2020/09/05 のログ
■タン・フィール > その後、なんとかテントを持ち上げきると、そそくさとその中へと潜り込み、温かいお茶を淹れて寛ぎのひとときを得る。
疲労困憊となった少年は寝具に潜り込むのも忘れて床で眠りこけてしまい…。
ご案内:「薬屋のテント」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミンティさんが現れました。
■ミンティ > そろそろ秋めいてこないかと期待するものの、まだ夏の暑さがしっかり残った日の、夜の事。肌を見せる服をあまり着慣れていないせいで、いつもどおりの長袖に、長い裾のスカートという服装で、賑やかな大通りを歩いていた。
すれ違う人たちが涼しげな装いをしているのを見ると、自分の普段着ももうすこしどうにかした方がいいんだろうかと思ったりもするけれど、今日まで改善に至っていない。
多分来年も同じような考え事をしているんだろうと思うと、小さく自嘲めいた溜息がこぼれて。
放っておくと一人で勝手に暗い顔をしがちだから、頭をぶんぶんと振って気持ちを入れ替える。手にした買い物袋を持ち直しながら、暗くなったばかりの街中を、のろのろと進んで。
「…っ、ゎ…、す、すみません……」
動作が機敏でないせいで、人が多い時間帯だと、他の通行人の進路をうっかり塞いでしまっている事もすくなくない。目の前からやってきた人に、ぺけぺこと頭を下げながら道を譲って。このまま、変に絡まれたりする前に脇道に逸れようかと思って、立ち止まり。
覗きこんだ横道は当然ながら表通りよりも暗く、すこし躊躇してしまう。
■ミンティ > 薄暗い細道では、なにが起きるかわからない。臆病な性格だから、考えはじめると悪い想像ばかりしてしまって、悩んだ末に、やっぱり大通りを行こうと歩きはじめる。
のろのろとした足取りは、やがて夜の賑わいの中に紛れていって…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミンティさんが去りました。