2021/06/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミンティさんが現れました。
■ミンティ > 朝日が顔を出して明るくなった空の下、まだ人通りもまばらな大通りをふらふら歩く。ときどき欠伸を噛み殺しながら、指先でこめかみを押さえたり、首筋をさすったりして、のんびりと家路をたどる。
昨日は外で夕食をすませて、すこしだけ買い物をしたら家に戻るつもりだった。けれどいろいろとあって、結局朝帰りになってしまい、途中、すこしだけお酒を口にしたものだから、まだ頭が重たい気がした。
もちろん記憶がなくなるような飲み方はしていないし、もうかなり時間が経っているから、ほとんど酔いは残っていない。それでもあまり飲み慣れていないせいで、少量でも気持ち悪さが残ってしまう事が多かった。
「……ふあ」
また欠伸をこぼす。あんまり強くもないから、勧められたとしてもお酒は遠慮するようにしよう、とか考えてみるけれど、商人の組合で集まった時なんか全然断りきれていないから、この決意も長くは続かないかもしれない。
■ミンティ > 人通りはまだすくないけれど、仕入れの荷車とすれ違う事が何度もあった。轢かれないように道の端によって歩いていると、開店準備中の窓にうつる自分の姿が目についた。
寝癖がひどいとまではいかないけれど、髪がすこし乱れているのにようやく気がついて、こんな状態で道を歩いていたのだと思うと、頬が染まる。
とたんに恥ずかしくなって顔をうつむかせながら、指で梳いて髪を整える。なんとか道を歩いていても問題ないくらいに直し終えると、ほっと息を吐いて。
■ミンティ > しばらく歩いているうちに、大通りを歩く人の姿が増えてきた。そのころにはもう自宅の近くまできていたから、帰宅が早い時間になったのは都合がよかったのかもしれない。
「ぁふ…」
また欠伸がこぼれてしまって、口元を手で覆う。帰ったらもう一度寝直そうかなとか考えながら、大通りからは裏手になる静かな商店街へ向かうため、細い路地へ姿を消して…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > 雄大な林を切り開いた平民地区の自然公園。
子供や若者が遊び回れる区画や、ピクニックやお茶を楽しめる区画など様々に整備された区画を、ひたひたと歩む足音。
落ち葉や土や石の感触を楽しみながら、幼い薬師の赤い瞳は、野に咲く花やキノコを注意深く観察していて…
「―――あっ!見っけ! …これこれ、このまんまじゃ、あぶないあぶない。」
白とワインレッドのグラデーションが綺羅びやかな、一見何の害もなさそうな花を摘み、手元のバスケットへ放り込む。
これは、ひと嗅ぎするだけで酩酊や麻痺を引き起こす毒花で、どこからか種子が芽吹き、自然公園に点在するようになってしまっていたもので、
バスケットの中には、同様の危険な花や芽やキノコがぎっしり。
「まちがって、匂いを嗅いじゃったり、摘んでもってかえっちゃったり…
キノコなんかは、お家に持って帰って食べちゃったら、大変だからね~。
つぎは…と…。」
本日の少年は薬師としてこの区画の管理者から、害になり得る草花の選定と駆除を依頼されていたのだった。
報酬は悪くなく、摘んだ草花もそのまま持ち帰っていいとのことで、
労働の大変さよりも、思う存分散歩と採取ができることを楽しんでいる様子で。
ちょっとした宝探し気分で地面をきょろきょろ伺う。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にジラさんが現れました。
■ジラ > 「ふー……」
荷物をどっかりと落とす。
主人から押し付けられた仕事が一段落し、メイド服の少女は公園のベンチでつかの間の休息の時間を味わっていた。
ふと顔を上げると、見知った姿がなにか採取を行っているのが視界に入ってくる。
「あっ、タン……」
声をかけようと、背後から近づくだろう。
■タン・フィール > 「あ、これちょっとレアな花かもっ…!
…んわっ…? ぁ、ジラだっ」
またまた、一見人畜無害そうな花を手折りつつ、ふと背後から聞こえた声に振り返れば、
年上なのに、自分よりも小さなふしぎな知り合いの少女の姿をみとめ、
嬉しそうに微笑んで
「ひさしぶりっ! 今日も、メイドのおしごと?」
ボクはこれ、とでも言うように、少年は少年でバスケットの籠を揺らして、
薬草や毒草の採取であることをしめして。
■ジラ > 「こんにちは。
うん。買い出しの仕事。何に使うかもわからない変なものばっかりを……」
愛らしく微笑む相手につられるように、ジラも笑みを浮かべる。
それから、示された籠の中身を、身体をかしげて覗き込む。
「タンは何でも自分でやってて偉いよね。
こういうところも裸足って、危なかったりしない?」
植物の棘で傷ついたりしないかを案じている。
もっとも、危なっかしい格好なのは足に限ったことではないのだが。
■タン・フィール > 「ふぅん…?なんだか、いっぱい買わされちゃったみたい、だけど―――…
ね、ね、どんなのか見てみても…いーい?」
微笑む彼女がかごの中身を覗き込めば、危険な臭いや花粉が間違っても
そちらに向かないよう、細心の注意を払いつつ、
何に使うかわからない変なもの…というフレーズは、幼子の好奇心を存分に刺激した。
「ぅん! ボクの足、そんじょそこらの靴よりも丈夫なんだからっ」
石畳の上や森を長時間歩いても、傷一つ付かず、綺麗なままのふしぎな足。
それを示すように、茂みにちょこんとお尻を落として座り込み、
ぺろん、とシャツの裾から幼い股間部が丸見えになるのもおかまいなしに、
足の裏をジラに見せつけるように突き出し、広げる。
魔力や薬品がなにがしかの作用をしているのだろうか、
確かに、土や汚れが全く付着していない、
赤ちゃんのようにすべすべで、ふにふにの綺麗な足の裏であった。
■ジラ > 「えっ、うーん、どうかな。持ち物に万が一のことがあったら怒られちゃうんだよね」
渋る様子を見せるが、強く拒むことはない。
なにかの原石、生きた小動物や昆虫、不可解な装置……
軽く確認するなら、そんな雑多なジャンルの品物があることがわかるだろう。
「わ……。はしたないよ、タン。他の人も見てるかもしれないじゃない」
幼い突起。吸い込まれそうなほどにきれいな肌。
慌てて周囲を伺う素振りを見せ、つとめて落ち着いた口調でたしなめる。
しかし、視線は足の付根と足裏から離れることがない。
■タン・フィール > 「ふんふん、ふむ、なるほどー…」
小首を傾げながら、各種の持ち物を見て頷く様子をみせるが、
少年にもほとんどの道具の使用用途は分からなかった。
それらの使いみちにも興味を示しつつ、
はしたない、と周囲の目を気にして、伺うような相手の様子にくすっと微笑んで…
「っふふ、だいじょうぶだよう…♪ この角度なら、きっとジラにしか見えないよー♪
それとも…人目につかない場所で、もっとじっくり…見てみたい…?」
くすくすっと、誘うような声色で、
凝視されているなめらかな足の裏をスラリと伸ばし、
彼女のメイド服の裾を器用に足の指でつまんでくいくいっと引っ張ったり、
そのスカート部分越しに、少年は既に知っている彼女の立派な陰茎の隠れた部位を、くいっと足裏でなで上げた。
■ジラ > 「ひゃう!」
びく、と震えて甲高い声を上げる。こちらのほうがよほどひと目を呼んでしまいそうだ。
繊細なつくりの足裏に、布越しに何かがつんと盛り上がる感触が鋭敏に伝わるだろう。
揺れる身体、巻かれた首輪の鎖が、ちゃりんと鳴る。
「──っ……」
かがみ込んで、まるで平伏するような格好になりながら、こく、と首を揺らす。
目の前のちいさなこどもの意図するままに。
ジラの心は、ずっと彼の握るガラス瓶の中に閉じ込められているのだった。
■タン・フィール > 「はぁい…♪ それじゃ、いこっか…?」
まるで飼い犬の首輪の鎖をたぐるかのように、
くい、くい、とメイド服の裾や、突起をコリコリと弄る強弱で、
ひれ伏すような彼女の体を己の方へ、己の方へと招く。
そうして体が触れ合う寸前まで近寄れば、
焦らすようにお預けを食らわせて、
カバンとバスケットを持ち寄って連れ合いながら、何処かへと歩みだす。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からジラさんが去りました。