2021/01/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキルシュナさんが現れました。
キルシュナ > それは唐突にして抗いがたい衝動だった。

「―――美少女にお姉様ぁ言うて慕われたいっ! そんでその子のおまんこふやけるくらい舐め回してからデカちん突っ込んで滅茶苦茶セックスしまくりたい…っ!」

薄っすらと積もった雪が白銀の輝きで美しく彩る早朝の往来にて不意に立ち止まり、シリアスに引き締めた眉根を片手で押さえつける様にしながら放った言葉がこれである。
実に普段通りの変態ぶりだった。

そんな猫娘の本日の装いは、これが真夏であってもそんな恰好で街中をうろつくのはちょっとあり得ないと思われるだろう変態装束。
小股に食い込むハイレグカットも非常に際どいワンピース水着、といったデザインからして寒々しいというのに、その黒皮インナーは前面の大部分が鋼糸の格子編み。
アメリカンスリーブの脇からはみ出す横乳もいやらしい爆乳の谷間やら、薄っすらと腹筋のすじを浮かばせる腹部に切れ込むヘソ溝やらはほぼ丸出し。
その上更に、クロッチしか存在していないかのショーツ部分に関しては、秘裂の溝に沿う形で"ふぁすなぁ"なるカラクリが寸断しており、歩みに合わせて揺れる引手を摘まんでちぃぃぃ…っと引き下ろしたならば、遊びまくってそうな外見とは裏腹に花弁のはみ出しも最小限な意外に綺麗な秘所を見る事が出来てしまうというド変態痴女仕様。

当然、真面目に労働に勤しむ露店の主だの、お使いを言い渡された丁稚の少年だの、かったるさを隠しもせずに巡回任務を行う衛兵だのからの劣情たっぷりの視線を集める事になるのだが、誰一人として尻の軽そうな黒猫に近付き声を掛ける事はない。
そんな異様を当然の事の様に流してのける変態猫は、前下がりボブの黒髪の頭頂から飛び出す獣耳をピクつかせ、縦割れの瞳孔が特徴的な金瞳を忙しなく彷徨わせ、鼻息も荒く本日のおまんこ相手を探し続ける。
それが知人であれば挨拶代わりの変態的スキンシップとドストレートな誘いの言葉で、知人で無ければ馴れ馴れしいボディタッチと軽薄極まる声掛けと、場合によってはお得意の催淫術も惜しげもなく用いて近場の宿に連れ込むのだ。

キルシュナ > そして、そういった衝動の赴くままの勢い任せの行動というのはほとんどの場合報われない結果しか生まぬ物なのだ。

「なんでやっ!? なんでウチ好みの美少女ちゃん見つからへんねんっ!?」

大通りの行ったり来たりが10往復を越えたあたりで、忍耐力の足りていない猫娘は絶望に彩られた叫びを天に向けて放った後

「ちくしょー、覚えとけボケぇぇええっ!」

一体誰に向けての物なのかも判然としない負け惜しみの遠吠えを響かせてダッシュで帰路についた変態猫は、自宅でお仕事に勤しんでいたメイドやら、寝室でごろごろしていた肉便器ちゃんをとっ捕まえて、溢れる肉欲の滾りをぶち撒けたのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキルシュナさんが去りました。