2021/06/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にクフィナさんが現れました。
■クフィナ > 様々な商店が並び、人の行き交う大通り。
多種多様な行動をしている人々を一軒の商店の軒先から眺める。
表情には笑みを浮かべ人並みを眺めてはいるが、視線が追いかけるのは特定のもので。
「こういういい天気の日は人が多いので探すのにもってこいね。
でも……案外こういう時って……」
居ないのだと溜息を吐いて視線を空へと向けてから通りへと戻し。
可愛い子居ないかなとつぶやけば行き交う人々を眺める事に戻って。
■クフィナ > 冒険者仲間や騎士や衛兵で好みな子を探すもは悪くはないがそうでない相手も良いかもしれない。
そんな事を考えての散策であったが今日は外れな様子。
こうして眺めていればそれなりな相手は見つけるが食指が動くには程遠く。
「少し場所を変えてみましょうか」
そうすればもしかすると、そんな考えのもとに店先を離れて歩き出す。
しかし視線を向けられる事はあっても興味を引くような相手は見つからず。
このまま歩くか適当な店に入るか。その辺りを如何しようと考えては歩き続ける。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からクフィナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にクフィナさんが現れました。
■クフィナ > 平民地区の通りにある酒場の一つ。
それなりに混雑をしている店内、大きめのテーブルを占拠するようにして組んだ冒険者仲間との打ち上げ。
簡単な依頼のはずが思ったよりも臨時収入が多くなり、解散ではなく酒場へと繰り出すこととなり。
「今日は私の奢りでいいから飲んで飲んで。
楽しくやっていきましょー!」
確実に分け前よりも酒場の支払いで足が出るだろうが、そんな事は気にしないと大盤振る舞い。
普段は手が出せないような高めの料理や酒を振舞っては上機嫌にカップを口元に運び。
全くの知らない相手は別ではあるが一度でも仕事をした知り合いを見つければ声をかけてと賑やかな酒盛りをあげて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にジークリットさんが現れました。
■ジークリット > 「あぁ、それはどうも。でも一人で全員分払ったら赤字だろう?私も払わせてもらうよ」
椅子の一つに座る、全身をゴシックアーマーで固めた騎士が言う。
声から女性だということはわかるが、未だにヘルムを脱がない為顔はうかがい知れない。
彼女はクフィナの冒険者パーティーの一員として今回初めて組んだのだ。
「こういうのは新参も払うべきだろう?ん、私の分も来たな」
彼女の前に料理と酒が運ばれると、騎士はようやく己のヘルムに手をかけ、それを脱ぎ去った。
パーティーメンバーにも初めて見せる顔は、白い肌に長い耳。
ジークリットはエルフだった。
「では、成功を祝して、乾杯」
彼女はエールがなみなみと注がれたジョッキを手に取り、掲げた。
■クフィナ > 「足は出ちゃうけど私は副業もあるんだよね」
普段のように奢るとハイテンションでいればかけられた声に視線を向ける。
その視線の先には今回初めて組んだ騎士の女性。
緊張をしているのか真面目なのか払うという言葉に気にしないでというように笑みを向け。
「新参ほど馴染んでほしいから出さなくていいがワタシのモットーなんだよ。そう言うのは楽しんだ後で話し合うでよくないかな?」
支払いの事よりも今を楽しもうとカップ片手に持論を告げて。
そうしていれば彼女の注文も届き、ヘルムが外されようやく見れた顔。
白い肌に長い耳を見てエルフだったのかと見つめるも口元には笑み。
「ジークリットって綺麗な顔してたんだね。もっと早く見たかったよ」
彼女の乾杯の合図に合わせてカップを掲げて一口飲み。
ついつい本音を口にしながら楽しそうに料理に手を伸ばして。
■ジークリット > 「うーむ…私にも騎士としての矜持があるのだが…まぁそう言うなら後で話し合おう」
ジークリットもクフィナの言葉に同意して、ジョッキを傾ける。
ごくり、ごくりと喉を鳴らして、琥珀色の酒を飲み干していく。
「あぁ、まだ素顔は見せていなかったな…脱ぐ機会も無かったし。
綺麗な顔?どこにでもいるエルフだと思うのだが」
骨付きの鶏肉を手に取り噛み付き、肉をむしり取りながら答える。
豪快なように見えて、所々食べ方に上品さが垣間見える。
「私みたいな猪武者より、もっと綺麗なエルフはいくらでもいるさ」
エールのお替りを頼みつつ、エルフの騎士は言う。
■クフィナ > 「折角の祝いの席でそういう話しは無粋だよ。そう言うのは後でじっくりとね」
依頼成功の祝い席で金の話は無粋と首を振り後々と。
手にした料理を口にしては美味しいと笑い、他にも勧めたりとして。
「依頼中は脱がなかったからどんな顔なのかなってずっと気になってたんですよ、実は。
どんなことはないよ、ジークリットの顔はずっと見ていたいぐらいだよ」
冒険者をやっていれば様々な人や種族に会いはするがエルフに会った事はそうなく。
豪快に見えて上品さもある食べ方に育ちも良さそうだと見て。
「冒険者なんて皆そんなものだよ。ジークリットは奇麗だってワタシが保証するってね」
口調は軽いがお世辞ではないからと他のメンバーにも同意を取るように話を振り。
また言っている、懲りないな、というような仲間からの視線を受けてもなんその。
空になったカップに手酌でお代わりを注いでは椅子を寄せて隣へと移動していって。
■ジークリット > 「騎士の世界では鎧を見れば誰だかわかるものだから、うっかり顔を見せ忘れていたな…。
って、そ、それはちょっと褒めすぎじゃないか?」
プレートアーマーの類ともなれば大抵はオーダーメイドであり、
鎧の形状や装飾、あるいは盾やマントに描かれた模様を見れば誰なのか察しがつくのだ。
しかし、冒険者でそこまでガチガチに鎧を着込んでいる者はあまりいないだろう。
「あ、いや、その…ありがとう?」
クフィナの遠慮のない褒め言葉に思わず赤面して目を逸らすジークリット。
いつも鎧でいるため、顔を見られ、さらには褒められることにはあまり慣れていない。
「じ、自分で注ぐからそこまではしなくていい!君だってもっと食べたいだろう!?」
遠慮なく隣に座り、自分に酌をする彼女に慌てて言う。
ヘルム越しではない広い視界で見る彼女の姿は露出が多く、刺激が強かった。
人の顔を褒める割には彼女だってかなりの美女だ。
■クフィナ > 「そこは気をつけないとそっくりな格好の人がいれば間違われるかもね。
依頼に行く以外はヘルムをかぶらない方がいいかも。
ワタシは気に入っちゃった人にはこうなんですよ」
ガチガチに鎧を着こんでいる彼女は冒険者としては目立つかもしれない。
しかしながら軽装で活動をしている自分には鎧は大体同じに見え、装飾などの違いは判るが顔を見なければ判別は難しいものがあり。
そして鎧を着こんでいたからこそ素顔を見、好みな顔立ちに褒めてしまって。
「お礼なんていいんですよ。またワタシ達のパーティに参加してくれれば嬉しいですね」
赤面をして目をそらす姿に可愛いと囁いて楽しそうにしてみせ。
褒められ慣れしていない様子をじっと見つめて。
「まあまあ、遠慮しないでいいんですよ。酒や料理もいいんだけど、ジークリットの事を知りたいなって言うのもありますしね」
飲め飲めというように隣に行けば酌をして勧めていき。
遠慮などなく距離を詰めていけば周囲の目を引くことになるのだが気にもせず。
■ジークリット > 「き、気に入ったって…わ、私達今回の依頼で会ったばかりだろう…?」
ぐいぐいと来る彼女に、思わず戸惑ってしまうジークリット。
剣の腕を褒められたことはあれど、顔を徹底的に褒められるのは久々なのだ。
ぎこちなくジョッキを手に取っては、ぐいっと飲み下している。
「勿論お呼びとあれば喜んで参加するが…」
仕事にありつけるだけありがたいし、また頼ってくれるなら言うまでもない。
騎士であるとはいえ領地などはない彼女に、日々の暮らしを賄う冒険者業は必須だ。
しかし、可愛いと囁かれればびくりと身が跳ねる。
「い、いや遠慮というか…ちょっと、ちょっと近すぎやしないだろうか!?
あ、いや、近付かれるのが嫌というわけではないが、その……」
距離を詰められれば、身体と身体が触れてしまうわけで。
鎧越しなので感触などは感じないが、露出の多い彼女の身体が触れている状況それ自体がジークリットの心臓によろしくない。
「と、とにかく、自分の飲む分食べる分は自分で何とかする!だから、その、そこまでせずとも…」
■クフィナ > 「会ったばかりでも気にいるのはありますって。ジークリットはワタシ好みですからね」
今回の依頼でその強さに助けられ、そして好みの容姿に距離を詰め。
他の仲間の、またやっている、という視線や空気を気にもせず。
ぎこちなくジョッキを飲み干す姿をカップを片手に眺めて。
「ワタシのパーティは前衛がいつも足りてないんですよ。ですから…大歓迎ですね」
固定でパーティを組んでいる訳ではないが集まるメンツは同性の同じメンツが主。
その為に彼女のような前衛はいれば大助かり、いつでも歓迎したいと告げ。
囁きに身を跳ねさせる姿に楽しそうにくすくすと笑みを零して。
「これぐらいは普通なものですよ。ねえ、みんな?
嫌でないならこうしていてもいいですよね」
鎧越しに身体を押し付けるようにしていけば当たり前のことだと口にし。
同じ経験があるのか仲間たちも笑って見せるだけで各々に酒や料理を端のしていて。
直接触れてないのに動揺している様子が楽しく可愛く見えて図に乗って。
「ワタシがしたいのですよ。新参さんにはしたくなるんですよね」
確実にお節介以上の感情が見て取れるのだが、自分ですると言えれても引くことはせずに。
■ジークリット > 「こ、好みって…いや、前衛なら喜んで務めるが!」
全身を鎧で覆っている上防御魔法にも自信がある。
冒険者が赴くようなダンジョンを攻略するなら、自分でも理想的な盾役だと思っている。
なので歓迎されるのはやぶさかではないのだが…。
「そ、その、か、硬くて痛いのではないだろうか!私に抱き着くと!」
こちらは鎧。あちらは軽装、というか胸元と腰と手足しか布がない。
丸みを帯びているとはいえ、鋼鉄製で出っ張りもある装甲に素肌を触れさせるのはちょっと心配だ。
決して、心臓がもちそうにないからではない。
「これを他の皆にもやってるのか!?あ、いや、その…ちょっと心配になるな」
新しい冒険者と組む度にこれをやっているのだろうか、とジークリットは疑問に思う。
周囲の顔を見れば、初めて見る様子でもなさそうだ。
「いや本当に!本当に自分で出来るからお気遣いなく!」
むしろこうして近くに寄られると落ち着かない。
必死に酒と料理に集中しようとするが彼女の吐息と香りを嫌でも感じてしまう。