2021/03/29 のログ
ご案内:「王都マグメール「偃月亭」」にデロスさんが現れました。
デロス > とある日の夕刻。日中の以来を終えた冒険者が外より戻り、公務を終えた騎士や貴族・王族達が邸や王城に戻り始める時刻。
王都の平民地区・富裕地区の境界に位置する旅籠「偃月亭」も本格的な営業を開始する。
旅籠の前の看板には、本日宿泊料金割引などの特典が書かれており、すでに何人かの宿泊客の利用も決定していた。
一見すればいくつかの設備を備えた温泉旅籠である。しかしその実態は、店主であるデロスが仕掛けた罠などにより、彼が気に入った女性客に対しての盗撮や凌辱などが行われているような場所であった。
それらの悪行は表沙汰にはなっていない。デロスが貴族や王族の一部に献金を行い、目こぼしされているからである。
王都の暗部、裏社会にはこうした偃月亭とデロスの噂は流れており、それを聞きつけた女騎士などへの手出しも行わることもあった。

「さて、今日は早速あれを使えそうだが……」

旅籠の入り口のカウンターで客を待ちながら、デロスが手を開けば、手の内側に魔法陣が浮かび上がる。
デロスの意思により、旅籠内に仕掛けられた魔導機械が魔術が発動するように仕掛けがなされている。
この魔方陣がその仕掛けに通じているのである。
こうしてデロスはやってくる獲物を待ち受けていた。