2020/09/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 路地」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアーネストさんが現れました。
■アーネスト > 王都から遠く離れた遺跡まで魔物退治に二週間掛けた遠征から戻って数日。
疲れも取れたし、傷も治ったのでそろそろ冒険に出たい欲求も膨らんできた。
が、肝心のパーティメンバーはまだ休暇中。
いかんせん、少年の若さ故の体力回復と家宝の宝剣による傷の回復力が規格外すぎるのだろう。
故に仕方なく……と言っても重要かつ必要なことである壊れた鎧の代わりの物色に街へと出てきた次第。
「うーん……こういうのかっこいいんだけど……。」
店先に並べられた鎧を眺め、うーんうーんと唸る。
そこに飾られているのはピカピカに磨き上げられた鋼鉄の鎧。
憧れるしすごく欲しい、遠征の報酬もあるから懐も温かい。
だが……パーティの先輩からは軽い鎧にするよう言われている。
少年の筋力ではまだ重い鎧は扱いきれないし、持ち味であるスピードを殺してしまうことになる。
故にそうアドバイスをしてくれたのだろうが……。
「かっこいいよなぁ……。
うーん……どうしようかなぁ、やっぱりディオが暇な時に一緒に来ればよかったかなぁ……。」
知り合いと狩りに行くのだと出掛けた相棒兼幼馴染兼恋人のことを思う。
怪我してないだろうかと心配はするものの、自分よりもよっぽど慎重な彼女のこと、万が一などないだろうと言う信頼もある。
「うーんうーん……。」
とりあえず今は鎧だ。
並んでいる鎧をひとつひとつ見比べる。
もっともその瞳に浮かぶ色は性能を確認していると言うよりかっこいいよなぁと憧れの色のほうが強い。