2020/08/26 のログ
■カーレル > なんだ流行りでは無かったのか、とわざとらしい反応を彼女に返す
適当にでっち上げたから当然といえば当然なのだけども…彼女の微苦笑を眺めつつ、
そんな顔する程の事を言ったろうか、と思い悩んだが、そりゃあそうだわな、と漏らし、直様、忘れ去った
「…それじゃあ、休む暇なんてねえな…若いのにご苦労なこった、遊びたい盛りだろうに
ま、先立つものが無けりゃ遊んでもいられんか…
良い女ももっと抱きたいし、美味いものも食いたいしなー…生きてこそ、ってもんよ」
幸い、頑丈に生まれついたしへーきへーき、と訝しむ視線に力こぶを作ってみせる
…見せられるほど立派ではないけれども
「健康ってのは意外と金が掛かるんだよなあ…そりゃあ、野菜も肉も食うけどさ…
いちいち、アレは良い、コレは悪い、なんてやってたら息苦しくってかえって不健康になるぜ?
…それが判らんのよなあ…背が低くても巨乳はいるし、逆もまた然り…不思議だよなあ
いやいや、ちょっと位、生活力に欠けてるヤツのほうがモテる…これはマジ」
何でもかんでも1人で出来るとかえって女が寄り付かない、と鼻を鳴らし自信たっぷりに言い切った
彼女の呟きに俺は知らんけど?と首を傾げ、彼女が此方を向けば視線を合わせて
「…んじゃあ、行きつけの店にでもエスコートしてくれよ
好き嫌いしないから、ティアに任す」
と言い放てば半歩ほども下がって彼女についていく姿勢を見せて
■ティアフェル > 感性がよく分からん、と首を傾げ。
狙ったとしてやったのだとしたらスベってる。
そんな考えもなさそうなのが、また謎。しかし考えたとて分からんもんは分からん。思考停止。
「休む時は休むわよ。もう寝ると決めた日は丸一日寝てるし。
そう、まあ…実家に仕送りもあるしねー。いいの、仕事も好きだし。
はいはい。謳歌してくださいな。なんかぬるーくゆるーく生きてそうだもんね。いーなあ」
そんなにガツガツ生きている感じはしないが程よい人生を歩んでいるのだろう。
なんだか比べれば前のめりに生きているような気がして思わず天を仰ぎ。
造られた力こぶが云う程厚くなかったことを横目で確認して、っふ…と一音笑った。
「でも不調になると余計お金がかかるからね。普段の健康に投資しといた方が結局お得よ。
それは考え方ひとつね。バランスよく食べるのを楽しいと思えばクリアよ。
それは男女ともにありそうなことでしょ。例えばカルシウムを摂っても縦に伸びずに骨太になる人もいるしさ。それぞれの体質というものよ。
……ダメ男の主張うざい」
そういう割にはお邪魔した際にはまったく一人でも生活に困ってない程にこなしていたようだ。猫を飼う余裕があることも然り。故に結局ダメ男とも思っていないのだが、売り言葉買い言葉的にぼやいて。
「うぃ、それじゃこっちね……云っとくけど女子向けだからね。わたしに任すと」
女友達なんかと行くような女性客の多い店なので、むさい酒場に慣れているタイプは居づらさを感じそうだが。
まあ、大丈夫だろうと適当に決めて、歩き出した。そこからは少し距離があるが抜け道などを使って辿り着いたのは、いかにも女性客が好みそうなカフェバー。
看板に飾り文字を使っていたりドライフラワーやらがさり気なく飾られていたりシンプルだが小奇麗な小さな店。男性客も勿論いけるが、筋骨隆々のドワーフとかは完全に浮く感じ。
やっているのも小奇麗な中年の女性バーテンダー。
立ち止まると「ここ」と指差して。入り辛いなら無理にとは云わん、と。
■カーレル > 丸一日寝ている、と聞くとさぞ寂しい青春を送っているのではないか、と思ったりしたが、
そういう影みたいなものもないし、苦労が滲んでいるという風にも見えないから、
彼女なりに忙しく楽しくやっているのだと思う
…野犬に追われていたり、敗残兵狩りに追われていたり、何かに追われている所にはよく出くわす気がするが
「仕事が好きなら、ま、それで良いんじゃねーかなあ…
俺はキツいのと人間関係でトラブって前の仕事辞めてるからな…
ぬるくて結構、ゆるくて結構、むしろ望むところだわ」
天を仰ぎ見る様子にまあ、冒険者家業も一筋縄ではいかんよなあと内心思いつつ
特に深堀りすることもなく隣を歩く…引く手数多の治癒系術士、自分では判らぬ苦労もあるのだろう
肉体自慢、というわけでもないから彼女の一笑もさらりと流したが、
続いた言葉にはちらり、と視線を向けて
「…そうやって一蹴するやつほどダメ男によく引っ掛かんだよなあ…
だいたい、治癒系の魔術師なんて多かれ少なかれ世話焼きなやつがおおいだろ…ティアも気をつけろよ」
続けざまに長女で治癒師とか二重でヤバいだろ、とかぽそりと零してニヤニヤと笑みを浮かべておく
そんな話をしつつ彼女が支払ってくれるらしいので店も任せつつ、
小綺麗な女性向きの店の前に付けば、ああ、なるほどそれっぽい、とか感想を零し指差す彼女に続き店に入る
中年のバーテンダーに愛想笑いを浮かべて、軽く挨拶なんぞをしつつ席に付けば、ふ、と短く息を吐いて
「すいませーん、この店で一番高いの上から3つ
あとできれば酒は度数が高いやつでお願いしまーす」
と。品書きも見ること無く注文をしてみせた
まあ、半分くらいは冗談だけども
■ティアフェル > 騒がしくて退屈だとか淋しいとか考える暇もないやかましさでお送りしている身分からしたら、そうでもない日常はいっそ不思議の国。
住んでる世界はある意味違うのだろうか、と明後日な思いを巡らせ。
「ん。好きなことを仕事にできれば、人生勝ち組よね。
ほー。人間関係ね、確かに破綻させそう。前の仕事ってなんだったの?
わたしもトシを取ったらそうしよう……」
今はまだ前のめりがちに生きているが加齢に伴って持たないだろう。いつかはゆるく行こうと心に決めた。
「最悪の予言やめて……わたしはとことん甘やかして欲しいのに……。
……………………。そっちこそ、厄介な女に引っ掛かってしまえ……」
沈黙しがちに唸って、最終的に呪った。抓ってやろうかとニヤつく顔を見て手が伸びそうになる。
店内のカラーも落ち着いてはいるが女性好みのパステルカラーがあしらわれていて、正直乙女的にいるだけで落ち着く。殺伐とした日常が遠い昔にお伽話に思えてくる。
店を切り盛りしてるカウンターの奥のバーテンはこなれた営業スマイルでお客を迎え、それから偉く気前のいいオーダーに一瞬面食らったような顔をしていた。
「うわコイツ最悪……。
いいけど……。酔わない奴に強い酒って必要かね。
わたし桃のワイン……あとフルーツお願いします」
カウンター席に着くと早速口走られた容赦ない注文に頭痛がちに額に手を当てたが、諦めたように受け入れた。女に二言はない。
自分はいつも通りのオーダーをして。微苦笑気味に店主は了解してレモンを絞った上等のスピリッツを出した。
少し遅れて果実の沈んだワインを手にすると。かなりおざなりに、「カンパーイ…」と口にして頬杖ついて正面を見たままグラスを掲げると相手の反応も見ず冷えたワインを煽った。
■カーレル > 前の仕事は何だったか、という彼女の不意の質問に、何と答えるべきが少し考え込む
王家の密偵をやっていた、とそのまま答えようものなら…彼女の命に関わるかもしれない
―――とは、思わぬが。何をコイツは夢見がちな貴族子女、子弟みたいな事を言っているんだ、と
笑われる予感がする
「んー…あー…それがよくよく考えると今とそう変わらんのよな…
まあ、簡単に言えば御用聞きだわな…割と血生臭い御用もやらされるヤツ…
そんで魔が差して雇用主の関係者と寝たらエラい事になってクビ」
なるべく伏せて語ったが概ね言っていることは合っているので嘘ではない
未だに命を狙われていることは…まあ、些末なことなので伏せておいても良いだろう
「なんのかんの言いつつ面倒見て甘やかすタイプっていうか、そういう気質だろ…
もう引っかかってるからこれ以上、厄介な相手は流石に出てこんだろ…多分」
彼女の放った呪詛の言葉に肩を竦めてみせる
今ですら時折、刺客を送ってくる相手に引っかかっているというのにこれ以上はあるのだろうか?
二重の呪い、というものが成立する事はあるのだろうか…考えているうちに腹が減ってきた
席に付き取り敢えず冗談交じりに注文してみたが、彼女が受け入れたので訂正はしない
運ばれてきたグラスを軽く彼女と合わせれば、くい、と一口酒を飲み、ほう、と心地よさげに息を吐く
味こそ判らぬが喉越しは楽しむことが出来る
「さてなあ…酔わねえんだからせっかくなら強いやつ飲んだほうが得な気がして…?
お、行くねえ…あ、程々にしておいてね…ティアさん、今日は荷物があるから、
お姫様抱っこで定宿までってのは、難しいし面倒くさい」
グラスに入った酒を一息に半分ほど飲み干し、バーテンを驚かせ、ニヤリと笑んで見せれば
残りを一息に飲み干して苦笑交じりに驚くバーテンに、マダム同じものをもう一杯、と気障ったらしく注文し
■ティアフェル > 「ふーん……?
あー。やりそー。めっちゃやりそー。なんでそう明らかアウトだって分かってることやらかすのかねえ。
下半身に理性はないかも知らんけどさ」
どこか曖昧な前職の話に小首を傾げながらだったが。クビになった理由を窺っては心の底から得心したように深く肯いて。ついでに余計なことも云っておく。
「いやあぁ……むしろ面倒見て甘やかしてー。誰かー、小うさぎのように扱ってくださーい。
云う割にそんなに脅かされてる感、ないよね……つまんない……」
すでに引っ掛かっているらしい。進行形で語られたが、そんな風にも見受けられない。
もっとがんばんなよ、堪えてないよ、と厄介な女を激励したい。
相手の注文を冗談だとて止める訳にもいかない。あと冗談だというならもう少しこう笑えるようにしてほしい。ガチにしかとらずにそのまま注文を通し。
店主は客のペースを見て次の酒を選んでいるようだった。
富裕地区のような最上級品こそ置いていないがそれなりに質のいい酒を取り揃えている、が、基本的に女性客向けなので度数にも限度はあるようだ。
「びんぼーしょー。消毒用アルコールでも呑んでればいーのよ。
……あなたのオーダーのせいで潰れるまで呑めませんけど?」
高い酒効果はそんなところに出た。今日はちびちびやるしかなくなってしまった。
そして、次の酒はどうしようか、と店主が考える間もなく同じものをオーダーされて速やかに干されれば、うっすら笑みを浮かべて承って手際よく二杯目を出した。
「……途中から、消毒用アルコールで、いーですよー?」
それを見て、こっそりと小さな声で店主に向けて囁いた。通らないだろうが。
■カーレル > 「無理やりって訳じゃねえから俺が全面的に悪いわけじゃないだろ…精々、半分アウトくらいだ
後はまあ、深窓の令嬢には男だったら一回くらいは焦がれるだろ、男だったら…」
彼女に男の浪漫みたいな話をしても判るはずもないだろうが
王子様が手に届く範囲にいたら…とか、口から出かかったのでグッ、とそれを飲み込み
「いやー…どうかな、俺が見た所、ティアは良くも悪くも逞しいから…
冒険者はそうでなけりゃ生きていけないってのは判るけど…それにしたって…
無関心じゃいられないほど、あの日が良かったんでない…?本当の所は知らんけど」
未だに刺客を送ってくる程度に自分の事を考えていると思えば健気に思えてくる
可愛げある女だよ、とか苦笑交じりに笑いながら言ってのけて
ちょっと待て、の一言でも彼女の方からあれば、当然、冗談として注文を止めたが、
それがないので当然、そのままどんな料理が出てくるかは知らないが、平らげるつもりでいる
酒でも料理でも、人様の金での飲食は普通の倍は美味いと感じる気性である
「潰れるまで飲むつもりだったか?
そんなつもり無かったクセによく言うわ…そういうとこ、しっかりしてっから小うさぎちゃんになれんのよなあ」
二杯目のグラスと入れ替えに空になったグラスを差し出し
今度はゆっくりと酒の味は判らぬが味わう風でちびちびとゆっくりグラスを傾ける
「流石にそれを飲もうとは思わんな…
あー…来た来た、どれ、この店の料理は……わー、クリームたっぷりのクソほどデカいケーキ…」
供された料理の一品目は想像の上を行くケーキであった…
本来であれば切り分けて供されるものだろう、流石にコレはと思えば、そっと皿ごと彼女の方へ押しやり
■ティアフェル > 「はあ? なに云ってんの? 解雇沙汰になった辺りプロ意識が欠如していて全面的に悪い。
令嬢ずるいわあ……。生まれながらにモテ期か」
庶民との格差。逆に王子様願望がある女性だって多い訳で誰しもあることなのだろうが。
貴族に生まれない訳じゃなかったが、得してんなーと感じ。
「…………。どーせゴリラだもんね。ゴリラがうさぎになりたがったって土台無理な話よ……。
ゴリラでも妥協できる相手を探す他ない現実……。今からでもたおやかに生きれれば……無理だけど……。
ほんだらより戻せばいんじゃない? いーよね、リア充は」
っへ、惚気かよ、とやさぐれた。いじいじとゴリラなりに落ち込む。
こんな調子なのでプライベートがうっすいのは自業自得。
基本酒を出す店なので、料理らしいものは大分簡単なものしかでない。生ハムだとかチーズだとか、スモークサーモンだとか。そんなものが乗せられた小さなカナッペだとか。質はいいが綺麗に盛合された量は少ない。そんな程度しか期待できない。
「な訳ないっしょ、ウワバミに釣られて飲むのは懲りた。前は飲み過ぎて翌日死んだもん。
っふ……いっそ小ウサギを愛でる側になるのも……有りかも知らん……」
半ば真面目に考慮し始めてしまった。甘やかされそうなうさぎになるのは投げた。
果汁の利いたワインを飲みながら綺麗にカットされたフルーツを摘まみ、そして隣にケーキが運ばれているとすぐにこっちに回って来て。
「えー…? この時間に甘いのー…? やだな、太っちゃう……」
でも食べちゃう。食わんのかい、と口を尖らせつつ、ケーキにフォークを突き立て。
「頼んだからには食わなきゃ駄目でしょ、ほらあーん」
取り敢えず、なんでもいいからと注文しておいてまったく手を付けないのは悪いでしょ、と大きく一口取って、押し込む態。
確実に度数の強い酒には合わなそうなので、大半はいただくが。
■カーレル > 色々とキツい職場で待遇も…とそうなるに至った経緯を語ろうと思った
しかし、彼女の言うことが最もで言い訳するのもなんだかな、と思えば、仰るとおりで頷く他無い
令嬢がモテ星の元に産まれたかどうかは正直判らないけれども、高貴な身の上であれば、
好む好まざるは別として婚姻の相手に困ることはないのだろう…とは思う
「別に惚気けているつもりもないけどな…
だいたい、クビになったとこの関係者となんて関係修復できるわけないっしょ
まあ、言っちまえば生きる世界が違うわなあ……―――ティアも毎日、怪我人癒やして充実してるんだろ?」
いじける自称ゴリラガールを慰めてみる
さあさあ、食べて元気だしてと並んだカナッペやフルーツの盛り合わせを彼女の方へそそっと押しやる
払いは彼女なのはこの際、棚上げにしておき、取り敢えず機嫌を直して頂こう
「…そら見ろ、愛でる側、言っちまえば世話焼き側じゃないか…
実はもう、泥沼にハマる一歩手前だったりしてなー…健気な少女を甘やかすのが生きがいの、
特異なオジサマでも探さんと……そこら中にいそうと言えばいそうだけど」
隣で真面目な思案する彼女の表情を横目に眺めつつ、それを肴にグラスを傾ける
小ウサギちゃん、とは言わぬが年頃の娘の悩む表情は中々に酒が進むものであるかもしれない
押しやったケーキにフォークが突き立てられて、口元までたっぷりとクリームの乗った一片が差し出されれば、
うっ、漏らしつつも口を開けてそのまま、ぱくりと食べてしまう
甘いものは嫌いではないが流石にこの量、半分でも食べれば明日は胸焼けになりそうであった
「んぐっ…ん、良いけどね…俺も食い物無駄にすんなって言われて育ったからさ…
でも、残りも甘味ってことはねえよな…?パフェだの、なんだのと出てこねえよな?」
ごくん、と押し込まれたケーキを飲み込み、グラスの酒を流し込む
女性向きの店舗故、嫌な予感が頭を過ぎる
程なくして運ばれてきた料理に青ざめたか、安堵したか…はたまた―――
■ティアフェル > 「逆にクビになったんだから、フツーに付き合えるんじゃん。仕事上の弊害があると大っぴらにできないだろうけど、もはや障害物ゼロってことでしょ。
………なんだか取ってつけたように云われると何も充実してない気がするからよして」
雇用主とかその娘とかには手を出すとマズイことしかないが、もはやそんな事情もなくなったのならば普通はやりやすくなるもんだろうが。よく分からないが。
それにしてもこの流れて慰みめいたことを云われても響かない。わたし夜はあんま要らないもん、とでかいケーキまで片付けなくならなくなったので、押しやられた皿を更に押し返した。あと食べないなら注文しないで欲しい、と逆効果。
「世話は焼きたくない……かわいいものをただ愛でるだけがいい……。自然と焼いちゃうのは諦めるけど、世話を焼くつもりで関わりたくない……。
わたしの薄っぺらいオフよりも……自分の方をどーにかしなさいよ」
段々遠い目になりながらぶつくさ零していたが、やがて嘆息がちに反論。
自分の方のプライベートをもっと分厚くなさってはいかがかと半目を向け。
ケーキがイヤならメニューも見ずに高いものを注文せずに食べたいものを選べばよかったのに、自業自得で全部食べさせてやりたいところだったが、まずそうに食べられるのももったいないので、一口は無理矢理食べさせて、あとは不承不承引き受けた。
大きなケーキのひとつくらいは訳もない。しかしこれで太ったら苦情を捩じ込むが。
残りは引き受けて、あまあま、と目を細め。
「知ーらない」
残りのメニューに不安を覚えてる様子に含み笑いをしながらそっぽを向くが、結局空気を読むタイプの店主は強い酒と一緒でも美味しく食べられる量は少ないが上質で見た目の綺麗なオードブルを出してくれたのだった。
――ちなみに消毒用アルコールは当然お手々にしか提供されませんでした。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からティアフェルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からカーレルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に黒須さんが現れました。
■黒須 > 【待ち合わせ中】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にネムさんが現れました。
■黒須 > (平民地区。日々変わらない街並みをしている街。
ここでは、様々な出来事が起きる。
ある時は笑い話、ある時は泣き話、ある時は別れ、ある時は出会い…。
そんな、どこにでも起きるようなことが平和に混じり合う、賑やかなところで会った。)
「…相変わらず、多いな…。」
(その人波の中、端を歩き、その様子を眺める男が居た。
少し涼しくなったとはいえ、まだまだ夏の日が続いている時に全身を黒一色に染めた男が、酒瓶を片手に立っていた。
サングラス越しからでもわかる鋭い目つきにポーカーフェイス。
狼のような広くて長い髪は、見る人間に熱さを伝えているかの様であった。)
「さて…どっかで一服過ごすか…。」
(日課である酒飲みをしようと丁度良い場所を探し始め歩き始める。
どこ人よりも目立つような長身を揺らしながら、場所を探して歩き続ける。)
■ネム > 照り付ける日差しも、ほんの少しだけ和らいだ頃合い。
それでも王都の大通りともなれば人通りは多く。
旅人や商人、冒険者に騎士、はたまた踊り子まで。
その人種、服装も様々。
そんな中に混じって、賑やかな音楽が奏でられる。
酒場で耳にするような吟遊詩人のリュートとは少し違ったそれは、
賑やかな街の陽気に見合った軽いテンポのそれ。
通りを行くものたちが音楽に誘われて視線を向けると、
そこには子どもの背丈と変わらないクマのぬいぐるみが、
器用にもアコーディオンを奏でている姿が見られるだろう。
そして、その傍らでは小柄な少女がそっと佇み。
「~~~♪」
澄んだソプラノで歌声を添える。
■黒須 > (しばらく探し回るにも中々丁度良い場所はみつからなかった。
静かに酒を進めたいと思っていたのが、こうも人波があると落ち着いて過ごすことも出来ず、ツマミにしても気が滅入るだけであった。
仕方なく、どこかの屋根で過ごそうとしていると、ふと歌声が聞こえる。)
「…この声は…。」
(どこかで聞いたことのある声。
瞼が重くなり、思わず眠りに付いてしまうようなそんな歌声に聞き覚えがあり、確かめに行こうとした。
発達した聴覚を使い、その歌声の元を探すと、人だまりを見つけた。
そっと近くで降りて、その様子を見てみる。)
「…ああ、やっぱり、あいつか…。」
(歌声の正体はやはり、あの時の少女だった。
子守り歌を歌ってくれたことにより、その声を覚えており、簡単に見つけることが出来た。
人混みに紛れるのは趣味ではないが、たまにはいいだろうと思い、邪魔にならないよう最前列へ。
サングラス越しから少女とぬいぐるみの不思議なセッションを眺めることにした。)