2021/10/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリゼルさんが現れました。
■リゼル > 王都の酒場、冒険者たちが多く集うこの店の片隅。
周りと同じ様に一日の仕事を終え、晩餐に興じる一人の少年の姿。
「うん、今日の稼ぎも上々。」
少年の名はリゼル。
祖国から剣の修行も兼ねて旅に出たが、
最近はここマグメールで冒険者として働き始めた。
今日も魔物退治の仕事は無事に終わり、しばらくは暮らしていけるくらいの稼ぎも得られた。
「うまくいってるのはいいんだけどね。
……ふぃー……。」
自嘲混じりの溜息をつくと、何となしにあたりを見渡す。
……視線に入るのは店のウェイトレスや、先輩女冒険者たちや……。
この街は、ナチュラルに美人が多くて良いなぁ、
などと好奇な視線を泳がせるのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリゼルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にラシュリーさんが現れました。
■ラシュリー > 「ぁぁー……今日も疲れた……。」
酒場の隅には疲れた様子の少女の姿。
「……田舎で畑仕事やってた頃と変わんないな……
………はぁ、早く錬金術だけで食っていける様になりたいわね……。」
愚痴りながら一人酒を飲んでいる。
彼女は錬金術師の傍ら冒険者稼業をして暮らしている。
今日の仕事は森で素材採集だったが、山の様にキノコを集めさせられ疲労困憊である。
稼ぎもそれほど言い訳では無く……。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフェルトさんが現れました。
■フェルト > 毎回のようにそれなりな仕事を終え、一杯飲んで帰るかと酒場へ。
店に入り空いた席を探し見回せば、つい先日に出会ったラシュリーを見つけ。
憑かれているような様子に笑みを浮かべては気配を消して近寄り。
その隙だらけに見える姿に驚かせるように声をかけ。
「よ、儲かってるか?」
周囲にはあまり聞こえず、ラシュリーにだけ聞こえるように耳元に顔を寄せて囁いていき。
■ラシュリー > 「うひゃぅっっ!?」
気配を消して忍び寄られ、急に声をかけられたものだから、
面白いようにびっくりして変な声を上げてしまう。
「……なんだ、フェルトじゃん。
びっくりさせないでよもう……。」
誰かと思えば、先日知り合った少年。
……知り合った、というよりもう少し深い関係にはなってしまったが。
「今日もイマイチね。
……ま、この前あんたに薬買って貰ったからちょっとは余裕あるけど。」
そう言いながら、隣に座れと手振りで示し。
「フェルトも仕事終わり?
……お酒くらいなら付き合ってあげてもいいわよ。」
■フェルト > 声をかけ面白い様にびっくりとする姿に悪戯成功という笑み。
素早く顔を下げてラシュリーが振り向けば鈴鹿市い顔をみせて。
「俺だよ、ラシュリー。
隙だらけに見えから、ついな」
抗議のような言葉を気にした様子もなく笑ってみせ、
知り合いそのまま少々深い仲になった事もあり馴れ馴れしく。
「何の依頼をやってるかは知らないけどな、一人で出来るのは報酬も安いだろ?
あれは役に立ってるから助かってるな。また在庫があるから買うぞ」
何に使っているかは教えは竹刀が助かっていると告げては追加購入を示唆し。
手振りで隣を示されると遠慮なくそこに座って。
「そんな所だよ。
懐も温かいしな、酒でもその後でも付き合うぞ」
軽く自分の胸元を叩き懐が温かい事を示せば冗談っぽく口にしてエールを注文する。
■ラシュリー > 「今日はキノコ採集よ。
私錬金術師だったのかキノコ狩り農家だったのか分かんなくなってきたわ。」
かといってまだ錬金術の依頼はそんなに来ないし、
一人で魔物を狩りに行く様な仕事はできないし。
「……役に立ってるなら結構ね。
作ればいくらでも出来るし、また売ってあげてもいいわ。」
一体誰に、どんな風に使ってるんだろう……
などと想像してしまう。
初めて作ったが効果は本物。
……それは自分が良く知っている。
「もう、調子乗んないの……!」
その後、と言われ、
先日の夜の事を思い出し赤面してそっぽを向き……。
「………。
……ま……薬、買ってくれるなら、考えてあげなくもないけど……。」
少しもじもじしながら、小声で呟く。