2020/08/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 3階建て娼館」にシスター・ソーヤーさんが現れました。
■シスター・ソーヤー > 平民地区 大店の娼館 1F 待合室
待合室は広く取られ、嬢らが待機中を示すように思い思いに過ごす
中には選ぼうと思っていた客が、誰かに先を越されている間に、その客を取ってしまおうと会話に興じる嬢もいるかもしれない。
ドリンクや酒精を提供する一角でも同じこと。
シスターはといえば、2F、3Fへと時折赴くこともありながら、基本的には1Fの待合室で過ごすことが多い。
仕事として、性病予防の毒抜きの加護を“済ませた”部屋の客と嬢に施して回るなり、厄介を起こした客を収める役割。
暇な間は、待合室で嬢らの自身の普段の生活では目にしないような情報や世間話に、口を半開きにして聞いていたりとする。
それに典型的な修道服という姿は目立ち、間違えて頼もうとする男客とは、世間話のついでに他の嬢を勧める。
今夜も、そんなことを済ませながらも今は深夜。
動きは一時静まり、手持無沙汰に酒場でグラスを磨いているスタッフの手伝いをするように、カウンターテーブルを磨いている。
「―――ふぅ。此処は終わりました。
グラスを集めてきますね。」
ジッとしているだけなのも、なんだか億劫だとトレイを持ちだす。
先立って部屋へ向かった客と嬢のグラスや、灰皿をカチャカチャと集めるなど
せっせと働きに興じていた。
暇を見越したスタッフが、誰か奢ろうか?と冗談交じりに聞けば、一瞬間が空いたあとで察し、ぶんぶんぶんと手と一緒に首を奮い
「そ、その間に何かあったらどうするんですか、もぅ。」
真っ赤な顔で困ったように。
なら仕事終わりならいいのか、と軽口を返されると うぐっ という顔で何も言えなくなる。
若干むくれたように、カチャンッと空きグラスのトレイを、テーブルに差し出した。
■シスター・ソーヤー > 案の定、一通り綺麗にし終わり、満足気にしていれば定刻。
独り占めする時間を過ぎる頃合となる。
それに伴い、毒抜き、浄化を与え、余計なものを与え、運ぶことが無いように済ませる。
時刻となった者の部屋へノックと共に赴き、浄化の術をかけながら回っていく中。
一通り夜の仕事は、やはり一時の間以外は、入れ替わり、こういった場所にはくるもので、明け方の終わりには、軽食と寝床を貰い、雇われた金銭がやってきて、修道女の一日は過ぎていった
ご案内:「王都マグメール 平民地区 3階建て娼館」からシスター・ソーヤーさんが去りました。