2021/06/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区「ギルド訓練場」」にカミュさんが現れました。
カミュ > 平民地区の郊外にある広い敷地のギルド訓練場。
走り込みや起伏にとむようにコースが作られているランニング場、其れに囲まれる剣や槍などの練習をできる場所、そして、ランニング上の外魔法の訓練ができる場所で構成されている。

今は広い敷地の中で一人、たったったっと軽い足音でランニングコースを走り込む少年。
冒険者は一に体力二に体力三四が無くて五に体力と、よっぱらった先輩冒険者に教えられて兎にも角にも体力をつけるための走り込み。
短パンから延びるしなやかな足、半袖から覗くやや肉の付いた二の腕と軽く握られた手を振り、軽い足運びで前へ前へと進んでいく。
「はっはっはっ…フッ、フッ、フッ…。」

カミュ > 起伏が作られたランニングコース。
装備も無くただ走っているだけとはいえ、何周も走れば足に負荷がかかる。
息は乱れ始め、体は上気し顔や項、体中に汗が浮かび汗の雫が訓練場を照らし出す光によって小さく輝いている。

上気した肌は白い肌を鮮やかな桜色に染め、どこか人を誘うような淫靡な色をもち、苦し気に繰り返される呼吸は人によっては情事の時を思い出し、劣情を掻き立てるかもしれないが、少しでも強くなろうとする少年はそんな状態を自分が作っている等とまるで意識していない。

カミュ > 何周も走った少年、顎が上がり、見え始める限界。
ここでやめて休もうかとも思ったが、
赤ら顔の酔っぱらい冒険者曰く、限界の先に挑戦するのが訓練だっ等と言う言葉を思い出し、上がりそうになった顎を引き、乱れた息のまま足を懸命に前に振り出し手を振り勢いをつけて。

「はっ、はひっ、ふっ ふっ、はっ っ…」

艶やかな髪も既に汗を含みぺたんっと垂れ、全身汗だく、少年が進むたびに訓練所の土に汗の痕を残しながら前へと進んでいく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区「ギルド訓練場」」からカミュさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミンティさんが現れました。
ミンティ > せっかくの休みが商人組合から持ちこまれた用事で潰れてしまった。そんな一日ももうすぐ終わろうかという時間になって、ようやく頼まれ事を終えたはいいけれど、暗い裏通りをうろうろ歩き回るはめになる。
組合に加盟している商店をめぐり、連絡事項を書いた手紙を届けるついでに必要な事を聞いて回るというのが用事の内容だったけれど、奥まったところにあるお店を後回しにしてしまったのがいけなかったのかもしれない。
日が落ちてから、かなりの時間が経っている。照明がすくない裏通りは、ほんのちょっと先を見通そうにも暗い影が落ちている。そんな状況でも、近道目的の人とすれ違ったりするから、そのたびに臆病にびくついて。

「……ええ…と…」

なるべく治安の悪い場所には踏みこまないようにしようと考えて遠回りしたりもするせいで、道に迷いそうになる。
足を止めて周囲を見回し、自分がどこにいるかを確認。大通りに出るためのルートを考えてから、ふたたび歩き出そうとする。