2020/11/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミンティさんが現れました。
ミンティ > 空が薄暗くなってくるころ、こんな時間になって人通りが増えはじめている盛り場の片隅に女性と二人。
夕食のための買い物を済ませようと街に出てみたところで呼び止められて、道案内を頼まれたから、自分では足を運ばないような場所までやってくる事になってしまっていた。
女性は他の国からやってきた出稼ぎの娼婦らしく、こちらよりすこし年上らしいけれど、大人びた色香を漂わせていた。生まれた年が数年違うだけで、同じ性別なのにこんなにも雰囲気が違うものかと驚かされる。

「…いえ。…買い物のついででしたから、だいじょうぶです。……どういたしまして」

目当ての場所までついたので、異国の女性とはここでお別れ。何度もお礼を言われると恐縮してしまって、首を振りながら、自分は大した事をしていないと答える。
そんな会話を終えて、去っていく背中を見送り、ほっと一息。ちゃんとお仕事が見つかるといいなと祈り、彼女の職業を考えてみると、なんとなく気まずくなってしまう。
変な事に巻きこまれたりしないうちに早く帰った方がいいのだろうけれど、周囲のけばけばしい雰囲気や、他の場所とは違う往来の熱気が珍しくて、ついついおのぼりさんのように眺めていて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にネイスさんが現れました。
ミンティ > ぼーっと立っている姿を、どう勘違いされてしまったのか。近寄ってきた客引きらしい雰囲気の男性に声をかけられて、びくりと震える。
ぺこぺこと何度も頭を下げながら、このあたりに用があったわけではない事を小さな声で伝えると、踵を返し、急ぎ足でもと来た方向へと消えていき…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からネイスさんが去りました。