2020/12/02 のログ
■イディオ > (冒険者の酒場は、ギルドに併設されていて、様々な冒険者がいる。冒険を終えて酒を飲むものが殆どだが、ただ食事に来ただけの人もいれば、出かける前の腹ごしらえの人もいる。
様々な目的で冒険者はここにいて、其れゆえに何時でもここは盛況だな、と思う。
パーティを組んでいるわけでもないので、男は先ずどこかに腰を下ろそうか、と酒場を見やる。
隅の方に空いている席を見つける、こういう場合席は早い者勝ちなので、人気の無い席ばかりが残るものだ。
まあ、一人だし仕方がない、と男はその席に付き、荷物を下ろして、周囲を見回す。)
「うーむ。」
(給仕の人は一寸今は遠くにいるので、近くに来た時で良いだろう。客が増えたなら注文を取りに来るだろうし、酒場のマスターは此方の事に気が付いているようだ。
なので、今のうちにするべきことをしていれば、問題は無い。
という事で、今回の報酬の確認を、と男は袋を開いて中を確認する。
基本的な料金は決まっているが、品質などでぽーなすが入るときもある、入ればラッキー程度の物だが。
有ればテンション上がるので、と確認をするの。
そのうち、給仕とか誰か来るだろう。)
■イディオ > (お金を数えていたが―――少しだけ、色が付いていた。何時も品質などには気を付けて薬草を取っていたが、今回の薬草採取は良かったらしい。
やりぃ、と小さく男はつぶやいて見せる、目の光がないから、とても怖い物に見えるかもしれないけれども。
これで、ククク、とか、フハハ、とか、ケッケッケ、とか笑ってみたら、知らない奴から見ればきっと悪い事に手を染めてる男に見えるんだろうなぁ、と、そんな風に思う。
はは、と自嘲気味に笑って見せてから報酬を袋にしまい込む。
余り広げていると、こう、冒険者仲間でも、集りに来る奴はいるから、むやみに奢りたくはない。
そんなこんなしていると、給仕がやって来る。
そして、男は注文をして、飲み食いをして、戻るのだった―――)
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からイディオさんが去りました。