2020/09/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にウルリケさんが現れました。
ウルリケ > 「うーん…」

大通りに面したカフェの屋外テーブルにどかっと座る見慣れぬ軍服姿の女が一人。
テーブルにはミルクの入れすぎで泥のような色をしたコーヒーと、山のように積まれたチラシ。彼女はそれを一つずつ手に取り読んではため息をついている。

「募集してるのは歩兵ばかり…困りましたね…」

チラシは全て傭兵の募集冊子だ。テーブルの上には未読と既読、二つの山が出来ているが、既に既読のほうが多い。

「お貴族様の騎士がいるから傭兵の騎兵なんて不要ってことかな…」

チラシを放ってコーヒーを口に含み、そのまま伸びをする女。

「それとも探し方がいけないのか…」

女はまたチラシに目を戻して、読み進める。

ウルリケ > 「……はぁ、結局収穫無し…」

最後のチラシを読み終え、他のチラシとまとめて机上で整えながら、女はまたため息をついた。
それらをカバンに放り込み、微かに残ったコーヒーを飲み下し、椅子から立つ。

「いっそこちらから広告を出しましょうか…しかしいくらかかるか…うーん…」

あれこれと悩んだ様子のまま、女はカフェの店内に向かう。
そのまま代金を支払って帰るのだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からウルリケさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にルインさんが現れました。
ルイン > 「んー……どうしましょうか」

平民地区にある冒険者ギルドの掲示板の前。
様々な依頼が貼りだされた掲示板の前で困ったように腕を組んでは首を傾げる。
その理由はいたってシンプルで今ならんでいる仕事は一人で受けれない物しかないという事。
普段ならば誰かしら知り合いを捕まえては同行を求める所であるが今日は運が悪く知り合いの姿はない。
その為に仕事を受ける事も出来ずに唸り声を零すばかりとなり。

「どうしましょうか…」

今日は諦めて明日にまた来るか、それとも誰か来るのを待ってみるか。
その決断を仕切れずに掲示板の前、比較的邪魔な場所で唸り続けて。

ルイン > 「やっぱり明日にしましょうか」

待っている間にどんどんと減っていく依頼。
この調子で待てば誰か来る頃には仕事は無くなっていると思われる。
ならば引き上げるのが良いかと考えるのは仕方のない事。

そうと決めると早足にその場を去って街中へと消えていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からルインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 狐喫茶ミヤビ」にミヤビさんが現れました。
ミヤビ > 狐喫茶の野外席などというものを作ってみた。
庭の一部を使った席であり、緋毛氈を敷き、朱傘で日陰を作っている。
その緋毛氈の上に、靴を脱いで座るのだ。
異国のスタイルらしいが、そんな風に席を作るといわれ、興味を持ったミヤビが用意したのだ。

薬草が茂る庭を見ながら、お茶を飲む。
確かに涼しいし、これはこれで悪くはない。
店からも外からも見えない席だが、ミヤビの相手をしてくれる人間はなんとなくここにたどり着けるようになっている。
誰かが来るまでは一人お茶を楽しみ、薬草に咲く花を楽しみ、少し草を摘んで調合したりし始めるだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 狐喫茶ミヤビ」にアリエッタさんが現れました。
アリエッタ > 一人でふらふらと目的もなく歩いていれば喉も乾く。
何か飲み物でも飲みたいな、と思っていたら都合良く喫茶店らしきものを発見、扉を覗けば空いているようなので扉を開ける。

「ごきげんようです~」

中に入って挨拶をする、店主らしき人は見当たらないが中に入ると外からは見えなかった道が見えてそっちへと歩いていくと外にも席があって。

「あは~こんな所にいた、すみませんここの人ですか?お茶を一杯お願いします」

椅子に座ってそこにいた店員らしき狐耳の少女に注文をする。

ミヤビ > 「あらあら、こんにちは、こちらへどうぞ」

と緋毛氈の上に座るように促しながら、ひとまずお茶を入れる。薬草を煎じて作る薬草茶だ。
薬草茶といっても甘く花の香りもするジュースのようなものである。

「ボクはミヤビ、ここの店長ですよ。あなたはどこのどなたかしら♪」

差し出すお茶は大きめの茶碗に入れてある。この辺ではもしかしたらあまり見ないものかもしれない。
ティーカップよりも椀に入れて煎じれるので、結構重宝していた。
ふんわりとバラのような香りがするだろう。