2021/01/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にティアフェルさんが現れました。
■ビョルン > 「そォかい、魔法の知識はからきしでね」
さながら往年の名コメディエンヌのような物言いの心の声、届いたならきっと拍手したであろう。
「ドブに捨てたくても捨てられない金ができたと、親父が言ったらその時にな」
言わば競走馬的な楽しみと──パトロン、馬主のような遊び方がある。
小首傾げながらの言葉には、うーんと唸り。
「俺はダイラスには、ちょっと行けないんだよ──なんだったら、去年初めて王都以外で寝る経験をしたくらいでね」
そうして快諾してくれる声にもうんうんと頷く。
遠慮ながらに興味津々といった返答を聞けばこっちだ、と家の方向へ足を向けて。
「構わない。
飯屋ではないけど、どうせ客商売をしているし。
東国風のエキゾチックな料理が多めだけど大丈夫かな──たしか、柿とかいう東の国の果実があったはず。ミカンは、家の分は結局買い損ねた」
食欲旺盛そうな様子に一瞬頬を緩めてから、肩を並べて歩き出す。
しばらく行けば己が主人たる娼館に辿り着くだろう。
その家での出来事は、またいずれ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にティアフェルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にティアフェルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にティアフェルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にティアフェルさんが現れました。
■ティアフェル > 「物好きだなー……ま、タダで賭け事ができるっていうなら――乗りますけど」
ただし賭場には詳しくない。どこか手頃なところがあれば、人の金でいつでも打ちますんで、と告げておく。
財布が痛まず遊べるならギャンブルは楽しそうな遊びだ。
そしてよく知らない相手のお宅にお邪魔してご馳走になろうというのもなかなか日常のギャンブルである。
「ええぇー。東国の? へえっ、へえっ、楽しみー。珍しい料理は好きよ。好き嫌いしないし――カキ? ミカン?? なにそれ面白そうー」
わあわあはしゃぎながら、彼の足が進むに合わせてついていき。
それからおいしい晩御飯をいただいたのだろう――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からティアフェルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からビョルンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシャルレさんが現れました。
■シャルレ > 隊のお使い途中、寒さ対策にポンチョフードを深くかぶり、手袋もしてるけど
風も強くてフードの隙間から髪が揺れて出てくる
鞄を身体の斜めにかけて、通りのお店を回り伝票やら届ものを1件1件済ませ、
膨らんでた鞄も軽くペタンコになってた
最後の1件も終わると息も白く吐き出されて、風避けのために建物の隙間で手袋越しに息を吐きかけ温めてたりして
■シャルレ > 「うーさむぅぃ」
ブルブルと風も強いし空気も相当冷えてきた、
周囲を見回して通りの人の流れの中に紛れるように入ると
少しでも風避けになるだろうか、猫に姿を変えてもいいけど…
肉球が冷えた地面につくのは避けたい。
足早になりながら、小柄な娘が通りを歩いて隊舎へと帰り道を急いでいった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にラファルさんが現れました。
■ラファル > 平民地区の一角にある冒険者ギルドの受付で、幼女はキラキラと輝く金色の目を受付のおねいさんに向けて居た。
別に、誘惑しているわけではない、ただ、何も言わずにキラキラ輝く瞳で見上げているのだ。
受付のおねいさんは、困った表情で、しかし、子供に怒るわけにもいかないようでどうしようかと言った様子。
きらきらした視線を向けて居る幼女は、ラファル・トゥルネソル。一応これでも冒険者見習いである。
冒険者としての登録自体はしているものの、幼女は未だ幼いので見習いと言う形で、師匠とか、大人の冒険者(保護者と言うルビが付く)が居ないと、一人で冒険を受けさせてもらえない。
そして、幼女の目の前には、簡単なお使い的な依頼がある、右から左へと物を運ぶだけの簡単なお仕事だ。
危険は低かろうが、見習いに一人で依頼を受けさせていいのだろうか、と受付のおねいさんは悩んでいる。
おねだりするように、きらきらした瞳で見上げる幼女。
何も言わないのは、何か言うと、ダメです、と言われてしまいそうだから、無言で見上げる、きらきらした目で、にこやかに。
そんな攻防が―――始まってから五分程である。
他の冒険者の皆さんに関しては、時間が時間だから、皆酒場で楽しくお酒を飲んでいる。
後は、帰ってきた冒険者が何事かと眺めながら、別の受付に依頼の報告をしている模様。
「――――。」
にぱぁ、ととてもかわいらしく、楽しそうに笑って見せる。
ちょこんと飛び出た金髪のツインテールも楽しそうに揺れている、やらせてやらせて、と、全力でオーラを放つ。
■ラファル > 受付のおねいさんは、とても、とても素晴らしい忍耐力を発生させている。
海千山千の冒険者の挑発やら脅しやらを涼しげな顔で受け流す彼女達だ、子供のこんな視線も慣れて居ないとはしても、其処で直ぐ陥落する、という訳ではなさそうだ。
でも、幼女も暇なのだ、お仕事がしたいお年頃なのだ。お家のお仕事は兎も角、冒険者のお仕事がしたいのである。
冒険者の義理の姉とか、師匠、とか、姪っ子が居れば、屹度すんなりと行くのだけれども。
幼女一人ではやはり信頼度とかいろいろそう言ったものが足りない模様、見た目も精神も10歳の子供だから仕方がない。
「お姉ちゃんが居ればなぁ……。」
せめて、という呟き。受付のおねいさんは、見なかったこと、聞かなかったことを全力でしているようで、幼女のボヤキに反応はしない。
そして、陶然の如く、我慢している模様、受けさせてはくれない模様。
じぃぃぃぃ、と口よりも物言う視線を受け止めて、瞳を閉じてシャットアウト、むむむ、と幼女は考える。
そうとは言っても、勝手に動くわけには行かない、勝手に動けば当然の如く罰せられる。
そういった場合は、お家の人とか師匠とか、色々な方面の人が呼び出されて、怒られてしまう。
幼女一人の問題でないことぐらいは、幼女でもわかるので、あくまで。受付のおねいさんの許可が必要なのだ。
カウンターをつま先立ちでプルプルしながら、おねいさんをながめる。
もう少し粘ってだめならば、誰かを捕まえるかという物騒な思考が、幼女の脳裏に。