2020/08/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にイディオさんが現れました。
イディオ > (冒険者ギルドに続く酒場は、今日も喧噪に塗れている。楽し気に笑い、酒を酌み交わす冒険者。何事かの相談をしている冒険者。喧嘩している冒険者、ゲームをしている冒険者
冒険者以外の人もいるが、大体はギルド職員、もしくは酒場の関係者と言う状況、偶に依頼人とかが来るのだろうな、と言う程度の所か。
冒険者満載の酒場の片隅のテーブルに、楽な恰好をしている冒険者、冒険者とて何時もいつでも、フル装備という訳ではない、状況に依っては装備を減らすこともある。
男は今日は依頼などは行わずに休み、一日のんびりしていた。その終わり、食事と酒を兼ねて冒険者ギルドの酒場に来たのだが。
男のテーブルには、今は冒険者イディオ一人、そして、料理とかが並んでいるのだが、それとは別に、一枚の細長い紙があった。)

「―――……、ル・リエーの水遊場、ご招待券―――。」

(細長い紙の招待は、男がつぶやいたものであり、そして、それを手に入れたのには、訳がある。いや、無い。
休日として、冒険の必需品などを買いあさっていたのだが、商店街の福引券をもらい、福引をした。当たった。
ただ、それだけ。
しかし、困ったことにチケットはペアチケット。
そして、男には声を掛けるべき相手が居ても、声を掛けることができないヘタレだった。
そもそも、現在の恋愛観と言うのも学習最中であり、自分が声を掛けて良いのだろうかと考えるレベル。
誰かにあげるとか、売るとかそういう事も考えたが、ペアで動いている冒険者の知り合いは今は居ない。出かけているのだ。
なので、さて、どうしたものかと持て余しているチケットを前に、酒を一口煽り。
うむむ、と唸るのだ)