2021/06/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエデンさんが現れました。
エデン > 王都マグメールの平民地区、そこにある酒場の一つ。
取り分けて特別な何かがある訳でもない、そこらにある酒場だ。

そんな酒場の席の一つに居るのは一人の女性。
同行者は今のところは姿が見えない。
一人でやって来たのか、後から誰か付いて来るのか、待ち合わせなのか。
今やって来たばかりなのだろう、そこへやってきたウェイトレスに注文を頼んでいた。

「そうね、ちょっと小腹が空いてただけだもの、何か軽いものが欲しいわ?
うーん…お任せ、お願い出来る?
何が出て来るかって、そんな楽しみも良いでしょう?」

ニッコリと笑顔を浮かべながら、真っ直ぐにウェイトレスの目を見て話す。
向けられる視線、言葉、なぜか少しの間を置いてウェイトレスは注文をメモなりに記し戻ってカウンターへと向かい、厨房へとそれを伝える。
女性は、その様子を目を細め見詰めている。
初めての客だ、其れなのに、なぜか意識してしまうように視線を向けるウェイトレス。
その視線が合えば、笑顔のまま手を振ってみせるのだ。

一般人のような抵抗力の低い相手、生真面目でしっかりと目を見て話し耳にを向ける様な相手。
そうした相手は自分の力に掛かり易く、分かり易いその変化、見ていて楽しくて仕方無いのだ。

エデン > 頼んだ軽食がやって来る。
持って来るのは勿論同じウェイトレス。
パンにスープにサラダと、いたって普通の料理だけど、軽くお腹を満たすには丁度良い。
料理を持って来た時も少し話し掛け、食事をとりながらも彼女に時々視線を流す。
勿論、食事はゆっくりととる、其れだけ彼女と接する時間が増えるから。

そうして時間を掛けた食事を終えれば、帰り際に彼女へと軽いお誘いを掛けるのだ。
その返答次第で新たなオトモダチが出来るのだから、その期待を胸に抱いて。
もし一緒出来たら何処に寄ろう、何をしよう。
そして、どれくらいでオトモダチとなれるだろうと、そんな考えも巡らせながら。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエデンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイーヴィアさんが現れました。
イーヴィア > 「ソイツぁ駄目だ、幾らなんでも金額と量が割に合ってねぇよ。」

(商売人は、ハイハイ仕事を受ければ良いと言う物でもない
受注すべき仕事はきっちり選び、おかしい所を指摘するのが正しい物だ
ちなみに本日、己が目前で憮然としているのは貴族の一人
戦争へと出陣する為、私兵達の装備を揃えたいと言う事なのだが
どうも出来るだけ安上がりに済ませたいらしい、渋い金額を提示した上で
足りない分は、貴族である自分との人脈でおつりがくるだろう、なぞと抜かした。

――いや、そんな訳が在るか。)

「アンタがどれほど偉いか知れねぇが、こっちだって現物で鉄だの革だのを仕入れるんだ
貰えるモノは貰えねぇと、仕事にはならないぜ?」

(出来る限り穏便に済ませたくはある
こんなでも、己が店の腕を見込んで来た客では有るのだろう
ただ、どうにもこの手の相手は、今までの経験から面倒になった事しかなく
――とりあえず、必要だと思われる金額は此方から提示する
とたん、相手の表情がみるみる不機嫌そうになった訳だが)。

イーヴィア > (『この鍛冶屋は国を守る貴族への貢献も出来んのか!』
そんな怒声が響き渡ったなら、もう話せる事は何もない
此方も出来うる限りは負けた心算だが、其れで納得出来ないなら仕方ない。)

「こっちだって貢献はしてるぜ、騎士団やら軍やらはお得意様なんでな
けど、向こうさんが金をケチった事なんざ殆どねーよ、少なくともアンタ程じゃねぇ
大体アンタ、戦争舐めてんのか? 戦う兵士にこんな適当な装備着せてくとか
剣も握った事ねぇ甘ちゃんも良いトコだぜ…!」

(――皮鎧、弓、剣、以上。 ウサギ狩りにでも行くのかコイツは、と言わんばかりの。
そのうえで、それぞれの質を良くし、かつ値段を抑えろと言うのだ
己が物言いを付けているのは其処にも有る、仮に其の装備を卸したとして
果たして、何人が生き残って帰って来るやら、だ。)

「とにかく、うちじゃそんな先の見えた仕事は受けねぇし
必要な装備に金をケチる様なのはお断りだぜ、こっちだって食わせにゃならねぇんだ。」

(従業員は少なくない、己だけならまだしも、彼らの分だって稼がなければならないのだ
其れが店主としての責任であり、決して道楽でやって居る訳では無い意地でもある
問題は――向こうにとって、そんなことはどうでもいい、と言う事だろうか
其れこそ今にも、腰元の過剰に豪奢な剣を抜きそうな剣幕で怒気が見て取れたが
もし、その時は、実力行使の排除も検討せざるを得ない)。

イーヴィア > (そして――実力行使が始まる
とは言えこんなのは日常茶飯事だ。 基本中立の店内で暴れたら
誰が相手でも放り出すのがこの店のルール
貴族と其の連れが、元冒険者や傭兵で構成された店員たちにつまみ出されるのは、きっと直ぐで――)

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイーヴィアさんが去りました。