2021/06/14 のログ
ミンティ > 自然と早足になりながら裏路地を歩いて十数分ほど。やっとの事で表通りに明かりが目につくと、ほっと息を吐いた。そろそろ酒場から帰る人たちも多い時間だから、その賑わいに紛れてお店に戻ろうとすこし小走りになって、細い路地を抜けだして…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミンティさんが去りました。
ご案内:「平民地区・小さな公園」にグラスシエルさんが現れました。
グラスシエル > 平民地区の住宅地――その隅っこにぽつんとある公園
誰も来なさそうな住宅地から少し外れた角のほうにある辺鄙な公園は、しかしいつもゴミや落ち葉で朽ちる様子は無い

「しかし、誰がここを掃除でもしてるのかね――っと」

ベンチに、どすんと乱暴に腰を下ろす少年。
銀髪、血のようにぬるりとした、凶暴そうな目つきは、周囲を睨むように鋭い。顔立ちは整っているのだが纏う雰囲気と、その険悪な目つきが台無しにしている
足をだらしなく伸ばし、くつろぐ。

……
…………

別に、何かをしにここに来たわけではない。ここはなにもないからこそ、ただ、座っているのに丁度いいだけだ
くぁ、と大きく口を開け、あくびを一つする

グラスシエル > 「んぅ……こねえか」

周囲をゆっくりと見回す。何気のない仕草で、懐から手のひらぐらいの干し肉を取り出して、ベンチに置く
干し肉とは言っても、味等一切ついてない味気のないジャーキーだ
それをベンチの上に置きっぱなしにして、立ち上がると、公園を後にする

ご案内:「平民地区・小さな公園」からグラスシエルさんが去りました。