2021/09/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 見せしめ広場 」にロブームさんが現れました。
■ロブーム > 太った、黒いタキシードの男が一人。
観客たちの前に立っている。
彼は、今回この"恥辱刑"の企画・執行を任された魔術師である。
尤も、それは表向きで、彼は魔術師ではなく、どころか人間ではないのだが――まあ、それは今回語るべき事ではない。
大事なのは、彼はこれから送られる罪人に対し、どの様な事をしても許される立場の人間である、ということである。
今回の為に、彼は数名の部下を連れてもいる。その一人が、ロブームに近寄っていき、報告を行う。
『ロブーム様。罪人の連行が完了しました。何時でも執行可能です』
「ご苦労だった。私が注文した器具も?」
そう言うと、衛兵はこくりと頷く。
今は、広場に設置してある倉庫に仕舞っているが、何時でも出せるとの事だった。
「では、先伸ばしにする必要もない。連れてきてくれ」
そう言うと、衛兵は罪人をこの広場に連れてくるために、一度離れる。
直に、彼女は此処にやってくる。
それが、冤罪であれ、本当の罪であれ――その罪を強制的に雪ぐために。
ご案内:「王都マグメール 見せしめ広場 」からロブームさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアークさんが現れました。
■アーク > 夜もとっぷりと過ぎた平民地区の路地裏。
とぼとぼと歩く小さな姿。
「はぁ、中々おいしそうなお店ないなぁ…寒くなると、ちょっと寂しいし」
なんかいいことないかなぁとため息一つついてからまたとぼとぼと進んでいく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にクレイグさんが現れました。
■アーク > しょんぼりとしながら空を見上げれば大きな月が闇を照らし、少年を浮き上がらせる。
その寒々しい光に小さく体を震わせてから視線を滑らせ左右を向いて、誰もいなければ、またため息一つ。
「たまには誰かとご飯食べたいなぁ」
等と、少し寂しがりながらまたいっぽ足を前に踏み出す。
■クレイグ > 「確かにそれも道理よな、一人飯はちとさみしい物だ」
後ろから声と足音が聞こえる、大柄な中年男性が、先ほどの独り言を聞いていたのかゆっくりと、だが歩幅の大きさゆえか、結構早く近づいてくる、
■アーク > 急に声を掛けられてびくっっと小さく揺れる体。
背後から掛けられた男性の声に恐る恐る振り返ると、見上げるような難いのイイ男性が結構早く近づいてきてつい、後退り。
左右を見ても路地の為逃げる場所はないし、走りさってもあっという間に追いつかれる事は明らかで。
「!? ぁゎ… お、おじさんもやっぱり一人ご飯は寂しく感じるの?」
びっくりして胸がドキドキしているが、相手を見極めようとじーっと大きな瞳を見詰めながら小首をかしげた。
■クレイグ > 「そうだな、ここしばらく遺跡の調査で携帯食料くらいしか食っていなかったし、パーティーメンバーも特にいなかったからな」
驚かせてしまったか、と…多少苦笑をしながら、そういって屈みこんで、視線を合わせて、日に焼けた肌に皺を寄せながら笑いかける、小さい子供なら怖がりそうな気もする、そんな顔だが。
■アーク > 頭上で響く大人の低い声。
自分も大きくなったらそんな風になれるかとつい見つめてしまう。
そんな亜家が自分に合わせる様にしゃがめば同じぐらいの高さまで降りてくる相手の顔。
自分の顔とは違って迫力のある顔であるのは確かだが、冒険者の顔はだいたいがそんな感じであり次第に落ち着いてくる。
「携帯食料…おいしくなればいいのにね…。 一人で調査してたの? 凄腕さん?」
等と、冒険や闘い、日に焼けた肌を見れば小さく納得するようにうなずきながら相手に興味を持った少年、屈んだ男性を観察する様にじーっと眺めながら、周りを回るように歩き始める。
■クレイグ > 小さい子供が暗い夜道を歩いていることの一瞬疑問を覚えつつも、色々な種族、色々な事情があるだろうと考えなおして。
「調査自体は複数人だったが、特に仲良くなった相手などはいなかったな…冒険者としては一人前程度だろうな…携帯食料は、な…保存性が優先されるから仕方無い所だが、確かに味の改善は欲しい」
そう言って周りをまわる少年をみながら、苦笑する。
■アーク > 一瞬の間に小首を傾げつつ。周りを一周し終えた少年は小さく頷き。
どうやら自分を誘拐したり恐喝的な事はしなようで一安心。
「そっかぁ やっぱり冒険者さんは大変だよね。 うん。 ぽそぽそだし、がっちがちだし…。 味もあれだし。 お腹すいてても見ているだけでお腹いっぱい…」
苦笑いする相手に少年も食べた事があるのか渋い顔をして小さく頷く。
■クレイグ > くるくると動く表情に、微笑みながらゆっくりと立ち上がり。
「せめて遺跡ではなく森の調査や討伐依頼ならば、食べれる野草や動物もいただろうにな、残念だ」
周りを見渡してから
「そういえば食堂か酒場を探していたようだったが、腹は大丈夫なのか?」
そう尋ね、少し先を指さす、目立たない看板が夜の闇の中にあり、看板のある店から少しだが明かりが漏れて見える。
■アーク > 「確かに、お外の方が色々ご飯もあるしね… 野草に動物。 美味しいよね。」
うんうんと頷き、相手の言葉に空腹を思い出した少年、自分の手をお腹の辺りに手を置き…。
「そういえばペコペコ? おじさんも一緒に食べに行く?」
相手の指差した先に顔を向けてから何度か頷き、振り返り問いかけた。
■クレイグ > 「そうだな、良ければ一緒に行くか」
そう言ってその店に向かい歩いていく。
大きな体を揺らしながら、少年に合わせ歩みはゆっくりと。
■アーク > 「ん。 じゃぁ、一緒に。」
隣に立った相手にこくんと頷き、小さな体、なるべく相手に合わせようと少年なりに大きい一歩で目立たない看板のお店に進んでいく。
■クレイグ > 「さて、何か美味い物があればいいんだがな、それと何か酒も」
そう言いながら店へと入っていく大柄な中年…その顔は少し楽しそうに見える。
■アーク > 「んーーやっぱりお肉だよねー。 お酒?」
一枚肉のがっつりしたお肉も良いし合いびき肉を焼いたのも良いし、等と悩みながらもとことこと進み相手の後についてお店の中に。
「大人の人ってお酒好きだよねぇ本当に…。 何が良いの?」
等と小首を傾げるのだった。
■クレイグ > 「そうだな、美味い酒はそれだけで気分がよくなるし、まずくても酔えればある程度は気分転換になるな」
苦笑しながら、適当な席について。
「当然だが美味い飯と美味い酒がそろえば最高だな」
そして、周りを見渡し、多く頼まれているらしい食事と一番良い酒を頼み。
「折角知り合った事だし、一品何か奢ろうか?」
そういって笑いかける。
■アーク > 「ふーん? 気分転換ならジュースかなぁ 炭酸水も良いよね。 シュワシュワしてて気持ちいいし」
似たようなものかなぁと小首を傾げつつも美味しい飯と美味しい鮭という言葉にうなずき。
折角の申し出に目をキラキラと輝かせ。
「えっとねぇ じゃぁ、ステーキ! ミディアムレアで!」
等とあっさりと申し出に釣られて、キラキラとした笑みを向けた。
■クレイグ > 「あいよ、それじゃミディレアのステーキも頼む」
給仕に声を掛けて、少年に向き直り。
「食える時にはきっちり食う、仕事終わりなら特に、な」
そう言って直ぐにと言って持ってきてもらったジョッキを掲げて、それを一気に飲み干す。
■アーク > ワクワクしながら自分は果実水を注文してから頷き、
椅子に座り届かない足をゆらゆらと揺らしながらワクワク感とドキドキ感に自然と体は左右に揺れてしまう。
「うんうん。すごく大事だよね。 ご飯を食べて一杯働いて! またご飯!」
と、少年も果実水の入ったグラスを持ち上げてからちびちびとジュースを半分。
相手を真似する様にぷはぁっと一息ついてから其れをテーブルの上に戻して。
■クレイグ > 「飯と酒と女、これを感じている時は生きてるrって実感がすごいな」
酒のお代わりを頼みながら頷き。
「危ない仕事の後なんかは、特にそう思う、まぁお前さんにはちと早いかもしれないが」
くつくつと口の中で笑いながら、からかうようにそう告げる。
■アーク > 「ん。 なんだか聞きようによってはちょっと駄目なおじさんっぽい。」
お代わりを頼みつつ返ってきた言葉に、これだからおじさんは仕方ないなぁなんて小さく首を振り。
「まぁ僕は基本的に危ない目に合っても危ない仕事?なんてしないし。 危ない仕事よりも命を大事にだよ?」
等と、さらりと答えつつ。
定職を持つ少年ふふーんと何故か無意味に胸を張った。
■クレイグ > 「ははは、いや、あってるぞ俺はダメなおっさんだしな、出来ることは戦う事だけだし、戦いの後は酒と飯と女が欲しくなる」
駄目と言われ逆に笑いながらそう言って。
「危ない仕事をしないで済む、いわゆる手に職を持ってるならそれが一番だ、俺はお前さん位のころから戦場にいたから、戦い以外できんからな」
額に付いた傷と戦場で日に焼けたのであろう肌は、年季を物語る、本人が言うのが本当であれば20年程度は戦いだけで食っているという事。
■アーク > 「駄目なおっさんって本当にいるんだね! 自己申告での駄目なおっさん初めて見たよ!! そうそう そういのだよね駄目なおっさんって!」
駄目なおっさんを肯定しながら笑う相手に目をキラキラと輝かせ。
「そうだよー 手に仕事を持って危ない仕事をする人たちに材料を持って帰ってきてもらうために、冒険者さんたちにお守りとか、お薬とか作るのが僕のお仕事が一番。 そうなの? 教官とか、アドバイザーとか? いろいろできるとおもうよ?」
等と言いつつふむふむと頷きながら額についた傷や日に焼けた肌を少しまぶしそうに見つめていたが、
二人の前に給仕が食事を配膳すれば意識はあっさりとそちらに。
今にも涎を零しそうになりながら生唾をこくんと飲み込み、早く食べよう?とステーキと相手の間を視線が往復する。
■クレイグ > 「昔何回か戦い方教えたことはあんだけどな、やっててコレジャナイ感が凄いからやめたんだ、んじゃ今度薬そろえる時は頼むかね、魔法なんぞ使えないから細かい準備が結構面倒でな」
薬とかのことを効いてそんなことを言いながら。
「っよし、来たなら喰うか、新しい出会いに完敗でもしながらな」
ジョッキを一度掲げて、また飲み干してから、目の前に来た自分の食事を一口くってから、合図のように目配せを送る。
■アーク > 「ふーん。 合わないなら仕方がないね… やっぱり難しいね。 うん。 その時は来てくれれば相談に乗るよー?」
と、ニコニコと満面の笑みを向けながら頷き、果実水の入ったグラスを掲げて、乾杯をしてから、目配せに頷きいただきますと呟いてからステーキに取り掛かる少年。
フォークでお肉を抑え、ナイフで少しおおきめの一口を作るとそれを口に。
肉汁を感じながら小さな顎、もぐもぐと動かし噛みほぐしていく。
「んっ… しあわせぇ…」
と、満面の笑みを浮かべた。
■クレイグ > 「美味そうに食ってもらえると奢った買いもあるな」
此方も酒と飯を交互に味わいながら、どんどんと減らしていく。
「さて、この後は娼館でもいく予定なんだが、お前さんの店か、連絡突く場所を教えて貰っていいか、薬関係が必要な時にでも訪ねさせてもらうからな」
そして気づけば酒だけを飲んでいるおっさんになっていた訳で。
■アーク > 「んー師匠が言ってた人のお金で食べるご飯は遠慮なく幸せそうに食べるのがいいって本当だったんだね。」
もぐもぐと咀嚼しながら果実水を飲みながらもう一口、続く言葉にコクリと頷き。
「病気にならないようにちゃんとしたところに行ってね? ん、僕なら冒険者ギルドでお店開いてたりするから、そこに来てもらえれば大丈夫だよ。」
等と、大きめのステーキはどんどんと縁、食べ終えれば、相手が娼館に行く相手をお見送りしてから満足気に、かえっていくのだろう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアークさんが去りました。
■クレイグ > 「了解だ、そんじゃ仕事前にでも声かけさせてもらうな」
食事の代金をテーブルに置いて立ち上がり。
「そんじゃ、またな」
結構飲んでいた酒に対して酔ってはいないのか、普通な足取りで手を振りながら店を出ていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からクレイグさんが去りました。