2021/07/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシャルティアさんが現れました。
■シャルティア > 「にゃーん、ほら、にゃーん、だよー♪」
平民地区・食物関係の商店街
とはいえ、この時間では殆どがすでに閉店済み
食料関係は当然日が沈めば店を閉める、出店の屋台で、酒と食事を振る舞う店がいくつかあるぐらいだ。
そんな、人気のすくない商店街の端のほう。置かれた木箱
その上で、毛づくろいをしてる三毛猫。
そして、その前に立って、三毛猫に、ニコニコした顔で話しかけてる少年がいる。
まだ幼い顔立ちの、人懐っこそうな少年である。膝上ぐらいまでの貫頭衣をまとって、野良の三毛猫に、なんども、にゃーん、にゃーん、と言っている
一方の三毛猫は――気にする様子もなく、毛づくろいに夢中だ。あまり鳴かない気性なのか、ご機嫌そうに喉をならしてはいるが鳴き声は発しない
ぷー、と頬を膨らませながら、三毛猫のおでこから、頭の頂点までをカリカリと掻いてあげる。気持ちよさそうに目を細める三毛猫。
「もー、ちゃんと、にゃーんしなきゃダメだよー、めー」
しかるというよりはお話をするように、三毛猫に話しかける。
三毛猫は当然ながら、何を言ってるかなんで分かるはずもなく、たまに見上げては、どうでもいいかといったようにまた毛づくろいをしてて
■シャルティア > 「もー、しょうがないなー……あい♪」
腰の革袋から、小さな紙袋に包まれた何かを出す。
三毛猫は、顔を上げてくんくん、と紙袋の匂いを嗅いで――
――にゃー、にゃーん、にゃーん。
目をまんまる。くりくり、甘えるように鳴きだす
現金なものである。とはいえ、三毛猫からしたら少年の言葉が『鳴き声をだして』などとはわかっていないのでしょうがないのではあるが
むふー、と何故かじまんげな顔をして、紙袋から取り出すのは鶏のささ身をゆがいたものだ。
軽くちぎって、木の箱に置くと、即座にぱくんとささみを加える。夢中でささみを頬張る猫を、にこにこしながら見て
「ゆっくりたべるんだよー♪」
食べ終わったら、もう一個、ぽい
食べ終えるのを、にこにこした顔で見つめてて
■シャルティア > あっという間に、ササミを平らげる三毛猫
満足したのか、おかわりを要求せず、ごろん、と転がってグルルルと喉をならしながら伸びをしている
少年は、満足そうにそれを見てから
「それじゃ、ばいばーい♪」
と、三毛猫に背中を向けてはしっていく
元気いっぱいに、商店街をかけていく
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシャルティアさんが去りました。