2021/02/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
ノア > 平民地区の とある酒場。別段人気繁盛店という訳では無いけれど、今宵は異様な盛り上がりをみせていた。賑わいの要因となっているのは、店内のおよそ中央に位置するテーブル席。男と女が 向かい合って着席しており、テーブルの上には幾つもの酒瓶やらショットグラスやらが散乱している。

「 もー 無理なん、で しょ…… さっさと 降参… した ら どー なの、っ… 」

飲み比べをしている二人。女の方はといえば、既にべろべろである。それでもテーブルに片肘付いたまま、もう片方の手に持ったショットグラスを くいっと空にしてみせて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にファイネアさんが現れました。
ファイネア > やんやと囃し立てるテーブル席を尻目に、カウンターでグラスを傾ける姿。
ふぅん、とニヤニヤとした笑みを浮かべながらその様子を眺めている。
勝負の行方が気になって眺めていると、鼻の下を伸ばした外野がそろそろと近づいて行こうとしたので…。

「…。」

軽く脚を掛ける。
ぶべっ、と潰れたカエルのような声を上げて倒れる酔っ払い一名。
手だしてんじゃないの、と思いながらその無様な姿を一瞥しテーブル席を観察する。
勝負の最中でもひょっとしたら目についているかもしれないが…あれだけ酔ってれば無理かしらねぇとも思う。

…さて、テーブル席の結果は…?

ノア > 機嫌良く酒を呑んでいた女が 酔っ払いに絡まれ、 其の挑発に見事乗ってしまったというのが 事の発端だった。この飲み比べに負ければ、セクハラゴリラの言いなりだ。其れだけは何としてでも避けなくてはならないし、何より、女はこの喧嘩に負けたくなかった。

「 っ、く… 」

身体はとっくに限界を越えていた けれど、其の意地だけで次の酒を飲み干す。観衆の殆どが女の勝利など望んでいない、言わば完全アウェーといった空気の中… ついに、

「 ───── あたし の…… 勝ち、っ… 」

ドタン ! と大きな音を立てて、男が倒れた。女が敗北する瞬間を期待していた観衆は、ガヤガヤと不満げに散っていく。ふらり、ふらり… 覚束無い足取りで、女はカウンターへと向かう。途中何を踏んづけたか カエルの潰れた様な声が聞こえた気がしたけれど、ふらふらの意識では気にも留めず。

「 み、ず………… 」

注文を言い終わるより先に、差し出された水。女は僅かに唇の端から零しながら、水を流し込む。直ぐ隣の少女に気付くのは、 時間をかけて水を飲み干した後だった。琥珀色の瞳で、とろんと少女を見つめる。

「 ………ん、 隣 いい… ? 」

ファイネア > 大きな音を立てて酔いつぶれる男側。
ぱん、ぱん、と手を鳴らす少女。
それは勝った白い女性への小さなエールではあった。
不満そうな周囲の男共を小さく嘲笑しながら、ゆっくりと隣にやってくる女性を見つめる。
隣席に腰掛け、水を飲む女性を見ながら…。

「もう座ってるじゃない。別にいいけどね。
…それにしてもお姉さんやるのね、ちょっと楽しかったわ。」

べろべろの状態にそんな事言ってもわかるわけはないかもしれないが。
向けられる視線も酔って潤んで、ちょっとぞくぞくしちゃう、と思いはするが口にはしない。

「…で、大丈夫?」

どう見ても大丈夫そうな様子ではないが、社交辞令的に口にして。

ノア > 隣のスツールに腰を下ろすと、 片手は頬杖、片手はグラスを持ったまま 店内で唯一女の勝利を評価してくれる相手を見やる。返した笑みは とろんと情けないものだったかもしれないけれど、横柄な異性を負かした後だ。同性から其の健闘を評価されれば、酔った意識の中でも素直に嬉しくて

「 ありが と、………だって、あーゆー の… ムカつくじゃない ? 」

くすりと肩を小さく揺らし、何とか意識保とうと新たに水の注がれたグラスを頬に当てる。無論、大丈夫ではなく

「 にしても、ちょっと無茶した… かもっ 」

ふぅ… と、酒気を逃がすように 細く長く息を吐く。改めて貴女へと視線戻せば、今更ながら其の容姿の端麗さに気付いて。見た目にも若そうな貴女が、お世辞にも品があるとは言い難い このような場所にいる事に 少々不自然ささえ感じつつ

「 ……あたしノア。あなたは ? 」

ゆるりと首を傾げ、問いかけてみる。

ファイネア > ムカつく。感情的なモノだが、よく理解はできた。同性だもの。
理解できなかったらそもそも外野の妨害を邪魔しようともしていない。

よくわかるわ。と白い女性に同意をしてからちょっとだけ手を伸ばす。
ファイネアの掌は冬の寒さもあってかひんやりしている。
それをそっと額か頬に当ててあげようかと。

「ふふ。まぁ、ゆっくり休めばいいんじゃない?
私?私ファイネア。冒険者よ。」

どう見ても年上の女性に普通にため口で話し、グラスにはワインが注がれてはいる。
女性がじっと見つめてくると、ふふっ、と少しだけ艶やかな笑みを見せた。
見た目には少し似つかわしくなかったかもしれない。
そして視線を向けてくる女性に、ちょっとだけ顔を寄せ、特徴的な桃色の瞳でじっと覗き込む。

「…酔って赤くなって。お姉さん、セクシー♪」

と茶化すように笑った。

ノア > まんまと挑発に乗って飲み比べをしてしまうような己と比べて、目の前の貴女は随分と落ち着いて見える。見た目の若さと 大人びた口調や仕草とが、違和感を感じるというよりも むしろ、ひどく魅力的だ。

「 フェイ、ネア…… 不思議な子… 」

酔っているせいで、不躾に心の声がだだ漏れる。伸びた指先も無防備に受け入れて、ひんやりとした心地好さに目を細めるも

「 ─────── …… 」

次の瞬間には、女は目を ぱち… と見開く。桃色の瞳に覗き込まれ、目が離せずにいるせいだ。酒のせい、だろうか。奪われたのは視線だけではない。ふわふわと頼りなく揺れていた身体も、指先まで ぴたりと動きを失った。吸い込まれてしまうような、囚われてしまったような、不思議な感覚に抗いもせずに

ファイネア > わずかな間、二人の女はじっと見つめ合った。
頬から手を離し、今度は相手の手の甲へそっと掌を乗せる。

「…ね、お姉さん。上で飲みなおさない?」

酒場の2階は宿になっている。
宿泊、休憩、潰れた客の介抱など。色々と用途はあるのだろう。
ボトル一本持って行けば二人で静かに飲む事もできるだろう。
しかし…。

「…きっと、もっと気持ちよく酔えると思うの。」

ふわふわとした意識に、二人だけに聞こえる声で囁かれる甘い声音。
白い女性の耳元をくすぐるように放たれ、すぐに顔の距離を離せば、

女性の視線の先でくすっと蠱惑的に微笑んでみせた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
ノア > 当然女は、これ以上酒など呑める訳がない。店内にいる誰から誘われたとしても断るだろう。重ねられた掌も、大した力が加わっている訳ではなく、振りほどくのは簡単な筈だ。其れでも、女は何一つ拒まない。拒むという選択肢など考える隙間などなく、視覚、触覚、聴覚、の全てが貴女だけへと働いて

「 そう、する……… 」

鼓膜に響く誘いに、吐息混じりに返すのがやっとだった。早く、早くと急くような甘い声でそう言うと、ことん とグラスを置いて立ち上がる。つい先程まで大男相手に意地を見せつけた女とは、まるで別人のように… 何とも無防備な視線を、貴女だけに向け。

「 なん、だろ…… すごく、あつい の… 」

貴女が導いてくれるならば、そのまま、ふらりふらりと頼りない足取りのまま着いて行こうとするだろう。そんな姿を 先程野次を飛ばしていた観衆らは、ぽかんと口を開け見送るか。

ファイネア > 先程とは打って変わって素直な様子に満足そうな笑みを浮かべる。
店主に小ぶりなワインボトルを一本と、グラスを二つ頼み、それを受け取ってから2階へと向かう。
とろんとした表情のまま着いてくる女性に先立って階段を上り、こけないようにと度々振り返る姿が客達の見た最後であった。

さて、2階の部屋の中へと入っていけば、女性を招き入れてからしっかりと施錠する。
あまり変わらない身長。女性の蕩けた視線の先で、また蠱惑的に微笑んで。

「…ね。まだ、熱い?」

ボトルとグラスを備え付けのテーブルに置き、はらりとローブを脱ぎ落す。
ボディスーツのような衣服はファイネアのボディラインをはっきりと浮きあがらせているだろう。
その姿のまま、見せつけるようにゆっくりと手招きをする。さながらマリオネットの糸を手繰るように。

女性がやってくれば、ゆっくりと抱き寄せるように両腕を回し始めるだろう。

ノア > 恋愛対象は異性であるし、生娘という訳でもない。酔っ払いに尻を鷲掴まれれば、鋭いヒールで踏み付けるくらいの気の強さは持ち合わせてもいる。そんな自分自身と、今、目の前の少女に心奪われている自分自身とが、まるで結び付かないけれど… そんな困惑さえも打ち消すのは、ただただ、火照る身体が貴女を求めてしまっているからで

「 ………っ、」

施錠音にさえ、鼓動が跳ねる。ワインやグラス、内装など、一切視界に入らない。唯一琥珀色が見つめるのは、やけに扇情的な貴女の姿だけ。

「 ん… すごく、あつい。 あつく て、 あつくて たまらな ぃ… 」

糸に手繰り寄せられているかの如く、一歩、一歩と貴女に歩み寄る。途中ファーのケープが肩から滑り落ち、床に落ちるのも気に留めないまま やがて貴女の腕の中へ ──

「 きっ、と……… のみすぎた せい、 …… 」

滑らかな肌に触れたくて、頬へ手を伸ばす。許されるなら其の輪郭を そっと指先でなぞろうと。

ファイネア > ゆっくりと腕の中へと入ってくる女性。
振れれば火傷しそう、というのは比喩ではあるがそれだけ身体の火照りを感じている。
女性の手が頬に触れればそれを抗う事なく受け入れ、再び女性の眼を覗き込んで…。

「ふふ。そうね。きっと飲みすぎたせいよ。
だから…いいよ? もっと触れても。」

桃瞳が女性の視界一杯に広がる。
吸い込まれるような眼差しと、蕩けるような囁き。
女性の思考を惑わし、理性を埋没させながら唇が魅惑的に蠢く。
いいよ。と。触れて?と。 ちらりと紅い舌が覗き、僅かに開いた口唇が女性を誘い込む…。

そのまま溺れていけば、その最中にファイネアも女性の身体へと触れ始める。
そうっと背筋から、脇腹から。細い指先が蠢いて…。

ノア > 頬は紅潮し、漏れる吐息は熱っぽく、貴女を見つめる琥珀色は潤み、貴女の輪郭をなぞる指先は 僅かに震えている。酒のせいだと言葉にすることで 自身を言い聞かそうとするも、身体はとっくに 其の欲情を隠せずに…

「 へん、なの…… あつ く、て… なん か、 ……… っ、 」

焦れて、焦れて、もう耐えられない といったところで、貴女の声が甘く響く。其の一言が、女の中に 僅かばかり残っていた理性をも奪い去っては ──

「 ん、っ… ───── ん、 んっ… 」

もう歯止めは効かなくなって、熱っぽい吐息を漏らす唇が塞がれる。口付けを受け入れながら、もっともっと と強請るように両腕を首へと回し 抱き付いた。黒いドレス越しに貴女の指が滑れば、その度 ぴくっと微かに身体震わせて

「 ふく やだ、ぁ… もっ と、きもちよ く なりた ぃ、っ… 」

しまいには、互いを隔てる布が邪魔だと 涙目で懇願するほどに過敏な反応をみせ

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
ファイネア > 自身の誘惑に何も考えられなくなっていく女性。
それを見てぞくぞくとしたものを感じながらキスを交わす。
ゆっくりと、女性の熱を受け入れ、自身の熱を渡して…。

「んふ…。は、ぁ……ふふ……。」

その最中も女性に触れていれば、敏感に身体を震わせて反応を返してくれる。
それを楽しみながら一度唇を離せば、くすっと微笑んで。

「いいよ。じゃあ、脱いでベッド行こ?」

きっとまどろっこしくなってばっと脱いでしまうのだろうな、と思いながら身体を離す。
離した先、女性の視線の先でその黒い衣服をゆっくりと脱いでいく。
あくまでゆっくりと。女性に見せつけるように。
さながらストリップショーのようなそれで更に女性の情欲を掻き立てるために。
男好きのしそうな裸身を晒して、先にベッドに上っているであろう女性を追うようにしてベッドに上がっていくだろうか。

「…綺麗な身体。ね、でもいいの? 女同士だけど。」

潤んだ琥珀色の眼を見つめながら、意地悪するように問いかける。
もしそれでわずかに理性が戻っても、情欲に溺れるまま肯定しても。

再び、ファイネアから唇を重ねていくだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
ノア > 全てを許してくれる、全てを受け入れてくれる。女は、そんな貴女のことを さながら女神か何かかと思っているだろう。其の正体や、この状況の原因なんて知る由もないままに、背中の留め具を自ら外し、はらりとドレスを床に落とした。唯一残された黒いレースも脚を抜いて するりと脱ぎ捨ててしまえば、女の身体の全てが露となって…

「 すごく、綺麗… 」

うっとりと遠慮のない視線で、貴女の脱衣を眺める。其のボディーラインや肌の美しさに ぽつりと感想を漏らしながら。シーツの上、膝を折り ぺたんと座った状態で貴女を待ち

「 わかん ない、っ……… わかんな い、けど… 」
「 ………うずうず して、がまん できない 、っ… 」

意地の悪い問い掛けにも、ひどく素直に答える。再び唇が重なると、待ちわびた貴女の口付けに 唇を僅かに開いて… 舌先で唇をなぞったり、唇で はむ… と柔く食んだり、積極性さえみせ始める。肌と肌を直接触れ合わせることが叶ったのなら、胸の先は ぷくりと桜色を主張し、下腹部では 無毛の割れ目に蜜を滲ませて…

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
ファイネア > どっぷりと自身の『魅惑』にはまり込んだ女性に遠慮のない口づけをしていく。
何度もフレンチ・キスを与えて、途中途中にくすくすと笑みを漏らす。
白い肌をわずかに紅潮させ、身体は愛撫を待ち受けるかのように性的な様相を見せている。
わかった上で、女性に応えるようにしてキスを深くしていく。
次第に貪るように。舌を滑りこませ、口蓋や歯を舌先でくすぐり、ねっとりと舌を絡ませて…。

蕩けるような口づけを与えながら、手はゆっくりと素肌を滑っていく。
下腹部をなぞるようにしながら胸元へ。
豊かな乳房にたどり着けば、片手でゆっくりと持ち上げるようにしながら揉んでいく。
もう片方の手は太腿を撫で回し、焦らすようにして内腿を何度も往復して…。

「我慢なんて馬鹿らしい。…ほら、声を出して? 感じて…?」

唇が離れた瞬間に、そうっと耳朶に触れるような囁きを零す。
愛撫を続けながら、吐息と声が耳奥をくすぐって。
そうやっての性感を高めながら、ゆっくりと指先が女性の秘所に近づいていく。

くち…と蜜を絡めた水音を立ててその周りをなぞりあげて…。

ノア > 焦らされ、与えられ、解き放たれ… 貴女の声が、指先が、女を みるみると変貌させてゆく。王都で「白蛇」などと呼ばれ噂される女盗賊が、罠にかかった自覚もないまま 本物の蛇の前に無防備にも全てを差し出していて

「 ─── ん、 んっ… ! ぁ…… ん、 んぁっ… ♡♡ 」

部屋に響くのは、 甘ったるい鳴き声と淫靡な水音。肩を震わせ、背中を浮かせ、悩ましげに腰を捩り、足の爪先まで ぴんと震わせて… 女は今宵、何も知らずに 充分過ぎる程の精気を 蛇妖に与えることとなるだろう。其の行為がいつまで続いたのか、そして、女の理性がいつ戻ったのかは… 蛇妖のみが知ることで ───

ファイネア > 甘い嬌声を心地よさげに聞きながら愛撫を続けていく。
キスをし、胸に触れ、秘所をまさぐり…。
そして身体を重ね、柔らかい女の身体を存分に味合わせ、快楽の夢に沈めていく。
まさに白い蛇がのたうつように、何度も絶頂へと導いて。
絶頂のたびに甘やかな吸精行為で満足感を得ていくだろう。

女性が理性と意識を取り戻す頃、すでに夜は明けており、ファイネアは姿を消している。
酔った女性の記憶に、思い出せるほどの快楽の記憶を刻み込んで…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からノアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からファイネアさんが去りました。