振りの良い金と対価に友を担いで宿に上がっていったの。
それを見送ったのがつい先ほど。

――――べつに、彼女の馴染み客なのだから良い。
そう、べつに、面白くないわけじゃあない。

まるで目移りもせず、迷わずその子を抱きあげていくものだから。

「 ……いーわよぅ、 ばぁか。 」

拗ねた、というより、眉尻落として笑う口ぶりは、処女らしい嫉妬を未だに持つ自分が可笑しくて。
ならばごねたって仕方ないじゃないか、今夜は月と同伴してしっぽりここで飲むのも良い。

樽にしな垂れかかると、ややほつれげにまとめた金の三つ編みが胸の前にもたれた。
雑に座ったから、腿の間にスリットの布が滑り落ちて、外腿あられなくさらす。
恥じらいや、礼節、知能をかなぐり捨てて酔っぱらうのも、ああなんて心地良いんだろう。

「 ぁ――は、…は、」

ジョッキを再び握りしめ、引きずるようにして唇に近づける。
縦に掲げぐび、ぐび――――ぐびりと飲み干しながら。

ロゼ > 酒をのんびり煽り続ける。
見かねた主人が声をかけ、宿の一室をくれてやろうと抱きかかえてくれるその時まで。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場外」からロゼさんが去りました。