2020/12/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリコリスさんが現れました。
リコリス > 薄暗い、月明かりの差し込まない路地。
夜にもなればそこは誰も通らず、しんと静まり返っている。
だが、その路地をじっと見つめる者がいる。
家屋の屋根の上、女忍者が座ってその路地を見ている。

「さて、今日も通るといいんだがね」

とある人物の暗殺を依頼されたリコリスはその人物の行動パターンの情報を集め、ここをよく通ることを突き止めこうして待ち伏せている。
ここなら人通りもなく、逃げづらく剣も振りづらい閉所。好都合だ。
片手に持った文庫本を読みながら、賞金稼ぎは獲物を待つ。

リコリス > 「……今日は駄目みたいだな」

待てども待てども、誰も来ない。
そんな日もあるのだろうか?それとも情報が間違えていたのだろうか?
ともかく、出直した方が良さそうだ。

「世の中すんなりいかないものだ…」

ぼやきながら、女は夜の闇に消えた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリコリスさんが去りました。