2020/12/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグラスシエルさんが現れました。
■グラスシエル > 平民地区の居住区、その片隅の小さな公園
遊具の一つもない簡素な公園のベンチに、足を投げ出し、背をだらしなくベンチに預けてる一人の少年がいる。
濃紺の軍服を着込んだ少年―――寒さを感じぬかのようにだらしない格好でベンチに座っている
「あー……退屈ってのはよくないもんだ」
天界――まあ、殆どが戦場といっていい、戦い尽くしてたあの頃は、何も考える余裕など無かった。生きること、天使を生かすこと、そのために戦うことだけ考えてた
だからこそ――平和な王国にずっとずっといると、何をすべきかわからないときも多い。娯楽に疎い少年はこうして、今日もベンチでだらけるのだ
「別に―――殺し合いがしたいわけじゃないが……何もないと、なあ」
魔族を殺すのが生きがいではない。命のやり取りの戦場に高揚していたわけでもない。戦場という生き地獄は今でもろくでもないものだとは思う、が、それが無いと、空っぽ――なのだ
■グラスシエル > 「――まあ、寝るか」
肉でも食って、寝て、鈍らない程度には鍛えて――
まあ、それぐらいしかない
と、いうことでベンチに横になる。そのままゆっくり瞳を閉じて
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグラスシエルさんが去りました。