2020/10/04 のログ
ユンファ > 「そう?それならいいね。
ずっと使ってる愛用品よ。でももうボロボロね」

ずっと旅のお供として持ち歩いていた曲刀。
自分で手入れはそろそろ添えも限界という傷み具合だっただけにこの店は渡りに船。
ただ問題は滞在費を現地調達しているので懐が常時寂しい事だけで…。

「そうは言っても宿代かかるのよ?
仕事で稼いでるけどやっぱり出費が大きいね。
え……いいの?」

値切りは失礼だから何か買い取って貰うしかないかと考えていて。
その何かを取り出す前に少年が代金を支払ってくれ、店主に曲刀を回収されてしまうと、いいの?と見てしまう。

ブレイド > 使い込んでいる…ということは
それだけ荒事に巻き込まれた…ということだ。
形状的に農作業に向いてるとも思えない。
旅人というのであれば、それもやむなしだろうが。

「買い替えたほうが早いって言われねぇだけましだな
愛用の武器ってならよけいにな…」

武器というものはそうそう買い換えるものではない。
手に馴染んだものならなおさら。
その気持はなんとなくだがわかる気がする。

「貧民地区…の方は流石に勧められねぇしな。
研ぎ代出したせいで、安宿に泊まって襲われましたーじゃ気分もわりぃ
袖振り合うも多生の縁…っつたか?それだ」

いいの?と、問う少女にはひらひらと手を振って。
もちろん、恩に着せる気もない。
この街は危険だから…せめてもの餞別だ。

ユンファ > 「こっちでコレ、買い替えるのは無理ね。
そこのなまくらを沢山買えるだけかかるよ。
だから手入れで直るなら御の字ね」

さらりと商品をなまくらと言い切るが全く気にせずにいる店主を一目だ見て。
手に入りにくい、そして愛用の武器は手放したくないという気持ちが強く。
どうしても買い替えるという選択にはならなくて。

「あそこは却下ね。この前に迷い込んで大変な目にあいかけたのよ。
宿が無理なら最悪野宿よ。一晩ぐらいはそれでも大丈夫思うのだけど。
本当に感謝感謝よ。何かお礼した方が良い?」

恩に着せるつもりの欠片も見せない少年。
そんな姿に満面の笑みを浮かべて強引に両手を取れば上下に振って握手として。

「ワタシはユンファよ。あなたの名前、なんていうの?」

恩人の名前はぜひ知りたいと先に名乗り問いかけて。

ブレイド > なまくらと断ずる少女の様子に店主ともども苦笑。
まぁ、あの辺りにまとめておいてあるやつは
無いだけマシの粗製の武器だ。そう言われても仕方ない。
やすかろう、悪かろう、というやつだ。

「シェンヤンの方の武器も、東国の方の武器も変わってるからな。
たまーに闇市とかの露天商が並べてるの見るくらいだし…
たちの割ぃとこだったら、このまま盗まれてるところだったぜ」

けらけらとわらって冗談めかすが
貧民地区やらだと笑えない。
彼女が大変な目にあったというが逃げ出せただけまだマシというものだ。
かといって、野宿となれば、平民地区だろうが危険であることには違いないのだが。

「オレはブレイド。冒険者だ。
礼はいらねーよ。この街だったら体で払えっていうとこかもしれねぇけどな。
つか、野宿はやめときな。
ここの兵士も品行方正ってわけじゃねぇからよ」

ユンファ > 少年と店主の苦笑いに知っててとあきれ顔。
そういうのを知ってて売っているという事に思うことがあるがそれも商売と割り切り。
使い捨て投げるならああいう武器でも大丈夫かなと考える。

「ワタシはこの国の武器が変わってると思うのよ。
露店だと高くて買えないね、闇市は胡散臭いから却下よ。
その時は後ろからグサリよ?」

冗談めかす少年の言葉に笑ったまま袖から槍の穂先を覗かせ。
あの時は協力者が居たお陰で逃げることはできたが次は判らないので近づきたいとは思えず。
あそこと比べれば平民地区は治安もよく、公園で一夜ぐらいならと。

「ブレイド、覚えておくね。
か、身体……そういうえっちなのはよくないね!!
むう……兵士も危ないならそうするよ」

治安を守るものまで危ないと聞くとどうなってるのと肩を落とし。

ブレイド > 少女の呆れ顔をみれば、仕方ねぇさとなだめるように

「高い武器ばっか扱ってても売れやしねぇよ。
あんたみたいに金はねぇけど武器はほしいってやつだっている
そんなやつにいいもの投げ売りなんてしてちゃもうけも出ねぇさ。
高級品だけ見たけりゃ富裕地区にでも行くんだな」

とはいえ、あそこには装飾用のものも多い。
少女の目に叶うものがあるかは怪しいものだ。
脅しをきかせる姿には手のひらを見せるように手を上げて

「そんな事するならタネ明かしなんてしねぇよ。
そこまで間抜けじゃねえっての。
ま、闇市は目利きできりゃ結構いいもんあったりするぜ?」

言葉に騙されてしまえば
彼女の言うように胡散臭く質も悪いものを売りつけられるにとどまるだろうが
たまには本物も混じっている。
無理やり売りつけるような真似は場所の性質上あまりないので
目利き能力が試されるというだけの話。

「…だから、払わなくていいって。
つか、ここだとあんたみたいな見た目のいい女は狙われるから気をつけなって話さ
んじゃ、気をつけなよ。オレは行くけどよ」

少女の落とした肩をぽんと叩いて、あるき出す。

ユンファ > 「高いのはいらないのよ。欲しいのはちゃんとしたのね。
ワタシは今は持ってないけどいつもは持ってるのよ。
つまりあれね、需要と供給ね」

富裕地区と聞くがあそこはほとんどが未開拓、行った所で店を見つけるのはまず無理。
そして何よりも欲しいと思うものがなければ徒労になってしまうと。

「それもそうね。ごめんね。
そうよね、それに……あの剣、ボロボロで売れないね。
目利きは自信あるけど行かないよ」

物を見る目は面白い物を買いあさる間に鍛え垂れている。
問題は闇市というだけあり物騒、そんな場所に行きたいとは思わず。
珍しい掘り出し物よりもそこは命が大切。

「それならいいのよ。
見た目がいい??ワタシより綺麗な人沢山いるけど覚えておくよ。
ワタシもいくね。テンチョ、武器明日取りに来るよ」

少年に肩を叩かれると店長に明日と告げて少年を追いかけ。
もう少し話を色々と聞かせろと言うように腕に抱き着いて話をせがみ、自分が宿をとっている近くなれば、また会いましょうと元気に去っていくことに…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」からユンファさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/鍛冶屋街」にユンファさんが現れました。
ユンファ > 愛用の武器を手入れに出している今、武器こそまだ手持ちにあるが代わりの物を今の間に探しておこうと足を向けたのは鍛冶屋の並ぶ一角。
朝からギルドで簡単な仕事を終え、その時に場所を聞いてやってきたのだが予想以上に店が多い。
なので一軒ずつどういう物を打っているかと見て歩く。

「ここは斧が専門みたいね。あっちは…包丁?」

そうして鍛冶屋を眺めて歩くと其々に得意とするものや専門に作っているものが違うことに驚き。
自分が扱う曲刀はないが代わりに東の国の剣を打っている鍛冶師を見つけたりと発見もあり。

メインの探し物のついでに収集したくなるものでもないかと探すように歩いて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/鍛冶屋街」からユンファさんが去りました。
ご案内:「乱痴気騒ぎの酒場」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 『お~~~~~い、そこのピンクのちっこいの、こっち麦酒とイモ酒な、樽ごとで』

『あ、こっちは羊の香草焼きとエビと山菜のバター蒸し3人前ね』

『お嬢ちゃん、オレらの勝ち戦記念に今晩… え、お嬢ちゃんじゃない?』

今宵、ある傭兵団が密かに企てられていた盗賊団の市街の略奪を食い止める…という大仕事を終え、
見事に王都の安全と利益を守りきった記念に、平民地区の酒場が彼らを迎える酒宴を一般客も交えて開催した。

まるでお祭り騒ぎのような数十人の酒宴、歓声、笑い声。
飛び交う酒と、談笑、つまみ、たまにナイフ。
それらの合間を縫って、薬師の少年は飲み明かす客たちの注文を取るウエイトレス業に従事していた。

「はいは~~いっ、じゅんばん!じゅんばんにね。
…あ、ちょっと、グラス投げちゃダメだってば。
ええと…ほかに注文、ありませんかーっ。」

この傭兵団の大仕事に備えて、前日に薬草や回復薬の手配をした縁で、
酒場の店主に頼まれて彼らの功をもてなしで労うこととなったのだ。

男女問わず、傭兵も一般客も問わず、乱痴気騒ぎに耽る大人たちをやれやれと見据えて面倒を見ながら、
幼子とは思えぬ手際の良さで客の注文をさばき、酒や肉をとどけ、
少女と間違えたり少年であろうがおかまいなしの不届きな「おさわり」には、べっと舌を出して軽やかに逃げつつ、
目の前の注文をさばくことに奔走していた。

タン・フィール > 騒ぐ宴会客たちがおのおの、じっくりと酒を飲んだり、
食事を楽しんだり、大人同士の深い話に興じたり、酔いつぶれて寝たりと、
ひっきりなしに続いていた注文が一通り落ち着き、少年も店主から休憩と賄いを出される。
骨付き肉と菓子パンとチーズの盛り合わせに、子供でも飲めるほど薄めたぶどう酒にはちみつを混ぜたドリンク。

それを盆に乗せながら、宴会場の片隅かどこかでもそもそ食べようと、座れそうな座席を求めてうろうろと酒場を歩き回る。

途中、無礼講が過ぎる傭兵団の男女が酒の席で半裸になって絡み合いをはじめてしまったのを目撃し、
顔を真赤にしながらそそくさとその区画からは離れて…

「…も~~~っ… よっぱらいなんだから…っ! 他のおみせか、上の宿の空き部屋に行ってからにしてよね。」

ぶつくさ言いながら、傭兵団の乱痴気騒ぎからは少し離れた、一般客が多く飲み食いするエリアへ。
どこか座れる席や、相席などは無いかキョロキョロうかがって。

ご案内:「乱痴気騒ぎの酒場」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」にミストさんが現れました。
ミスト > 「これとこれ、あとこれお願いね」

平民地区にある武具店の一つ。
そこのカウンターでいくつもの武器を店主に渡し手入れを頼む。
最近は害獣から山賊まで、様々な討伐依頼を受けていたお陰でどの武器もボロボロに。
しかも普段なら一度の仕事で獲物を失う事もざらであるのだが今回はそれもなく。
お陰で一気に武器を手入れする羽目になってしまい。

「やっぱり多いと時間がかかるよね…。代わりの武器、探しておこうかな」

数、そして変わった武器が多かっただけに手入れが言わるのは来週と言われてしまい。
その間に仕事を受けないという選択はもちろんなく、代わりの武器を買っておこうと武器を眺めて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」にガルディさんが現れました。
ガルディ > 「そんじゃ、預かっとくよ」

カウンターの奥から、長身の男が慣れた様子で顔を出す。
普段は納品して空にして帰る革袋に、今日はどっさりと破損した武具を詰め込んで。
手入れの仕事を下請け、というわけだ。
店を出る前に、店内を一瞥する――――武器ではなく客を物色する。
習慣じみた行為の中に、見慣れた後ろ姿を捉えて。

武器を眺める後ろから、女に迫る影。

「――よぉ、ミスト」

不躾に、大きく肩を抱くようにして寄り掛かり、その耳元で名を呼びかける。

ミスト > やはり使い慣れた剣がいいだろうか。
それともここは安く上げるために槍かグレイブもいいかもしれない。
そんな事を考えて物色をしていると後ろから店主と誰かが話す声が聞こえるがさほど気にせず。

「これなんか良いかも」

目についた片手で扱えるピックのような武器を手にバランスを確かめていると突然に肩を抱くようにして声をかけられ驚きのあまりに手にしていた武器を落としてしまい。
そんな事よりもと慌てて振り返るとそこには会いたくなかった男の顔。

「ガルディ…変なところで会うね」

遭遇しないように男の鍜治場から離れた店を選んでいたのでまさかの遭遇に驚きを隠せないままで。

ガルディ > 抜き足差し足、と近づいたは近づいたが不意をうてたのは上々。
友人、というには近すぎる距離感で男は笑う。
武器が取り落とされた音に店主が覗いて来るのを、何でも無いと手振りで示して追い払い。

「鍛冶屋が武具屋に顔出すのにヘンも何も無ぇと思うけど」

女の細い首に肘を掛け腕を前に伸ばす。
そうすると丁度いい位置に来るハリのある胸元を鷲掴みに。
一層腕の中に抱え込むように捕まえる。

「それを言ったらミスト、お前こそこんなトコまで足伸ばしてヘンだな。
まさか……俺との約束、無視してくれた……ってワケじゃねぇよな?」

ミスト > 街中という事で気を抜いたいたせいもあって不意を打たれた事に眉間にしわが寄り。
近すぎる距離に離れてというように男の胸を叩いて。
覗いてくる店主が近寄ってくればそれを理由に逃げてしまおうとするも追い払われてしまい。

「変だよ。この辺りは遠いんだし…ひゃん!」

首に肘をかけられてしまうと逃げるにも難しくなってしまい。
胸元をいきなりに鷲掴みにされると驚きに声を上げ。
一層抱え込まれてしまうと身動ぎをして抵抗を見せて。

「ボクの武器は変ったのが多いから普通の所じゃ手入れできないんだよ。
出来る場所がここしかなかったの」

約束という言葉に大きく震え、武器が変わってるからと慌て説明をして。

ガルディ > 傍から見ると、身を屈めてひそひそ話という風体。
抵抗にも構わずに五本指を蠢かせて胸元を好き勝手に拉げさせて。
誰にも見えない角度ではあるけれど、見るからに堪能、という光景。

「あぁはいはい、キワモノばかりだしすぐ無くすから安物でイイ、ってね」

もう少し健全な付き合いであった頃から、聞き飽きた言い訳である。
軽く聞き流して、溜息ついでに彼女の耳元へと吐息をかけて小耳を擽って。

「まあそのへんの理屈はどうでもいいか。
約束破る気無かったっていうんなら、用事も済んだトコでちょっと付き合えよ――」

ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」からガルディさんが去りました。
ミスト > 傍目から見れば内緒話をしているという恰好。
しかしその片方は歓迎をしていない、しかも胸元を好き勝手にされては身悶え。
唯一の救いは他に客がいない事だけで。

「判ってるなら聞かないでよ。知ってて聞いてるよね」

男相手に何度となく言った事、今でもキワモノ武器を愛用しているのは事実。
その言葉を聞き流され、耳元に吐息をかけられると身震いをしてしまい。

「理屈じゃなくて事実だよ…。
ぅぅ…わかったよ…」

断って逃げたいが逃げきれない。
ならば付き合うしかないと大きなため息を吐き、男と共に店を後にするしかなく…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」からミストさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にイディオさんが現れました。