2020/10/07 のログ
■イディオ > (酒場は今日も盛況だ、様々な冒険者達が、冒険の終わりの憩いの一時を楽しむためにやって来ていて、酒を、食事を楽しんでいる。
チームで酒を酌み交わす者、一人で吟遊詩人の歌を聴いているもの、様々なスタンスで、自分の楽しみ方で、酒を食事を楽しんでいた。
そんな中に、紛れ込む様に男も酒場に入り、取りあず隅の方の席に腰を掛けて、食事を注文する。
流石に今はダメージが大きいし、食事で血をたっぷり作って体力を回復させないといけないので、酒は控えよう。)
「さて。」
(食事が来るまでの間、吟遊詩人の歌を聞いて居る事にしようか、余り吟遊詩人の歌は訊かないけれど、することも無いし、酒もない。だから、そういう手持無沙汰を忘れるための、吟遊詩人の歌なのではないだろうか、と考えている。
最高なのは、誰かとのんびり話すとか、そんな所なのだけれども、さて、誰もという所。
まあ、仕方のない事でもあるから、男はギルドの中を眺めまわしつつ、食事が来るのを待つ)
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にクレハ・ミズホさんが現れました。
■クレハ・ミズホ > ギルドの片隅にできた特設の舞台、というか単なるスペースで、クレハは踊っていた。
神楽の一種だが、荘厳な雰囲気を持つようなゆっくりとした踊り、ではない。
激しく体を揺らしその豊満な体を見せつけるような踊りである。
その薄く露出の多い服ではいろいろ見えるものが見えてしまいそうであった。
「~♪ ~♪」
楽しそうに異国の古語の祝詞を謳いながら踊るクレハ。
なかなかおひねりがたまっていく。
彼女のこの神楽はただの男を誘う踊りではない。
れっきとした豊穣神の儀式であり、治癒の効果が込められている。
その効果は性欲を感じれば感じるほど強くなっていくというちょっと変わったものだ。
怪我が深ければ深いほど、性欲が増幅される若干厄介な性質があった。
■イディオ > 「………?」
(吟遊詩人の歌と言うのは、あまり気にしていなかった、が……こういう物だっただろうか。基本的には、英雄譚とか、恋愛ものの歌、とか、悲恋の恋人の歌、とか、そういったテーマがある気がする。
しかし、今聞こえてくるのは、そういった歌とかではない様な気がするのだ。そもそも、何を言っているのかが判らない。
変な唸りと言うか、甲高い声と言うものにしか聞こえないのだ。
ナニコレ?と首を傾いで周囲を見てみれば、歌を理解したらしい他の客も同じように不思議な表情で周囲を見回す。
そして、その内、その音の出所にたどり着くのだ。)
「……なに、あれ。」
(露出の多い異国の民族衣装だろうか、それを着て何かを踊っているらしい、女性。その薄着に男たちは興奮してお捻りを飛ばしてる。
此処は冒険者ギルドであって、貧民区にあるようなそういう酒場ではない筈だ。
マスターが許可を出したのだろうか。
目を白黒させながら、男は、自分の元に届く食事に手を伸ばし、パンをちぎり、スープに着けて柔らかくする。
何事なのだろうか。本当に、何事なのだろうか。)
■クレハ・ミズホ > 一通り踊れば、ギルド内の空気は十分温まるだろう。
ありがとうと答えながら、踊りを終え、おひねりを集める。
終わりを名残惜しそうにする男たちに愛想を振りまきながら、少し食事をとるべく料理を頼むだろう。
肉と肉と肉を頼みながら、さてどうするかと悩む。
席があまり空いていない。
欲情した男たちと食事をするととんでもないことになりそうだし……
それはそれでまあ楽しいのだが、ちょっと静かに余韻に浸りたい気持ちだった。
きょろきょろとあたりを見回し始める。
■イディオ > (冒険者は、パンをスープに浸して柔らかくしてから、パンを齧る。柔らかくなったパンをかじり、それから、肉料理を切り分けて口にほおばる。
もきゅもきゅもきゅ、と肉を噛んで、飲み込んで、水を一口。
ふと、視線を上げれば、先程の奇妙な音―――七日、踊りなのか、なんかわからないがそれは終わっていた模様。
エロい格好のお姉さん、欲情した男たちが、我先に『おともだち』になろうと、群がっていくのが見える。
まあ、それはそうだろう、こんな冒険者たちの男くさい所で良い匂いだの、肌色だの振りまいていれば、御無沙汰な男たちは集まって、一晩どうとかそんな言葉を放つのだ。
当然、女冒険者からは冷ややかな目で見られているがそんなの気にしていたら冒険者は出来ない。)
「大盛況だなぁ。」
(まあ、欲望に忠実なのが冒険者だ。そんなエロスの塊みたいな女性にエロスをぶつけるのは当然とも言える。だって冒険中は禁欲生活に近いのだから。
この国は、性に関しては奔放だし、だからこそ、何処でも、こういう輩は現れるもので。
わいわいがやがやと、甘い蜜に群がるアリのような男たちを横目に、肉をもーしゃもーしゃ。)
■クレハ・ミズホ > そうしてふらふらとギルドの中を歩いていたが、男性陣に囲まれてしまう。
そのまま適当にお話をしながら、彼女は適当なタイミングで外へと出ていくだろう。
男たちと何かをしたのか、それとも何もなく帰ったのかは、ギルド内からではわからないことであろう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からクレハ・ミズホさんが去りました。
■イディオ > 「むぐむぐむぐ、んぐ。」
(眺めているうちに、男達と気が合ったのか、それとも何か話が付いたのだろうか、彼らを引き連れて去っていく吟遊詩人―――だったのだろうか女性。
良く判らないが、ただ、それだけの事だ、理解できないことを無理に理解する必要もあるまい、それが、人間であればなおさらだ。
居なくなった人間は、それでもう今は無かったこと。男は食事を飲み込んで、息を軽く吐く。
そして、視線を自分の手に向ける。)
「まだ、血が、足りない……。」
(言葉面だけでいえば、恐らくとても怖い話である、お前は吸血鬼か、と言われても仕方ない事だ。ただ、怪我をし、治している最中だからの言葉。
力が普段ほどに入らない掌、ぐ、と握ると、自分の掌の弱々しさよ。
ぐ、ぱ、ぐ、ぱ、と何度か掌を握って開いてを繰り返し、溜息を零す。
もう少し、確りと食べて癒さなければならない。
仕方が無いか、と視線を上にあげて、給仕を呼ぶ。)
「ステーキ……いや、レバーだ、レバーを!」
(肉の種類、確か、血を作るのにいい部分と言うのがあったはず、それを思い出して、給仕に注文する冒険者。)
■イディオ > (注文してからしばらくして、注文した肉料理が来る。レバーとか、食べると血が多く作られるというものだったか。
そう言うのをたくさん食べて、早く元気にならなければなるまい。
もしゃもしゃ、と、腹いっぱいになる様に食事をする男。冒険者ゆえに食べる量はそれなりに食べられる。
だからという訳ではないが勢い良く食事をして、満腹になったところで、止めて。)
「ふふぃひ。」
(変な吐息を吐き出し、水をもう一度ごくごくと飲み干し。息を吐き出して、大きく伸びをする。
良し、と軽くつぶやいて、食休みがてら、マスターの方を見てみる、其処には誰もいない模様。
マスターは今、席を外しているようで、何かしているとの事。
さっきの変なのは何だったのか気候と思ったが当てが外れ、ち、と軽く男は舌を打つのだった。)
■イディオ > (暫く休憩していれば、お腹の苦しさも減ってくる。そろそろいいか、ともう一度水を飲んでから男は立ち上がる。
傷は未だ癒え切ってないが、それなりに良い感じに治って来たと思う。
もう少し、しっかり休めば治りきるだろう、ふむ、と頷く。)
「あと、2・3日という所……かな。」
(よし、と軽く息を吐き出し、代金を支払って。景気づけだ、と酒を注文して酒を軽く呷って。
酒精が入り、痛みが鈍る。
大きく動くことは難しいが、痛みの無い状態で部屋に戻って、また、包帯などを巻きなおし、休む事にしよう。
そんな冒険者の一日―――)
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からイディオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にコノハさんが現れました。
■コノハ > この王都にやってきて数日、早速仕事を探そうと冒険者ギルドへと足を運ぶ。
討伐などは得意ではあるがこの国で仕事をした実績はなくそういった仕事は受けれないと言われ落胆したのは数分前。
「私で受けれそうな仕事はこの辺りなのですか」
そうして説明を受け自分が受けれそうな仕事を探すとあるのは採取に配達などばかり。
この街にまだ詳しくない自分にはどうやっても無理な仕事ばかり。
これでは受けても失敗が目に見えるだけだと困ってしまい。
駄目元で害獣駆除か、もしくは討伐系の仕事の募集をやっている人がいないかとギルド内を眺める。
■コノハ > 「あ、これなら大丈夫そうですね」
しばらく待っていると新しい依頼がやってくる。
その中の一つにあった狼討伐、これなら自分でも受けることができるようなので迷わずに手に取り。
早速とカウンターに早足で向かって…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からコノハさんが去りました。