2021/07/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロブームさんが現れました。
ロブーム > カーテンで窓を締め切った、何処か陰鬱とした雰囲気のリビングがある。
元の持ち主が置いていったのであろう箪笥やダイニングテーブルは薄っすらとであるが埃を被っており、もう何日も帰っていない事を匂わせる。
そのリビングの中に、ローブ姿の太った男がいる。
彼の名は、魔王ロブーム。魔族を率いる者である。

「さて、そろそろ約束の時間だ――」

彼は、人を待っている。
それは、とある女――この魔王ロブームが人間界で活動していた際、虜囚としたとある人物に縁ある者だ。
彼女には、こう言ってある――『居なくなったその人物を助けたくば、一人でこの家まで来い』

「さて。果たして彼女は来るかどうか――来るとして、素直に私に従うかどうか。見ものよな……」

何処からか取り出した林檎をむしゃりと下品にかじりながら。
約束の時間を待つ。
その時が来ないならば、それはそれで良いと、嗤いながら。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロブームさんが去りました。