2021/06/30 のログ
ご案内:「平民地区・小さな公園」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 平民地区にある、簡素で平凡な公園
赤い、レンガのような石畳と、木製の長いベンチが数個
あとは赤レンガで出来た小さな生け垣に植えられた花
その程度の遊具や噴水などもない、どこにでもある公園

その公園のベンチに、小さな少年と猫が乗っている。
なぜか、幼い少年は正座のような格好で、猫と向き合ってる
茶色の猫の方も、ちょこんと座って、ご機嫌そうに目を細めて少年を見てる。ゴロゴロと喉が鳴ってる当たり、少年とは仲良しらしい

「はい、なーたん。にゃーんだよ、にゃーん♪」

少年はニコニコしながら、猫の鳴き真似
猫はそれに答えるように、ちょっと低い鳴き声で「なーぉ」と鳴く。その返事に何故か少年は不服そうにぷー、とほほを膨らます

「ちがうよー、にゃーん、なーお、じゃなくて、にゃーん。はい、にゃーん♪」

なーぉ

猫に当然、意味など分かってない。自分の鳴き声にこの相手は反応するぐらいにしか理解してない。猫など当たり前だがそんなものだ
少年の方は、猫らしい、という勝手な思い込みで、この猫に、にゃーんと鳴かせたいようで、にゃーん♪ にゃーん♪と繰り返すが、猫はご機嫌そうに、なーぉ、と答えるだけである